【ライター塾】ちょいエモーショナルなコピーを書きたいとき
ライターの学びを残すノートとして記録しています。
まだまだヒヨッコのライターです。
現在師匠の下で学びながらお仕事をさせていただいております。
お仕事のご依頼・ご相談はこちらまでどうぞ。
さて、私は現在某大手企業さんのお仕事をさせていただいております。
お仕事といっても師匠の影でちょっと関わらせてもらって、きちんとチェックいただいて、色々指導していただきながら納品しているわけです。
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はい、それでは。本日のテーマは…
エモーショナルなコピーを書く
結構苦手な人も多いと思います。
逆に、得意と思ってる人は、周りの方が若干引いちゃうようなポエミーでクサクサなのを書いちゃってるかもしれません。
私はもともと新聞寄りの会社で叩き上げられていることもあり、そういうエモーショナルなヤツを冷めた目で見ちゃう方なので…毛嫌いしていました。
でもライターとなればお客様のご依頼で書くことも多く、ご要望に応えるようなものを書かなければなりません。
実際今回はそういうオーダーが来て、私はめっきり悩んでしまったわけです。
そこで勉強になった学びを紹介します。
①ちょっと疑問詞にしてみる
語尾が疑問詞のコピー、たまに見かけませんか。
実はこれ結構使えるんですね。
「桃太郎は、桃から生まれた」
→「桃太郎は、桃から生まれたのだろうか」
あ、なんか普通の言葉がそれっぽく聞こえる気がするw
いや、でも実際に、
疑問詞を使った結構有名なコピーがあるんです。
「24時間戦えますか」(リゲイン)
「きれいなお姉さんは 好きですか?」(panasonic)
「あした、なに着て 生きていく?」(earth music&echology)
なるほど。
上記の実例はもっと考え込まれて作られているけれど、
まずためしに疑問詞にしてみるのはアリかもしれませんね。
②あのアーティストならこんな歌詞になりそう
エモーショナルな言葉の代表格が歌の歌詞だと思うのです。
実際に行き詰まっていた私に、見本を示しながら師匠はこう言いました。
「なんか、ブルーハーツの歌詞っぽいよね」。
なるほど。
「ドブネズミみたいに美しくなりたい」
「どんな記念日より、あなたが生きている今日は、どんなに素晴らしいだろう」
「人に優しくされたとき、自分の小ささを知りました」
とか、そういう感じですね!
これは歌の歌詞を読み解くのが好きな私には結構ドンピシャなアドバイスで、エグザイルの歌詞とかスピッツの歌詞とかユーミンの歌詞とか山下達郎の歌詞とか、めちゃめちゃ良い参考例があるわけです。
彼らの歌って売れてるわけですから、多くの人に訴えるものが詰まっているし、嫌われてない。クサいとエモーショナルとかっこいいとロマンチックと、、いろんなギリギリのいいところをついていると思うのです。
本が好きな人なら作家に当てはめてもいいかもしれません。
③漢字や響きであそぶ
日本語っていろんな表現があるから素敵で、言葉遊びもできるんですね。
師匠はこんなお手本を示してくれました。
「◯◯の夢中が、△△の夢になる」
「夢中」と「夢」って同じ感じの言葉だけど違うんですよね。
そんな感じであそぶと「オッ」となるんだと思います。
あしたのもと味の素(味の素)
インテル入ってる(インテル)
一瞬も一生も美しく(資生堂)
相反する言葉を一列に並べたり、響きの似た言葉を並べたり(一歩間違うとオヤジギャグ)、言葉遊びをしてみると、煮詰まったアイデアも少し楽しくなるかもしれません。
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いかがでしたでしょうか。
こんなことを考えながら、いい具合にお客様のニーズに応えられるコピーを考えたわけです。
皆さんはどんな感じでエモーショナルなコピーを考えていますか?
ライターに求められる学びは多々ありますが、こんな感じで記録とまとめができればいいなと思います。