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ガチャは上振れに過ぎない 富士見電源門【構築記事】

 こんにちは初めまして"しむ"と言います。そうでない方は再び私の記事を読んでいただきありがとうございます。
 明けましておめでとうございます。昨年は毎週投稿を達成できた年でしたがかなり無理があったので、今年は毎月投稿に目標を下げようと管理人と調整中です。

 今回は制作部様の動画をきっかけに練った「《愛娘》のグレーテ」の構築になります。運要素の強いカードですが、それだけではないところを知っていただけたらと思います。
 しかも、今回の構築は実際にコピーして使っていただいた方もいるので、いつも以上に信頼性があるので。最後まで読んでいただけるとありがたいです。
では記事の方へ


デッキレシピ

リンク:天空グレーテ (作成日:2024/12/17)

デッキコード:2PE00

簡単な動かし方

 「《愛娘》のグレーテ」をスタンバイで出し、効果により山札の上から高パワーのキャラを捲り返り討ちにします。
 舞台を維持しつつダメージレースを有利に進めて圧し切ります。その中の超上振れとして、「《愛娘》のグレーテ」の効果で「狂華の〈ナイトメア〉 狂三」捲ることで、「狂華の〈ナイトメア〉 狂三」の効果も誘発し、一度に複数枚並べることができます。

  • ゲーム開始時
     先行後攻で大きくは変わらず、アタックキャラを確保するための「《愚人》のエルナ」と「《愛娘》のグレーテ」を出すためのスタンバイを残し手札交換します。
     また「《愚人》のエルナ」を引けていない場合は、スタンバイとアタック用のレベル0を1枚残して、他の手札交換をします。手札交換後に「《愛娘》のグレーテ」を引いた時のために、手札を控え室に置けるカードを優先的に残すことを意識します。

  • レベル0
     適当なレベル0でアタックしつつ、スタンバイで「《愛娘》のグレーテ」を前列に出して、相手に圧を掛けます。「将来を誓いあった仲 リアス」のCXコンボは、可能であれば使う程度です。
     またサーチや回収の基本は「《愚人》のエルナ」を選択し、アタックできない状況をが発生しないように動きます。

  • レベル1
     「《愛娘》のグレーテ」をプレイして相手キャラを倒しつつ、相手ターンの効果を狙います。可能であれば「2人のお茶会 狂三&十香」のCXコンボで、ソウル2用意してダメージを圧します。
     「2人のお茶会 狂三&十香」のCXコンボが使用できない場合でも、スタンバイを使用して「蘇った王との対峙 リナ」や「銀髪の元ヴァルキリー ロスヴァイセ」を後列に出します。
     またアタック中にスタンバイを捲った場合に関しては、前列に「《愛娘》のグレーテ」を出すことが多いです。

  • レベル2
     基本的にはレベル1の延長です。ストックを使いすぎに注意しつつ、「蘇った王との対峙 リナ」や「銀髪の元ヴァルキリー ロスヴァイセ」を出して、相手の舞台を対処します。

  • レベル3
     メインの詰めは「狂華の〈ナイトメア〉 狂三」のCXコンボではなく、「誘惑のメイド 折紙&狂三」の連撃で詰めます。
     あとは手札に加われば「狂華の〈ナイトメア〉 狂三」のCXコンボや「天下布武 信奈」の光景効果を添えます。

採用理由

「《愛娘》のグレーテ」で捲れ運と、カードの採用理由について解説していきます。

レベル0(14枚)

  • 《愚人》のエルナ(4枚)
     大凶。「《愛娘》のグレーテ」の当たりを増やすため、高レベルのカードを多く採用されています。その結果、手札に出せないキャラが増えるため、アタックでいない事故を防ぐために採用。他のレベル0を減らすために4枚。

    1. ドキテマ互換
       手札の不要なカードをアタックできるキャラへの変換やスタンバイで出したいキャラを控え室に置くことができます。
       一番回収することが多いカードは「《愚人》のエルナ」です。

    2. 他の《ファンタジア文庫》or《スパイ》+1000(アタック時)
       地味な効果ですが、パワーを上げる手段が乏しいため、かなりありがたい効果です。
       

  • 妹ボイス 桜(3枚)
     小吉。レベル2以上の採用が多い今回の構築で手札を持たせるために採用。青発生も考慮して3枚。

    1. 自信を手札(リバース時, 山札の上がレベル2以上)
       体感50%くらいで手札に戻ってくそうです。ただしリバース時に山札の上を公開してしまうため、「《愛娘》のグレーテ」と少し相性は悪いです。
       

  • 汚染された大地で ニーナ&レイフォン(2枚)
     小吉。「《愛娘》のグレーテ」のハズレを減らすために採用。増やしたいカードですが、枠の都合で2枚。

    1. オルソラ互換
       山札から「《愛娘》のグレーテ」のハズレを抜きつつ、思い出になることで次のハズレになりません。
       

  • 天下布武 信奈(2枚)
     大凶。光景効果でワンチャンスを掴むために採用。「《愛娘》のグレーテ」のハズレになるため1枚。

    1. パワー+1000(自ターン中)
       最低限のパワー3000になります。

    2. 光景互換(CIP, 3ストック)
       タイトルにこの効果のカードが基本的に入れ得です。使うタイミングが分からなくてもお守り入れます。
       

  • 将来を誓いあった仲 リアス(2枚)
     凶。スタンバイを構築に組み込むため採用。とりあえず2枚。

    1. 1ドロー(CIP, 手札の《ファンタジア文庫》or《悪魔》1枚)
       レベル0でスタンバイで出すための「《愛娘》のグレーテ」を控え室に置くことができます。

    2. 山札上の《ファンタジア文庫》or《悪魔》を手札(CXコンボ)
       「《愚人》のエルナ」で山札の上を確認することが多いため、割と使いやすい効果で、コストで後列の枠を空けられることがかなり便利です。
       

  • 主従を越えた愛 リアス(2枚)
     凶。スタンバイと相性がいい集中として採用。「《愛娘》のグレーテ」のハズレとなるため、控えめに2枚。

    1. ドキテマ亜種(CX使用時)
       手札の不要なカードを交換しつつ、アタック前に最初のトリガーが分かります。

    2. 3ルック集中(1ストック, 自身レスト)
       スタンバイを探索することができます。
       

レベル1(4枚)

  • 《愛娘》のグレーテ(4枚)
     吉。基本的に前列に出して、相手のプレイングを歪ませることが役割です。レベル1からは手札から出すことも多いです。コンセプトであるため4枚。

    1. パワー+2000(自ターン中)
       パワー8000になるため相手キャラを倒せることが多く、返しのターンで2つ目の効果を使用しやすくなります。

    2. 山札の上のキャラを出す(被アタック時, 自信を控え室)
       効果は強制効果であるため、必ず自身は控え室に置かれます。逆手にとって、アンコールをすることで相手のリバースを回避することもあります。
       

レベル2(7枚)

  • 蘇った王との対峙 リナ(3枚)
     吉。「《愛娘》のグレーテ」の当たりである「魔を滅する者たち ガウリイ&リナ」を採用したため採用。レベル1のスタンバイの出し先として採用。とりあえず2枚。
     実際このカード自体も当たりであり、1コストで出せる、お手軽な高パワーキャラとして使いやすいカードです。枚数に関しては、「魔を滅する者たち ガウリイ&リナ」以下の枚数である3枚。

    1. 後列の《ファンタジア文庫》or《魔法》×2500上昇
       最大パワー10500が1コスト出るので、十分な効果です。
       ただし「《愛娘》のグレーテ」で出した場合は、後列が揃っていないことが多くパワーが低いため、控え室に「魔を滅する者たち ガウリイ&リナ」を用意しておきます。

    2. 控え室から出す
       対象不採用であるため割愛。
       

  • 2人のお茶会 狂三&十香(3枚)
     中吉。2種類目のスタンバイとして、アタッカー不足にならないために、使用後に即座にアタックできる効果であるため採用。意外と控え室にキャラがいないことがあるため3枚。

    1. パワー+2500, 手札アンコール(すべて《ファンタジア文庫》or《デート》)
       スタンバイのキャラとしては少々パワー不足を感じます。しかし舞台にキャラが埋まりにくい今回の構築と条件がかなり噛み合っています。

    2. 自身をスタンド(CXコンボ)
       アタックキャラに詰まることが稀にあるため、即座にCXをアタックキャラに変換できるので、デッキの動きが安定します。
         

  • 銀髪の元ヴァルキリー ロスヴァイセ(2枚)
     中吉。「《愛娘》のグレーテ」の関係で、採用しづらい助太刀の代わりに採用したカードです。それでもパワーが高いわけでは無いため2枚。

    1. バトル中のキャラ+3000(被フロント時, 自身を控え室)
       実質スタンバイで出せる助太刀です。「《愛娘》のグレーテ」の効果で出したキャラも対象に取れるため、構築と噛み合った効果です。

    2. 早出しメタ相討ち
       パワーで対処できない早出しに対して使用します。相手が早出しキャラで「《愛娘》のグレーテ」へのフロントアタックを躊躇う要因にもなります。
       

レベル3(8枚)

  • 魔を滅する者たち ガウリイ&リナ(4枚)
     吉。パワーが高くストックも増やせるため、序盤から「《愛娘》のグレーテ」で出せると嬉しいキャラであるため採用。考える余地なく4枚。

    1. ツインドライブ(強制)
       コストが不要であるため、純粋にストックが増えます。ただし強制であるため、CXがストックの奥になったり、トリガーによりダメージが過剰になることもあります。

    2. 控え室から出す(「蘇った王との対峙 リナ」が控え室へ, 2ストック, 自信を控え室)
       出せる枠が『空いている枠』であるため、後列の枠などに出しつつ、「蘇った王との対峙 リナ」をアンコールで残すこともできます。
       

  • 誘惑のメイド 折紙&狂三(3枚)
     中吉。回復として採用。とりあえず3枚。

    1. クロック回復(CIP)
       メインの役割です。「《愛娘》のグレーテ」と相性がいい回復を探しても存在しませんでした。

    2. 連撃(アタック後, 5ストック, 手札2枚)
       スタンバイや「《愛娘》のグレーテ」で早めに出すことができれば、中盤から効果を使用することが割とできます。
       

  • 女王様で無邪気な妹 琴里(2枚)
     吉。パワーが高く、処理されてもリソースに繋がる可能性があるため、「《愛娘》のグレーテ」の当たり枠として採用。引き過ぎても困るカードであるため2枚。

    1. 山札盛り(アタック時, 他キャラ1枚)
       詰めというよりは「キーカードをクロックし挿す」「レベルを上げさせない」「リバース済のキャラを無駄にさせない」時に使用します。

    2. 自身を手札, 控え室のキャラをストック(PIG)
       コストを踏み倒して出せた場合は、2枚分のリソースが増えます。
       

  • 転生王女と天才令嬢 アニスフィア&ユフィリア(3枚)
     中吉。パワーが高くアンコールを持つキャラのため採用。青発生もこ考慮して3枚。

    1. 早出し (他の《ファンタジア文庫》or《魔法》4枚以上)
       今回は有利な状況でなければ舞台が埋まりにくいため、早出しできません。ただし有利な時ほど、CXがストックに埋まるのめ、ストックを使用するために早出しをすることがあります。

    2. パワー+1500, 手札アンコール(他のキャラ3枚以上)
       「《愛娘》のグレーテ」から出てきた時に、キャラの枚数が足らず、案外条件を達成していないことがあります。

    3. 相手の控え室1枚を山札の上or下(アタック時)
       使用コストが無いため、使いやすく便利な効果です。
       

  • 狂華の〈ナイトメア〉 狂三(4枚)
     大吉。「《愛娘》のグレーテ」が山札からこのカードを出せてしまったことにより始まった構築。コンセプトであるため4枚。

    1. 同名を山札から出す(CIPor山札から出た時, 1ストック)
       本来はレベル3で分身させるはずが、「《愛娘》のグレーテ」の効果が山札から出す効果であるため、レベル2以下でも分身ができてしまう。

    2. 変異効果(CXコンボ)
       クロックの枚数により、アタック時に以下の効果が適応されます。

      1. 自分の控え室のカードを、1枚まで山札に戻す(クロック2枚以下)
         いままではタイミングとして遅く感じた効果ですが、「《愛娘》のグレーテ」で早出しできれば、この効果によりレベル2以下でよ耐久も視野になります。

      2. 美智留バーン,パワー+3000(クロック3枚以上)
         光景効果と合わせると、一気に相手の山札を崩すことができます。
         
          

コンセプト

【グレーテガチャ】

  • 想定していた動き
     当初のコンセプトとしては「《愛娘》のグレーテ」をスタンバイでレベル0から出し、またスタンバイをトリガーして「《愛娘》のグレーテ」を前列に並べることで、「《愛娘》のグレーテ」の試行回数を増やし、高パワーのキャラを展開してゲーム序盤から舞台の制圧を目指します。
     このように「《愛娘》のグレーテ」で出てくるキャラを全面に押し出し、伸るか反るかの速攻制圧勝負を仕掛けることがコンセプトだったとのことでした。

  • 実際の動き
     「《愛娘》のグレーテ」の効果次第では、舞台を獲れることもありますが、それ以上に相手のダメージを軽減しているシーンが多いです。
     相手にフロントアタックされれば、山札の上を削ることができるため、ダメージをキャンセルできる確率が上がります。です。
     効果を恐れてサイドアタックをしてきた場合、レベル1であるため実質『ソウル−1』となり、ダメージを軽減しています。
     しかも「《愛娘》のグレーテ」は自ターンではそれなりにパワーが出るため、スタンバイで出すより、圧倒的に手札から出して、複数枚並べることが多いです。結果として、この構築はガチャ運の皮を被った、耐久ビートとなっています。

 あと「《愛娘》のグレーテ」の効果で出てくるキャラが不安定である副産物として、相手が考えることが多くなります。結果として、相手のミスを誘い隙を突くことができる時があります。

【対戦動画】

 「《愛娘》のグレーテ」は対面を考えるよりも、実際の動きを見ていただいた方が分かりやすいです。
 構築に差はありますがコンセプトは一緒であるため、制作部様の動画を見ていただければ一発で理解できると思います。

 ちなみに、記事のレシピは制作部様のメンバーシップで先に公開させていただくこともあります。
 

調整案

  • 《忘我》のアネット
     パワーは低いですが、黄色のかさ増しと耐久という点で採用圏内です。

    1. 早出し(控え室のCX2枚以下)
       今回の構築では舞台4枚よりも出しやすい条件です。

    2. 千鳥ヒール亜種(CIP, 舞台のキャラ1枚)
       「《愚人》のエルナ」など効果を終えたカードは割と舞台にいるので、効果として悪くありません。

    3. 《ファンタジア文庫》or《スパイ》の枚数×500上昇(相手の【起】使用時)
       相手の助太刀に反応するのは悪くありません。
        

  • 大胆不敵 リナ
     レベル1の時に赤発生で動けるようにするためのカードです。

    1. 後列の《ファンタジア文庫》or《魔法》×1500上昇
       序盤は本当に後列がいないため、良くてパワー5000と考えた方がいいです。

    2. 控え室から出す(手札1枚)
       対象は「天才美少女魔道士 リナ」になります。
       

  • 前へ!前へ!前へ! かなめ
     タイムラグはありますが、「《愚人》のエルナ」の亜種として採用圏内です。

    1. 控え室の《ファンタジア文庫》or《ウィスパード》をマーカー(CIP)
       リフレッシュ前に「《愛娘》のグレーテ」のハズレを減らせます。

    2. マーカー回収(自身リバース時, 《ファンタジア文庫》or《ウィスパード》1枚)
       スタンバイで出したいキャラを控え室に置きつつ、狙ったカードを手札に加えられます。
        

  • 砂漠のオアシス アリスリーゼ
     青かつ「《愛娘》のグレーテ」のパワーを上げる集中として選択肢です。

    1. キャラ1枚+1500(CX使用時)
       「《愛娘》のグレーテ」を舞台に残らないと効果を使えないので、アタック時の補助になります。

    2. クロック5枚集中(1ストック, 自身レスト)
       5枚削れることが強いです。  

最後に

 明けましておめでとうございます。管理構築担当の"シム"です。今回の構築はコピーして使用していただいた方がいると知った時、本当にうれしく構築者冥利に尽きました。
 このような興味を引かれる構築が作れるように精進していこうと思っていますので、今年もよろしくお願いします。

 図解・解説してほしい構築やカードがあればコメントください。可能な範囲で答えたいと思います。構築ネタのカードなども待ってます。

 最後まで読んでいただきありがとうございました。もしこの記事や構築が面白いと思いましたら、励みになりますのでスキやツイート等々よろしくお願いします。

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