10/31 発酵

朝からオンライン授業があったので、眠い目をこすりながらとりあえず椅子に座る。[Sustainable Architecture, Urban and Landscape Panning]という授業で、そこで紹介されていた一節が良かった。

The way to get at what goes on in the seemingly mysterious and perverse behavior of cities is, I think, to look closely, and with little previous expectation as possible, at the most ordinary scenes and events, and attempt to see what they mean and whether any threads of principle emerge among them.

Jane Jacobs

雷獣が言語学オリンピックの動画を出していたので一緒に解いた。ツツバ語の問題に30分かかったけど、久しぶりに集中力が帰ってきた気がして続けるかもしれない。日本に帰ったらとりあえず本を買おう。

ゼノが夜ピザ作るらしくて一緒に食べたいと返信した。しばらくすると隣の部屋のドアが開く音がして、ゼノが生地をこね出したのが分かったので自分も部屋の外に出た。ゼノは机の上で小麦粉を広げ、大きく生地を伸ばしていた。最後に丸く集めて、これから3時間くらい発酵させるからその間に買い出しに行こうということになった。ピザのいいところは、上に何を乗せてもピザになるところ。汁物がほぼ広義カレーなのと同じ原理。モッツァレラ、トマト、玉ねぎ、バジル、オリーブ、アーティチョークなどをいっぱい買って、家に帰る頃には体積にして4倍くらい生地がデカくなっていた。

一階のコモンキッチンに移って作業をしていると、セドリックがスピーカーで音楽をかけながら来た。あの生地の量だと4枚くらいピザが焼けるらしく、とりあえず最初の1枚はゼノがトッピングを考えてくれた。トマト、バジル、チーズ、ルッコラと基本的な組み合わせだけど、香高くて美味しい。

2枚目はわたしの番で、大好きなオリーブ、アーティチョーク、それからルッコラ、モッツァレラをトッピングした。アーティチョークとオリーブが食感的に喧嘩している気もしたけど、セドリックとゼノがピザを焼いたことがなかったわたしを祝福してくれたので嬉しかった。

3枚目はセドリックで、やっぱりシェフを目指していただけあって焼き加減が一番上手い。途中でカードゲームを始めてお腹が空いてきたタイミングで4枚目も焼く。セドリックはとにかくよく食べるので心配はしていなかったけど、3人で4枚を食べ切ってしまった。

3人とも少し身体が熱くなっていたので、外に出て外気浴をした。洋楽ならColodplay、RadioheadとかTalkingheadsが好きだとセドリックに伝えると、邦楽を教えて欲しいと言われたので、なんとなく外国人が好きそうなサカナクションをかけると、セドリックはニコニコだった。


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