11月20日スタッフへの手紙
スタッフへ送った手紙をこちらにも共有してまいります。
参考になれば幸いです。
今月も一か月お疲れ様でした。
今年も残すところあと1カ月となりましたね。早いものですね。体調管理、感染予防をしっかりとして、元気に、穏やかに皆で今年を終えたいものですね。
でも最近のニュースでは、暗い話ばかりが目につきますね。ウクライナの戦争もなかなか終結を迎えないし、パレスチナ問題もすでに子供を含む4万人以上の人が亡くなっています。国内では闇バイト問題で若い子供たちも含む犯罪者が、一般の家庭を強盗で襲ったり、殺人までおきてしまっています。そんな情報を見聞きしていると、気分も落ち込み、暗い気持ちになります。でもそれだと自分の人生まで暗くなってしまいますよね。
そんな時、どうしていますか?また、自分の想い通りにならない時や悩みが出てきた時、皆さんはどう解決していますか?
私は、理想と現実の足りないものに意識を向けてイライラするよりも、今現実に在るもの(リソース)に目を向けて、それをどう活かして、理想に近づけるか?という考え方を意識して取り入れるようにしています。
すると、現実は何も変わっていなくても、意識が前向きになるだけでなく、実際に物事がうまく進むという経験をたくさんしてきました。多分現実を変える時の心構えが前向きになっているからだと思うのです。
一見、簡単そうな考え方ですが、これはとても重要だと気づきました。
「無いもの」に意識を向けるのではなく、「あるもの」に意識を向けるのです。
例えば、仕事がある。皆さんはご利用者から喜ばれる仕事を持っています。自分の関わりにより、人を喜ばせたり、幸せにできるそんな環境にいらっしゃるわけです。
それはやりがいを得られ、人としての自己有能感や自己効力感をも得ることができます。そしてその対価としてお金をもらって生活をすることができています。それって本当に素晴らしいことですよね。
また、健康に暮らせる身体があります。人それぞれ身体の悩みを持っている人も多いとは思いますが、少なくとも毎日仕事をして暮らしを営める健康な身体と脳を持っていますよね。それはとても幸せなことです。
お金がないと感じる人もいるかも知れません。でも、毎日美味しい食事をとるお金がある。外食をしてプチ贅沢をする余裕もある。十分に生活できるお金があったり、少ないけど、ボーナスなんかもある。そう考えると不安が少なくなるはずです。
意識を無いものから在るものへ変えると人にも優しくなれます。これしてくれない。からこんなにしてもらっている。となってくるのです。
「人生は心ひとつの置きどころ」
という言葉があります。自分の意識をどう保つのかということで、人生が大きく変わります。
「今在るものに意識を向けて、感謝で心を満たしましょう」