
【番外編】まぼろし博覧会を愛でる
お久しぶりです。
1年振りの記事となります。
1 まぼろし博覧会とは
静岡県の伊豆半島の東側に位置する伊東市。ここにとあるテーマパークがあります。
発端はメディア。特に先日、NHKの人気ドキュメント番組『72時間』の舞台ともなりました。
SNSにはどのような書き込みされてるのか。
「入って5分で精神崩壊する」
「サブカル好きにはたまらない」
「当時◯◯の場所にあった看板が、今まぼろしに置いてあるから訪れたい」
「一度まぼろしに見に行くのが目標」
「名物館長さんを定期的に見に行きたい」
などと書いてある。
ちなみに、館内はツッコみ所な場所もあれば、逆に関心してしまう場所もある。
下の案内図を見てほしい。

『大仏殿』『昭和通り抜け』『ほろ酔い横丁』『まぼろし島』『メルヘンランド』他
文面だけでは想像もつきくい。唯一『大仏殿』だから、石像があるのかなーと訪れると

的屋のおもちゃの雰囲気から巨大な聖徳太子の像が覗いているカオスであるし、
はたまたエジプトピラミッドや、モアイ像があったりする。
なので、今回はあらかじめお伝えしたいのが『まぼろし博覧会』の中にある
性地巡礼の場所のみフォーカスする。
2 秘宝館とは
『秘宝館』という言葉は聞いたことはありますかと尋ねられたら何と説明するか。
主には性器を象徴したもの、或いは男女の交歓をテーマとした古美術館等が展示されている。
昭和46年、元祖国際美術館(三重県、伊勢市 現在は閉館)を始め、多くの秘宝館が日本中に点在していた。
どのような展示物が飾られているのか。
世界各地の性に関する美術、独自の世界観の性風俗を展示している。


でわ『まぼろし博覧会』には『秘宝館』とどう関係あるのかというと、
国内で既に秘宝館として役目を終えた、閉館された展示物を
回収し、展示している。或いはパネルにて閉館された施設の紹介もある。


閉館された資料の特徴を残すことも珍しいが
何より国内中の秘宝館の歴史館みたいに貴重である。
現在日本に唯一残るのは静岡県熱海市にある『熱海秘宝館』のみとなった。
この為、熱海の秘宝館を興味を持った人や
『秘宝館』そのものに興味ある方は是非訪れて欲しい。
3 まとめ
2000年前後に全国の秘宝館は閉館とされた。
その時代背景には需要が見込められないのもあるが
『秘宝館』一本での経営体制というのが維持管理の難しさも浮き彫りとされる。
数億の巨費を投じた展示物ほど性風俗への捉え方は
時代とともに見る側の感性も変化していったのではないか。
しかし、いくら時代が変化しようと繰り返されるものもある。
同時に僅かな需要というのが求められる。
目にする機会が無かったものの、全国の秘宝館のコレクションがこれ程まで展示してたのかを目の当たりにするのである。
『まぼろし博覧会』という場所は日々展示物のアップデートとがされている。
寄せ集められてた展示物の中にある、『秘宝館』への性地巡礼にはオススメする。
それはかつて現役で秘宝館で一部展示されていたあの世界観が
夢かうつつかの『まぼろし博覧会』で味わえるからである。