やっぱり悲しい

　マンガを読みながらアニソンを聴いた。

　漫画は好きな作品の一つ、弓月光氏の甘い生活、アニソンはこれまた好きな歌手の一人、森口博子のメドレーを聴いた。
　漫画を読みながら笑っていたのだが、何故か急に悲しくなった。
　メドレーで流れているのは元気な頃にはよくカラオケで歌っていた曲目だ。
　読んでいる甘い生活は学生になって一人暮らしをし出した頃に連載が始まってその時から単行本をよく読んでいた。
　だからか昔を思い出し今や歌うという行為も絵を描くということも出来ない。
　物理的に出来ないという訳ではなく自分の納得できるようなことができなくなったということだ。
　歌に関しては音程が取れない、思った声が出ない、吃るようになった、こんな感じだ。
　絵に関しては利き手だった左手が全く動かない、右でと考えるがうまく筆が運ばなく、それ以前に描きたいという意欲が湧いてこない。
　そんな現実を顧みてしたいことができなくなった自分に悲しくなったのか？
　かと言って他にしたい事は今のところない。
　強いて言えば旅行はしたいしこれも趣味の一つだったが先立つものがないし元気だった頃に比してもっと金がかかる。
　これから何を楽しみにするか。