【MLBトレード】ケンドール・グレイブマンのHOU入り
HOUがCWSからケンドール・グレイブマン(残り1年半)を獲得しました。CWSはコリー・リー(残り5.5年)を獲得。
〇ファーストインプレッション
HOUがまずはリリーフを補強。CWSはクエロに続く即戦力の捕手プロスペクトを獲得。グランダルの契約が切れ、2番手捕手も弱い状況を一気に解消。
〇HOUサイド
デッドラインにおけるコンテンダーの基本的な補強であるリリーフ獲得を淡々と行ったという印象です。2年前にもHOUに来ていましたし、ここ3年同じようなスタッツで安定しているので3点台リリーバーとして無難な働きを計算できるでしょう。来季も保有できる点も大きいと思います。
放出したコリー・リーは傘下では上位のプロスペクトではありましたが、マルドナードを正捕手としており、さらにヤイナー・ディアスが後継者として順調に育っているので、それほどの痛手ではないでしょう。
〇CWSサイド
クエロに続く捕手プロスペクトの補強となりました。グランダルの契約が切れ、2番手捕手も弱い中、クエロと合わせて正捕手と2番手捕手を一気にグレードアップできたのではないでしょうか。既にMLBの準備ができているリーをMLBで試しつつ、クエロをマイナーで引き続き育成というのが当面の路線と推測されます。捕手もレギュラーレベルが1人では勝てる時代でもないので層を厚くしたのは賢明ではないでしょうか。
〇総評
HOUはプロスペクトの中でも余剰ポジションの選手1人で来季も計算できる中堅リリーバー獲得はコンテンダーとして理に適った動きだと思います。CWSも来季以降の捕手陣がとても楽しみになるようなディールになったと思います。
※画像はMLB公式