【体験レポート】ヘアドネーション
一時期流行したヘアドネーション。
その頃私の髪は肩より短いショートヘアでした。
お金もろくにない私が誰かのためになれたらと、
髪を伸ばし始めて3年。
ようやく髪を寄贈できました。
せっかくなのでレポートにしようと思います。
1.ヘアドネーションとは
ヘアドネーションは簡単にいうと、
「カツラ」にするために髪を寄付するもので、
NPO法人 Japan Hair Donation & Charityさんが取りまとめています。
同団体に寄せられた髪は、主に「メディカルウィッグ」に使われます。
抗がん剤の副作用などによりウィッグを必要とする人が、安心して使える医療用ウィッグとなるのです。
JHDCでは、悩みを抱える18歳以下の子どもにメディカルウィッグを完全無償提供しています。
2.切る前に気をつけること
髪は人毛であれば概ねOKです。カラーやパーマをしていてもOK。髪質もくせ毛も白髪でも喜んでもらえます。ただし、ドネーションの大条件は長さが31cm以上あること。最近は16センチ以上とかでもできるみたいですけど、規定をよく確認しましょう。
31cmというのは、頭をすっぽりと覆う全頭用ウィッグに用いる毛髪の世界的な基準「12インチ」をセンチメートルに換算した長さ。切った後の長さをどうしたいかにもよりますが、大体胸あたりまで髪があればできるかな…くらいです。
3.美容院でカット💇♀️
ヘアドネーションは寄付できる形態が決まっていて、小分けに束ねた髪の結び目から1cm上をカットすることが定められています。カットする前に、美容室でドネーションしたい旨を伝えましょう。
ヘアドネーション賛同サロンであればそのまますぐできますが、そうではないサロンで切る場合はヘアドネーションの方法を一読してもらう必要があります。
あと、切った後にどれくらいになるかもきちんと話しましょう。ロングヘアからバッサリいきますのでかなり自分的にも変化します。
私はあんまり髪型にはこだわりないけれど、毎朝寝癖のケアが面倒なのは勘弁でしたので、
どのくらい短くて、
パーマをかけるとか、カラーはどうだとか、
どの程度のケアで毎日イケるかを話しました。
あと、これは切った後に気づいた事ですが、髪型が結構変わるので、持っている服が髪と不釣合いになることもあります。
さて、ここまできたら、あとは切るのみ。
美容師さんが断髪式みたいに結び目の根元を切ります。行きつけの美容院だったのでワァワァ言いながらやってて、新人の女の子に「やる?」って聞いたけど「いえ、怖いです!」って言ってた。
美容師さん側からすれば、いつもは頭側を優先して切るけど、ここでは切り落とす側を優先して切るんだもんね。いつもと違う作業だ。
切り落とした髪が私の前に並ぶ…。ついさっきまで私の体の一部だったものがこう並んでいるのは不思議な感じ。
なんか、江戸時代とかにこういうのが死んじゃったお知らせで送られていたような。。
自分の頭はスッキリ横顔美人風ヘアにしてもらいました。周囲の方からも好評で気に入ってます。
4.髪を送る
切り落とした髪はこのままNPO法人 Japan Hair Donation & Charityさんへ美容室から送ってもらうこともできるし、自分で送ることもできます。
任意でドナーシートを記入します。カラーやパーマをしているか、性別や年齢などの項目がありますが「無理のない範囲でご記入ください」となっています。かける範囲で書きましょう。
あと、ヘアドネーションは受領証をもらうこともできます。返信用封筒を作って一緒に送りましょう。
JHDCでは郵送する際に、追跡できるレターパックを推奨しています。
①束ねた毛髪(私は散らからないようビニール袋に入れました)
②ドナーシート
③(受領証が欲しい場合は)返信用封筒
を入れます。複数名の髪を一緒に送ることも可能ですが、以上の3点が1名ずつ1セットでわかるようにしましょう。
5.完了
数日後、我が家に受領証が届きました。
途中何度か、髪を切ってしまいたい衝動に駆られましたが、なんとかやり切りました。誰かの役に立てていれば嬉しいです。
個人的にはガラリとイメチェンできて、気分爽快です。
まだちょっと後頭部や首が寒いけど、季節は春だし、ブランニュー自分を楽しもうと思います。
地道に模索して生きています。ライティング、デザイン、セールス…etcワンストップでいろんなことをお手伝いできる地域のプレイヤーにサポートいただけますと嬉しいです。