「新説!白神のいにしえ展」に行きました。
12月、いつものことだが、雪が降ってきて、寒くなって、気分がパッとしないなという日も多くなり。そういえば、今月は生活の中に縄文成分が足りない!と気づき、なかなか行けないでいた青森県立郷土館の企画展に行ってきた。
新説!白神のいにしえ
ー津軽ダム建設に伴う発掘調査成果とともにー
2003~2015年まで青森県西目屋村で行われた発掘調査で出土された遺物を中心にした展示。
西目屋村は、青森県の南西部に位置し、世界遺産白神山地のふもと。
予想をはるかに上回る出土品があったそう。
初めてみるようなタイプの土器や、それが発見された時の土に埋まっているところの写真などなどなど、とにかく面白かった。
展示のチラシにも採用されている、この人面付土器。
何これ?
仏像?
大坂屋(青森の老舗 瀬戸物屋さん)で売ってる?
売ってるっぽいのは、薄いため、樹脂で復元したものらしいからであったが、それにしても、このお顔は一体・・・。
こちらの人面付土器、およそ3000年前に作られたそう!
わからない・・・。百歩譲って奈良時代とかなら納得するかも。
私の概念の上の上をいくことばかり。
ああ、だから私は縄文が楽しいんだなあと思った。
知れば知るほど、わからないことばかり。謎ばかり。
でも、謎だけど、知れば知るほど身近な気がする。
青森県立郷土館。
今回のは企画展だが、常設展示部分もとても見応えがある。
建物は、昔の銀行の建物で、登録有形文化財となっていて、レトロな雰囲気がいい。
展示室内部は、2年ほど前に大規模改装されていて、以前よりもかなり充実して見やすくなってます。
第1展示室が考古展示室で、時代ごとに分かりやすい配置で、とても楽しめる。
三内丸山遺跡など、各遺跡の展示室は、当たり前だが、そこそこに特化した展示がメインなので、ここのように全体から流れを見ることができると、頭が整理されていい。
郷土館、クセになるなー。
本屋さんで、縄文ZINEも仕入れてきたし、縄文成分を補給できて満足。
余談ですが、ZINEって、ジンって読むって、この前知った。ずっとジネだと思ってた。言ってた。恥ずかすぃ・・・。