私の顔
小さい時から親に可愛いって言われた覚えはありません。
照れ隠しなのかどうなのか私にはわからないですが、1度もなかったです。
なんなら年齢が上がるにつれて父親からは「ブス」と言われるようにもなりました。
だから私はずっと「自分の顔は可愛くない、ブスなんだ」って思ってました。
それは今も変わりません。
てかまず、そんなこと言われたら自分になんか自信持てるわけないじゃん。
それでも、少しでも"マシなブス"になりたくて高校に入ってから少しずつ頑張りました。
私が通っていた高校はバイト禁止で周りも誰もバイトしていなかったし、自分にかけれるお金もなかったので少しだけ自分磨きを頑張ってました。
スキンケア、パックをし、少しでも肌が焼けないようにANESSAの日焼け止めをこまめに塗ったり、眉毛を整えたり、髪をサラサラにするためのヘアミルク、ヘアオイル、休日はメイク研究してみたり…色んなことをしました。
まぁ、バイトもしてないお金のない高校生が出来ることなんてたかが知れてます。
可愛いなんて思えなかったです、まぁ少しくらいマシか…?って思う程度です。
大学生になってからバイトしまくり、自分のお金が増えた途端 自分磨きに本格的にこだわるようになりました。
高校生だった時は美容液なんてものは使わなかったけど、大学生でデビューしました。
あとまつげ美容液。
そのお陰で肌は昔に比べたら結構綺麗になったと思います。
でも、肌が綺麗になっただけでは可愛いなんて言われない。
メイクもめちゃくちゃ頑張った。
頑張って父親から放たれた言葉は「こいつ最近色気づいてきた」
この一言でもう全ての努力がゴミみたいに思えました。
親からの「可愛い」が欲しかっただけなのにこんなこと言われるとは。
褒め言葉として言ってるのか。
そう思うようにしてたけどあの言い方は絶対そうではない。
もう笑えちゃうね。
そこから私は親(主に父親)への「可愛い」なんて必要ないと思いました。
自分のために可愛くなってやる。
社会人になり、働き出して給料を貰えるようになってからスキンケアももっと頑張るようになった。
まつパも美容院も定期的に通ってます。
幸い私はスキンケアもメイクもすることに対して苦ではなく、むしろ好きなのが救いでした。
これで嫌いだったら地獄だもんね。
だけど、いくら頑張ってもやっぱり自分のことなんて可愛いなんて思えない。
"少しマシなブス"としか思えない。
いくら頑張っても、可愛いって他人から言われても
自分を愛せる事なんてできないな。
自己肯定感なんて上がるわけない。
ずっと 心のどこかで親からの褒め言葉が欲しかったな。