コミュニティについて_1

誰しも必ず何かしらのコミュニティに属していると思うけど、そもそもコミュニティとは何なんだろうか。

私は社会人のよさこいチームというコミュニティの代表をしているが、ただの友達の集いでも、職場のようでもない。

コミュニティに属していることで1人ではできない経験や価値を生み出すことができる。
その一方で、人間関係によって悩むこともよくあることだ。そのことで頭がいっぱいになり、貴重な人生の時間をその悩みで埋めてしまうこともある。


辞書的な意味での「コミュニティ」

共同体 [コミュニティ]
共同体(きょうどうたい)とは、同じ地域に居住して利害を共にし、政治・経済・風俗などにおいて深く結びついている人々の集まり(社会)のこと(地域共同体)。
Wikipediaより

なるほど。
"同じ地域"、"利害"、"深い結びつき"というのがポイントのようだ。
※ここでの風俗は世俗という意味。

「ゲマインシャフト」と「ゲゼルシャフト」

また、ドイツの社会学者テンニースが下記のような概念を提示している。(Wikipediaより)

ゲマインシャフト
 地縁、血縁、友情などにより自然発生した有機的な社会集団のこと。共同体組織。共同社会。

ゲゼルシャフト
 近代国家・会社・大都市のような利害関係に基づき機能面を重視して人為的に作られた利益社会。機能体組織。ゲマインシャフトの対概念。

なるほど、テンニースさんは「人間関係を最重要視する」集団と「利害や機能を最重要視する」集団で対比して考えたみたい。

日本の近代化

では、島国で開国によって一気に近代化した日本はどう変化したのだろう。

日本においては、下のような流れで近代化したと言える。

①労働集約型の農業を基礎に「協働型社会」とも呼べるものが形成されていた
②産業革命、工業化のプロセスに従って「企業共同体」へと変貌した(日本型社会主義)
日本の企業風土は企業そのものが「家族共同体」のようであると評された
③バブル崩壊、経済のグローバル化、終身雇用制の崩壊、派遣労働者の採用の増加等に伴い、日本の企業風土も1990年代以降大きく変貌した

近年、パワハラやブラック企業というワードが生まれたのも②から③への時代の流れかもしれない。


とりあえず今日はここまで。
次回以降は、世間の話題や自分が感じたことも絡めて考察していこうと思う。


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