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理解すること、理解されること


 私は今している仕事で結構なしくじりをしでかしてしまい自宅休養を命じられている。
 車椅子で職場には通っており一目で何かしらの障害を持っているのはわかる。だからこそ私にできるであろう業務をあてがってくれていた。そしてその中で自分なりだが懸命にその業務をこなしてきたつもりなのだが、ここで自分でも思いもよらない事をしてしまった。そのせいで勤務態度が悪いという事で、自宅待機を命じられた。
 こちらから言わなかったから悪いのだが、脳出血と、それに伴う高次脳機能障害を伝えてなかった。そして、勤務先には看護師や医師がいるので脳出血による麻痺だけ伝えてればわかってくれるという思い込みがあったのは否めない。正直相手に対して甘えていたのだろう。それは障がい者だから慮ってね、何かしでかすかもだけど多めに見てね、という自分勝手な気持ちだ。
 こと仕事に関してはそれは厳禁なのにだ。
 この姿を病名を見て理解してくれている、と言った思い込み、わたしの現状を理解してもらおうとする働きかけをほとんどしなかったからに他ならない。
 私への印象は悪いだろうからこちらから何か働きかけることはできない。どうあってもあの輪の中にこれまでの気持ちで戻るのはできない。
 これも自分の撒いた事だから自分から身を引くのが正解なのだろう。願わくば障がい者みんながそうなんだといった考えを持たないで欲しい、それだけだ。
 言い訳になるが自分の障害がここ迄とは思わなかった。脳出血による脳へのダメージは思ったより大きい。脳出血を罹患された方も家族が罹患された家も病気の前とは同じに見えても違うというのは理解してほしい。
 病気に対する自身の甘え、障害を持ってしまうほどになるとしょうがないのかもしれない。これこそ私が言うことではないのだろうが、そんな気持ちになってしまうのはどこかで理解してほしい。その上で注意なりしてもらえるとこちらの気持ちもどこか納得できる。

#しくじり #脳出血 #高次脳機能障害 #理解してもらう #脳のダメージ

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