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スタッフへの手紙
今月も一か月お疲れ様でした。
最近は一気に寒くなってきましたね。急激な気温の変化で体調を崩している方も多くなっているようです。体調管理に気をつけていきましょうね。
さて、我々の介護事業所では、ご利用者の方に、様々なお手伝いをしていただいていますね。例えば洗濯物をたたむことや、食器を洗ってもらう、食器を拭いてもらうことや庭の草木に水をやってもらう等ですね。
ご利用者の皆さんは、それを嫌々やるのではなく、イキイキと、それはとても楽しそうにやってくださりますね。
その意味とは何でしょうか?ご利用者の仕事をすることで、人の役に立っているという喜びだと思うのです。人の役に立つという事で、人としての自尊心、そして人としての尊厳につながっていると思うのです。
ご利用者様は、「生きがい工房」では、どちらかというとスタッフの方々からお世話になる人です。
食事を用意をしてもらう、お風呂に入れてもらう、トイレのお手伝いをしてもらう。そのような中で人からしてもらうことが増えていき、だんだんと人としての自尊心が低下してしまったり、自信が無くなってしまい、自己肯定感も下がってしまうことがあります。それは、人の尊厳が低下することになります。
しかし、生きがい工房で、自分のできることは自分でやる。
お手伝いができることは積極的に手伝う、その中で、スタッフから褒められ、スタッフやほかの利用者から褒められ感謝される経験を通じて、喜びややりがいを感じるだけではなく、失いかけていた、自尊心や自信も取り戻すことができるようになると思うのです。
そのことはご利用者様にとってはものすごく大きなことだと思うのです。
生きがい工房でお手伝いをしていただくことはまさにそのためなのです。それが我々が考える「自立支援型の介護」だと思うのです。
人の幸せとはなんでしょうか?温かい人間関係がある事、そしてその中には、人から必要とされたり、人から感謝されたり、自分を自分として認めてもらえる、すなわち人の尊厳を認めてもらえることではないでしょうか?
介護を通じて、そんな喜びや幸せをかんじてもらえるような生きがい工房になっていきたいと思うわけです。
皆さまもぜひそのような意図を理解した上で、日々の介護を進めて頂けますようお願いします。
2024年も皆様には本当にお世話になり誠に有難うございました。来年も皆様にとって良い年になりますようお祈りしております。
良い年をお迎えくださいませ。