鯛煮麺［日記］
6/1
久しぶりにサイゼリアに行った。サイゼリアの間違い探しって面白すぎて、答えを知っている作成者が不憫でならない。世界でたった1人だけ（もっといるかも）この面白さを知らないなんて、落ち込んでるなら話聞くよ。
ご飯を食べて例のごとくかもがわカフェへ。山階基さんの『夜を着こなせたなら』は、今まで読んできた歌集の中で一番良かった。
水の壜たおしたような花冷えのうすいねむりを引き抜く手品
べたなぎにしおれる旗は櫂として炎天をいま湖水のように
かもがわカフェはカフェでもあるし、夜はカウンター席がバーになる変な場所。窓際に座っていると、同い年くらいの女の子とおじさん数人が失敗した恋愛談というテーマで盛り上がっていて話に入りたかった。
鴨川沿いで蛍を合計3匹見つけた。ゴールデンタイムは日没から午後八時くらいらしい。知らなかった。
出町柳の駅前にラーメン屋台が出ている。サイゼリアから四時間ほど経っていた頃でちょうどお腹も空いていたので食べるほかなかった。美味しすぎる。
6/4
夕方から北大路の日本料理屋でバイトがあった。その日もカウンターは満席、5番さん6番さんは常連らしく、かれこれ3年半くらい働いているけど僕は初めての方だった。
5番6番「大学で何勉強してんの」
僕「工学やってて、今年の秋からミュンヘン工科大学に留学に行きます〜」
5番6番「なんやそれ、俺もそんなん言うてみたいわ(^｡^)」
そやそや、〆は鯛煮麺（たいにゅうめん）にしようか
5番6番「俺、実はにゅうめん硬化大学出てるねん」
またデタラメで愉快な他人が目の前にいる。
大将「にゅうめんはすぐに柔らかくなるからにゅうめん軟化大学ちゃうの」
5番6番「そうそう、タイにゅうめん軟化大学出てるねん俺」
僕「タイにゅうめん軟化大学は多分タイの大学です(^｡^)」
ガハガハうるさい、愛おしい時間。
