令和もガングリオンとともに

ぼくの右手首にはガングリオンがどっしりと居座っている。

ぼくがぼくの右手首にある、おかしな瘤を意識しだしたのは5年前くらいだったか、よく覚えてない程には苦楽をともにしてきた。

良性の腫瘍の癖に、胸をざわつかせる病名のガングリオンは話のネタにもなる。

意外にもぼくの周りにはガングリオンを宿す人が多く、仲間意識が芽生えたりもする。

注射で何度か液を吸い出しては、元に戻るを三度繰り返して、放ったらかしていたぼくのものは、いつの間にか消えていた。

のも束の間、また気付いたら立派に瘤になっていた。なんなんだこいつ。

令和もガングリオンとともに。

#ガングリオン #瘤 #令和

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