【知らないと大変!】血圧がちょっと高め?実はこんなリスクが潜んでいる!
血圧がちょっと高めな人について
血圧がちょっと高めな人は、高血圧予備軍とも呼ばれ、生活習慣の改善によって血圧を正常に戻せる可能性が高い状態です。しかし、放置すると高血圧へと進行し、脳卒中や心筋梗塞などのリスクを高めるため、早めの対策が必要です。
血圧がちょっと高めとは、以下の基準を満たす状態を指します。
診察室血圧:130~139mmHg/80~89mmHg
家庭血圧:135~149mmHg/85~94mmHg
血圧がちょっと高めの原因としては、以下のような生活習慣が挙げられます。
塩分の摂り過ぎ
運動不足
肥満
喫煙
脂質異常症
糖尿病
ストレス
睡眠不足
血圧を下げるための生活習慣改善
血圧を下げるためには、以下の生活習慣の改善が有効です。
塩分を控える:1日6.5g未満を目標にする
適度な運動をする:週に3~5回、30分以上
体重を減らす:BMI25を超えている場合は減量が必要
禁煙する
脂質異常症や糖尿病などの基礎疾患を治療する
ストレスを溜めない
十分な睡眠をとる
血圧が高いと感じる場合は、医療機関を受診し、医師の指導を受けることが大切です。医師は、生活習慣の改善に加え、必要に応じて薬物療法も行うことがあります。
血圧を下げるためのポイント
継続することが大切:生活習慣の改善は、すぐに効果が出るわけではありません。継続することで、徐々に血圧が下がっていきます。
無理のない範囲で行う:いきなり生活習慣を大きく変えると、挫折してしまう可能性があります。無理のない範囲から始めて、徐々に改善していくようにしましょう。
自分に合った方法を見つける:色々な方法があるので、自分に合った方法を見つけて継続することが大切です。
血圧が高いことは、決して恥ずかしいことではありません。早期に適切な対策を取ることで、健康な生活を送ることができます。
参考情報
厚生労働省 e-ヘルスネット「高血圧」:
日本高血圧学会「高血圧治療ガイドライン2020」:
診察室血圧と家庭血圧とは
診察室血圧と家庭血圧
診察室血圧とは、医療機関で医師や看護師が測定する血圧です。一方、家庭血圧とは、自宅で自分で測定する血圧です。
診察室血圧と家庭血圧では、測定環境や心理的な要因などが異なるため、数値に差が出る場合があります。一般的には、家庭血圧の方が診察室血圧よりも5mmHg程度低めであると言われています。
診察室血圧と家庭血圧のそれぞれの特徴は以下の通りです。
診察室血圧
特徴:緊張や白衣の影響を受けやすい
メリット:医療従事者が測定するため、正確性が高い
デメリット:一時的に血圧が高くなることがある
家庭血圧
特徴:リラックスした状態で測定できる
メリット:普段の血圧を把握しやすい
デメリット:測定方法や機器によって誤差が生じる可能性がある
高血圧の診断では、診察室血圧と家庭血圧の両方を総合的に判断します。近年では、家庭血圧の方が脳卒中や心筋梗塞などの発症リスクをより反映することがわかっており、家庭血圧の重要性がますます高まっています。
家庭血圧を測定する際には、以下の点に注意する必要があります。
測定する前に、5分ほど安静にする
同じ時間に毎日測定する
正しい姿勢で測定する
適切なサイズの血圧計を使用する
血圧が高めまたは高血圧と診断された場合は、医師の指導のもと、生活習慣の改善や薬物療法を行い、血圧をコントロールすることが大切です。
参考情報
厚生労働省 e-ヘルスネット「高血圧」: https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/metabolic/m-05-003.html
日本高血圧学会「高血圧治療ガイドライン2020」: https://www.jpnsh.jp/guideline.html
オムロン ヘルスケア「家庭血圧」重視が示された新・高血圧治療ガイドライン: https://www.healthcare.omron.co.jp/cardiovascular-health/hypertension/hypertension-guide/03.html
なぜ家庭血圧が重要?
家庭血圧を重要視する理由:詳細
近年、高血圧の診断や治療において、家庭血圧の重要性がますます高まっています。診察室血圧と比較して家庭血圧を重要視する理由は、主に以下の5つが挙げられます。
1. より正確な血圧を把握できる
診察室血圧は、緊張や白衣の影響を受けやすく、一時的に高くなることがあります。一方、家庭血圧はリラックスした状態で測定するため、普段の血圧をより正確に把握することができます。
2. 血圧の変動をより詳しく分析できる
家庭血圧を毎日測定することで、1日の血圧の変動や、食後や運動後などの血圧の変化を詳しく分析することができます。これは、高血圧の治療効果を評価したり、生活習慣と血圧の関係を理解したりする上で役立ちます。
3. 服薬の効果をより客観的に判断できる
高血圧の治療では、薬物療法が行われることが多いです。家庭血圧を測定することで、薬の効果をより客観的に判断することができます。
4. 早期発見・早期治療につながる
家庭血圧を定期的に測定することで、血圧の変化を早期に発見することができます。これにより、高血圧の早期発見・早期治療につながり、脳卒中や心筋梗塞などの合併症のリスクを減らすことができます。
5.患者さんのモチベーションを高める
家庭血圧を測定することで、患者さんは自分の血圧を自分で管理することができます。これにより、患者さんのモチベーションを高め、生活習慣の改善や治療を継続しやすくなります。
家庭血圧を測定する際には、以下の点に注意する必要があります。
測定する前に、5分ほど安静にする
同じ時間に毎日測定する
正しい姿勢で測定する
適切なサイズの血圧計を使用する
血圧が高めまたは高血圧と診断された場合は、医師の指導のもと、生活習慣の改善や薬物療法を行い、血圧をコントロールすることが大切です。家庭血圧を測定することは、高血圧の管理に役立つ有効な手段です。
参考情報
厚生労働省 e-ヘルスネット「高血圧」: https://www.smartlife.mhlw.go.jp/event/disease/pressure/
日本高血圧学会「高血圧治療ガイドライン2020」:
オムロン ヘルスケア「家庭血圧」重視が示された新・高血圧治療ガイドライン: https://www.healthcare.omron.co.jp/