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歯肉炎は歯ぐきの炎症です。

CMで歯肉炎やら歯周病やら似たような言葉を聞きますよね
わたしが歯科人でなかったらなにがなんなの??ってなってると思うあんど患者さんも実際混同してたりする。
歯科のこと暴く系なので歯肉炎と歯周病について患者さんに説明するように浅く分かりやすくお話していきます。

出ました!歯科の基本図!!
みなさんも見慣れてきましたか〜??

歯の断面図

今回は歯肉炎のお話します


①歯肉とは歯ぐきのこと

以前『歯は歯ぐきにささっている?』

でも解説しましたが歯肉(しにく)は歯科用語。〝はにく〟と言っている患者さんもたまにいますが歯科人達は〝しにく〟と言ってます。そして歯肉=歯ぐきです。
歯茎とも書きますね。

②炎は炎症のこと

そのままです。はい。
なので歯肉炎=歯ぐきの炎症です。

③歯肉炎チェックポイント

歯肉炎とは歯ぐきの炎症で歯ぐきが腫れてる状態です。
歯科人が歯肉炎だと診断するチェックポイントをお伝えします。

☑歯肉の色が赤い

歯ぐきって赤じゃん。って思いません?
わたし勉強し始めの頃そう思ってたし少なからず思ってる人いると思って話します。
まず、歯肉の色ってピンクなんですよ。

ピンクの歯肉

この歯肉めちゃめちゃきれいです。
炎症なしです!!
クリーニングに来てもこの状態であれば歯みがきお上手ですね!とベタ褒め確定!!歯もツルツル♡美しい〜

そしてこちらが赤い歯肉

赤い歯肉

赤いですよね!?特に歯のフチが赤い!!
これぞ歯肉炎です!!!
歯肉炎は見ただけで分かりますよ。

☑出血の有無

よくCMで『歯ぐきから血が出ませんか?』とか言ってますよね、歯ぐきから血が出る=歯肉炎です。(歯周病でもある。歯周病については別記事で)
なぜ出血するのかを説明します。

④歯肉が腫れ出血する原因

原因はプラークです。
プラーク=歯垢(しこう)です。
プラークはばい菌のかたまりです。
プラークは生きています
歯みがきで磨き残したプラークが歯肉に対して悪さを及ぼし歯肉に炎症が起こります。赤い歯肉の写真を見ると歯のフチが赤いですよね。完全に磨き残しによる炎症です。

赤く炎症が起きてるということは充血してるので歯ブラシが触れただけで出血します。血が出た!!と驚かれて触らないようにする方めちゃめちゃ多いです!!
逆です。
むしろ充血してる血を出してあげてプラークもしっかりきれいに磨いてください。(やり過ぎ注意。ふつうに磨いて)

⑤小声アドバイス

歯肉炎は自分で治せます。(小声)
炎症のあった歯を念入りにきれいにしてあげていれば(プラークが付着してない状態)2、3日で炎症が引いてきます。
赤み、出血がなくなったら炎症は治ったとみていいかと。
また赤み、出血があったら磨き残しがあるんだと認識してあげて下さい。

念入りによく磨いているのになかなか炎症が引かないという場合、歯周病に移行している可能性があります。
歯周病は自分では治せません

歯肉炎が悪化したものが歯周病です
歯周病記事もアップしますね

歯医者キライさんにも歯科に興味のある方にも歯の基礎から歯科の裏側まで、私の経験をもとに発信できたらと思ってます!
知らなかった!!これはどうして?
これはどうなの?というみなさんの疑問、質問にも記事を通してお答えできたらと思うので(私の知ってる範囲で)気軽にコメント下さいませ!







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