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【MLBトレード】ホセ・キンタナ、クリス・ストラットンのPIT入り

 STLがPITからホセ・キンタナ(残り半年)とクリス・ストラットン(残り1年半)を獲得しました。PITはヨハン・オビエド(残り6年)、マルコム・ヌネス(残り6年)を獲得。

〇STLサイド

 ジャック・フラハティ、2021年オフに獲得したスティーブ・マッツが長期離脱しており、期待のトッププロスペクトのマシュー・リベラトーレが開花せず、ローテに常に2つくらいの穴があり、苦しい状況を改善しました。キンタナ自身は安定感がそれほどあるわけではありませんが、上位ローテはマイコラス、ウェインライトといるので下位ローテさえ埋まれば問題ないという判断でしょう。昨年デッドラインで獲得したハップ、レスターの補強を経て、大型連勝したことを考えると案外効果的な補強になるかもしれません。

 クリス・ストラットンはERAの割に投球内容は悪くありませんし、リリーフの層は厚くなりました。来季も捕球可能なのでバウンスバックさえすればキープ・転売、外せばDFA・ノンテンダーと柔軟に動かせます。こちらも意外に美味しい補強だと思います。

〇PITサイド

 レンタル下位ローテ+残り1年半のBチームリリーフに対して十分な見返りを得たと思います。特に平均96mphにハードスライダーを有するヨハン・オビエドをこの2人の見返りで得られたのは大きいと思います。(昨年獲得したブライス・ウィルソンのようにならなければ、)まだ先発で可能性があると思いますし、リリーフとしてもエリートクラスになりうると思います。ヌネスも三振が少なく、打撃スタッツは悪くありません。

〇総評

 STLはローテの穴が大きかったのでキンタナを獲得できたのは大きいと思いますが、やや見返りが多くなってしまった印象です。市場にこのパッケージにフィットするスターターがいなかった半面、キンタナよりハイレベルの投手に積むほどのファームシステムでもないと感じさせられました。PITはオビエドをいかに成長させられるかがポイントでしょう。

※画像はMLB公式

 

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