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国際指導医になれた!

さて今日はプロクター(指導医)制度について話してみたいと思います。
何のことかわからん、という方も多いですよね?

僕は医療者ですので、医療現場における話になることをご了承ください。

このプロクター制度。昨今の先端医療の開発と発展に伴い出てきた概念になりますが、手術の円滑な導入と安全な普及を目的とした指導医の認定制度、です。

有名なところだとダビンチ手術などがありますね。

さて、国際プロクター、というのは何かというと、
先端技術を伝えるために、国境を超えて技術指導を行う、というものになります。

心臓・循環器内科の領域でいうと、低侵襲な治療方法として脚光を浴びたTAVI(経カテーテル的大動脈弁置換術)が、このプロクター制度を使って安全な治療を世界中に広めたのは記憶に新しいところです。

僕は、2016年に日本にTAVIのプロクターで来ていたBonn大学の教授と出会い、そこから連絡をとり、施設見学をさせてもらい、交渉し、ドイツ語を学び、今までのこの7年間につながります。

 
今回なんと
PASCALシステムを用いた僧帽弁閉鎖不全症に対する低侵襲カテーテル治療の、国際プロクターに認定して
もらえました。

ドイツでの知見や経験を伝え、日本での安全で効果的な治療導入をサポートするのが自分の役割です。

7年前、国際プロクターとして来ていたBonn大学の教授にTAVIを教わり、
その7年後、今は自分がBonn大学の国際プロクターとして携わる。

なんとも感慨深いです。

ここまで長い道のりでしたが、これからもしっかり貢献できるように頑張っていきたいと思います。



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