見出し画像

パクリタキセル10回め|DAY 6:消し炭とウィッグの話とか@ちっぱいが乳がんになりました

頂き物のカヌレが今日までの消費期限だったのでいそいそといただいているのですが。
最後の一個が消し炭の味…

これ、合ってる?

いやたぶん流石に合ってないよね。
味覚障害のせいで色々不可思議なことが起こります。
食べ物の味が本当に薄いのか本当に変なのか本当にこの味なのかが全く分からない。

しかしほんとに分かんないなこれ。
最後のこの一個以外は普通にどれも美味しくいただいたんだけども。

んー、とおおおおくの方にうーーーーっすらコーヒーみたいな風味がある気がする…?
香ばしさみたいなやつが犯人だろうか。

前にイチゴチョコが埃の味になって今回はカヌレが消し炭の味になった訳ですが、別に埃とか消し炭を常食している訳ではなく。
なのに食べたら埃だとか消し炭だとか思うのは何なんでしょうね。

多分本物の埃と消し炭はこんなに美味しくはないと思います。


さておき。
割とちゃんとした医療用ウィッグを一つ買いはしたものの結局全く被っておらず、お手軽価格なほぼ金髪ショートカットなファッションウイッグをばしばしセルフカットして使っているんですけれど。

アイロンが使えます、って書いてあったので襟足をちょっと外ハネ気味にしたんですが、そのアイロン当てた部分がちょみちょみに傷んできてしまって。

どうにかこうにか騙し騙し使ってたんですけど、ちょっと見た目が不潔な感じになってきてしまったので迷った末に同じものをもう一つ注文してみました。

同時についうっかり色違いもポチってしまったのは内緒です。

アイロンの温度が高かったのかなあ。
もしくは霧吹きが足りなかったのかも。
外ハネはやってみたものの大して効果的でもなかったし、次はもう変な小細工はせずにカットと手櫛のスタイリングだけで行こう。

お手軽価格なやつなので人工毛100%のツヤッツヤなんですが、艶消しスプレーとスタイリングのクリームみたいなやつでだいぶ作り物感が抑えられる感じ。

街ですれ違う人がどう思ってるかは分からないけど、出かけるときに自分自身がそこそこ「うむ」と思えているので、まあそれでいいってことにしています。

ちなみに仕事先の人はみんな事情を知っていて、私もたまに唐突に暗い色のウィッグを被って行ったりするので、今更高度な擬態をする必要もなく。

久しぶりに会う人も雰囲気が変わっているので「おっ」とはなるんですが「てっへっへズラっすー」的なノリでうっかり(?)白状してしまうので、今のところバレたらどうしよう的なストレスとは無縁。

周りに恵まれてるなって思います。
いや分かんない、周りは案外迷惑してるかもなんだけど。
だったらほんとごめんなさいなんだけど。


新しいウィッグはそれなりに楽しみではありつつ、上手くカットできるかなーっていう不安もあり。

今使ってるやつ切った時はなんかやたらハイテンションで勢いがあって思い切りが良くて結果奇跡的に上手く行った、みたいな感じで。
確か点滴受けてその日の夜だったんじゃないかな。
ステロイドパワーが暴走しての所業だった気がする。

もはやステロイドの量は減っていてあの時のようなハイテンションは望むべくもない訳で、どうしたもんだろうかなって。

まあ何回か前髪長いまま被ってもいいしな。
何とかなるじゃろ。


ところで。
ここ数日、傷周りが痛いです。
そしてポートのある右側の脇あたりも痛い。

なんでやねん。
右脇関係ないやろ。

寒さなのか何なのか。
左側は手術痕に加えて二の腕に居残った筋がめっちゃ突っ張って痛かったりもし。

これ、ブチっと行って欲しいんだけど、これはもう切れないやつかもって言われている上にここしばらくリハビリは予約が空いてなくて、月末に最後の一回を受けられるのみです。

長らくお付き合いするには痛すぎるのでブッちぎっていただきたいところなんですけれども。

そうもいかんのやろうなあ。

なんかこう、確実にプチッとなる方法があればいいのにね。





いいなと思ったら応援しよう!