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【読書記録】2024年8月

前回の記録からすっかり時間が空いてしまった~~
めげずに書きます。

今月からサムネイルの写真は、その月に楽しんだものを入れることにする。8月は下北沢のカフェ。


●心理的安全性のつくりかた(石井遼介 著)

Googleによって有名になった「心理的安全性」について、心理的に安全なチームを「メンバー同士が健全に意見を戦わせ、生産的でよい仕事をすることに力を注げるチーム・職場のこと」と定義し、そのために必要な要素を様々な角度から解説している本。

心理的安全性に必要な因子を①話しやすさ②助け合い③挑戦④新奇歓迎と掲げてはいるものの、
一番は「自分自身の行動を変えること」であるというのが強くメッセージとして印象的だった。

そして、すぐにでも意識すべきことは山ほど書かれていたけれど、個人的には「相手よりオープンでいること」と「行動の品質と歓迎したい行動自体を切り分けること」が目から鱗だったことで、
相手の行動や意見全部を完全にわかろうとしなくて良いんだと思えたのが大きな収穫でした。

自分の立場や年次が変わっていったら、また必要となる行動が変わってくる気がするから、定期的に読み返したらヒントを貰えそう!と思います。


●具体と抽象 ~世界が変わって見える知性のしくみ~(細谷功 著)

「抽象概念を扱うとはどういうことか」を「具体」との対比を用いて説明している本。
抽象化は一言で言うなら「枝葉を切り捨てて幹を見ること」で、何を幹とするかはそのときの目的方向性により変わってくる。

そもそも抽象度が合わない議論は重なり合わないというのは前から思っていたけれど、

抽象度が高い仕事に必要なのは個人の創造性(個性)、具体性の高い仕事に必要なのは秩序や生産性(マネジメントやチームワーク)と異なっていて、
その人がどちらの仕事に慣れているかによって仕事を進めるうえで大切にしたい価値観がまるで変わるという解説がものすごく腑に落ちた。

(最近何か言葉や事象を抽象化することが必要な仕事が本当に多くて、でも周りと会話の位相を合わせるのに苦しんでいたから、読みながら「この現象だ…」と何度も首を縦に振りました。。。)

抽象度を自由に使いこなせるようになるにはまだ時間がかかりそうだけど、概念として知ることが出来たのは大きくて、具体と抽象の変換を意識的に行うようにしたい。


以上。
本って、そのときは読んだ内容を覚えているのに、数週間も経つとすっかり忘れているもの。アウトプット大事ですね。。。
どうにか続けるぞ~

読んでくださった皆様、ありがとうございました!

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