「超初心者向け講座」 従業員持株会のメリットとデメリットを解説します
従業員持株会(以下:持株会)という言葉を知っていますか?
現在、東京証券取引所に上場している企業の8~9割が持株会を導入しているというデータがあります
私も持株会に加入したのですが、当時は持株会についてあまり分からずにメリットだけ聞いて加入してしまいました
ですので、あの時の自分に伝えられるなら..という心持ちでつらつら綴っていきます
持株会とは?
会社が従業員に自社株を保有させる制度のことをいいます
従業員は持株会に加入し、毎月一定額を収めることで額に応じた自社株を受け取ることができます
言い換えると「毎月任意で設定した金額分、会社の株を買う」という制度になります
加入するメリット
1,少額から株式投資をすることができる
普通株式投資を行うとなると単元株(100株)単位の取引になるため、1株が100円だとしても100円×100株で10000円が最低ラインになります
しかし持株会は1000円から始めることができるため、高額を用意することなく、積立に近い感覚で財産を増やすことができます
2,時価より安く(お得に)購入できる可能性
これはどういうことかというと、持株会で株式購入する場合に購入時に会社が1割とか2割多く負担してくれることが多いです
※毎月の負担額を10000円にしていたら、会社が1割とか2割多く負担してくれるので、11000~12000円分の自社株を購入できます
3,会社の業績が上がればおのずと株価も上がる
自分が頑張って会社の業績が上がれば、株価も上昇することが多いですので、自分のやる気や生産性を上げるという意味でも加入するメリットになります
4,天引き積み立てによる負担少
株の購入は証券口座を開設して、、予約して、、などいくつもの工程が必要ですが、持株会は給与から天引きしての購入ができるため購入に対するハードルを下げることができます
加入するデメリット(リスク)
1,投資方法が一括投資になってしまう
リスク分散のため、「どこかに依存せずに自分の勤めている所以外のところからの収入源も増やしていこう」という流れがある中、給与のみならず株式投資も行うとなると一括投資状態になってしまいます
もちろん会社が伸びたときのリターンも大きいですが、ハイリスクハイリターンになってしまうのでこの観点から持株会を否定する人も多いです
2,売却期間に制限がかけられるところもある
これはインサイダー取引を回避するために、決算発表後何日前、何日後までの期間しか自社株は売買ができないという制限がかけられていることがあります
株式投資は流動性があるというのがメリットであるのに、上記の好きなタイミングで売買ができないというのは痛すぎるデメリットです
さいごに
私が1年前に戻り資産形成をするという観点で考えた場合、持株会には加入しない選択をしたほうが良かったというのが本音です。
(するにしても入社時ではなくよく理解してから..)
しかし持株会に加入している人の中には、資産目的ではなく「会社が好きで数年、数十年尽くす覚悟」や「モチベーションアップ」のために加入している人もいると思いますので、すべての人には当てはまりません。
まだまだ書くことはありますが、超初心者編ということで今回はこれくらいにいたします
もし誤りがあったら記事の更新や少し掘り進めた新規記事を投稿出来たらと思います!ここまで読んでいただいてありがとうございました。