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パクリタキセル5回め|DAY 4:ご機嫌のちから@ちっぱいが乳がんになりました

なーんか月曜日あたりがだるい気がするなやっぱり。
今日は何にもない日だったのでうっかり寝て過ごしてしまいました。

もともと月曜が仕事休みだからちょうど良いって言えばちょうど良いんだけど、タイミング的に余暇に使う時間と体力がなくなる感じで、なんか最近楽しいことないよなみたいな気分になりがちです。

人生ある程度ご機嫌で過ごしていたいなあと思ってるけど、ご機嫌でいられるのって基礎的な体力があってのことだなあって改めて。
なんだかんだ言って年末年始の休薬期間はご機嫌だった気がするもん。


手足に出て来てる痺れとか、体感として動かしといた方が良さげとは思うんだけど、段々その動き出しがよっこいしょになって来ていて。

ちゃんと戻って来れるのかなって思ってしまったり。

髪のこととか体力的なこととか、精神的なこととか?

左胸なくなったよみたいなことはもうある程度慣れて来たっていうか割り切れたっていうか、もう戻らないものだって分かってるし良いんだけど、抗がん剤の副作用に関してはやっぱり不安になりがち?


あとは、抗がん剤治療中だって知らせてない人からの少し先のお誘いとかね。
どうしようかなって。

がんになったって知らせたら、変わらず側にいる人と離れる人に分かれるっていう話をそこここで見かけるし、ここまでで実感もしてきて、それはもうどうしようもないことだって思うけど、やっぱりどっちにしろ弱ってる時にはしんどい話だなーって。

乳がんのことは、基本的には家族と仕事で迷惑をかける人、万が一の時にフォローをお願いできる人ぐらいまでにしか話していなくて、たとえば友達の集まりとか趣味を通した知り合いとかには全然話していないので、人によっては逆に私が急に不義理になったと感じている人もいるかも知れないんだけど。

例えばそう言う人たちのお誘いを断るとして、適当な嘘で断るのが良いのかある程度事情を話した方がいいのかって言う、誰にどこまで話すのか問題もまた、まだまだ微妙に私を削り続けて行くんだろうなって。

事情を話したとしても、ここに書くようなことは伝えられる訳もなくて、欺瞞というかギャップと言うか、そう言うのを抱えとかなくちゃいけないんだなって言うしんどさとかもね。


乳がんだって分かってすごい心が乱高下して、視界がおかしくなるぐらいストレスあったときも、なんか基礎的な体力みたいなのはそこまで削られなくて。

手術の後も動けなかったり無理が効かなかったりで色々あったけど、それでもなんかもうちょっと幹が太かった気がするっていうか。

あれかな、体力っていうか生きる気力っていうか生命力みたいな?

化学療法はそういう根幹の部分をじわじわ抉って行かれてるなって言う気がします。

スケジュール的にできない仕事とか、時期的にできないことっていうのが先々にも既にあって、その縛られてる感とかもね。
色々と削いで行くよなあって。


今の状況になったから失うものって、結局は失うものだったんだろうとは思うけど、もしそうじゃなければってやっぱりちょっとは考えちゃう。

まあでも、だからと言って全てが良く運んでたかって言ったらきっとそうじゃないとは思うので、結局なるようにしかならない訳なんですけど。


どちらかと言うと能天気な方ではあるんだけど、常にポジティブにはなかなか居られない時もあって。
ご機嫌でいるためにはそこそこパワーが必要なタチというか。

まあ、そんな風に考えちゃう日もあるよねってことで。



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