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物価が高いのよ


上昇し続ける物価

よく、欧米在住の人が「日本円で年収**」とか「給料は日本の倍」という書き込みをしているのを見る。確かに換算して直接比較するとそうだろう。 

が、そんな計算はSNS上のマウント目的でしか使えないことがほとんどだろう。いや、そもそも実際にはマウントすらできていない。収入が平均して高い国は、当然支出だって多いのだ。 
 
今、改めて思うのだが、何をするにも物価が高い。
 
具体的に見てみる。マクドナルドのビッグマックの値段はよく聞く話だから、もう少し別で身近なものを挙げていってみる。 
 
コンビニで買う水: 2.25 Euro = 355 JPY
レストランで飲むコーラ: 5 Euro = 790 JPY
子供服のトレーナー: 22 Euro = 3476 JPY
カフェのランチ + ドリンク: 16 Euro = 2528 JPY
ガソリン 1L: 1.8 Euro = 284 JPY 
 
うーん高い。今はEuro高円安なので、頑張って切り詰めて生活してEuroを貯金していけば、それを円に変えた時にお得感はある。だから上記に記載はしたものの、カフェやレストランなんて正直ほとんどいかない。が、それでもたまに家族にご褒美で行ったりする。街でショッピングをしたりする。そうやってすこし財布の紐を緩めたときの、財布から飛んでいく最大瞬間風速がすごいのだw 

先日子供服を買った時に、妻が「日本の西松屋だったら1000円しないで買えるのに・・・」とぼやいていた。
 
上記以外にも、各種保険だってかかるし、さらに日本に帰省する航空券なんてめちゃくちゃ高い。

本音を言うと

当たり前だが、自分達はこっちに家族のルーツもなければ、先代から引き継ぐ資産もないし、強いコミュニティもない。それに加え言語的かつ人種的なハンディキャップもある。 

海外移住が盛んに話題になっているが、それは隣の芝を青くみているだけじゃないかと思う。日本の人間関係がどうしても無理な人は良いかもしれない。そうでなければ、一部の駐在などの例外を除き、総合的にみて欧米の方が労働環境が良くて住みやすくて、という話には???となってしまう。 
 
仕事は楽しい。臨床面は充実してやり甲斐を感じるし、執刀医としての能力は日々向上を感じている。研究者として、より上のジャーナルと関わるようになり、研究も国際的になり、その中で大きな舞台での研究発表も予定している。ボスからの信頼と期待も強く感じるし、何より自分自身に更なる可能性を大きく感じている。 

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