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【MLBトレード】ハリソン・ベイダーのNYY入り、ジョーダン・モンゴメリーのSTL入り
NYYがSTLからハリソン・ベイダー(残り1年半)を獲得しました。STLはジョーダン・モンゴメリー(残り1年半)を獲得。また、ベイダーの復帰時期によっては、PTBNL又は金銭をNYYが獲得します。
#stlcards have also included a PTBNL stipulation that they will send a minor-league player from an agreed upon list if Bader is not back from his foot injury this season, probably tied to playoffs, a source described. https://t.co/b0ebdUT34t
— Derrick Goold (@dgoold) August 2, 2022
〇NYYサイド
モンタスの獲得により、ローテーションは向上したものの、セベリーノの復帰はまだ1か月程度あるので意外なトレードでした。ドミンゴ・ジャーマンがローテに残るようで、デッドラインの結果、ローテ改善はモンゴメリーからモンタスへのスイッチに留まっています。
そのうえで同じ保有権1年半でかつ今季中の復帰が不透明なベイダーを獲得した狙いは、プレーオフにおける活躍を期待してのもののようです。今季はセンターの守備機会の約半分をジャッジが担っているので、ジャッジの負担軽減とディフェンスを期待しての獲得だと思うのですが、その割にモンゴメリーを出したのはもったいない気がします。
〇STLサイド
先発投手が足りない中でキンタナに続き、モンゴメリーを獲得した形です。マッツの離脱とパランテのスポットを2人に回すという分かりやすい補強です。パランテもいい投球をしているので2人のうち、いずれかが不調であれば、すぐにスイッチできますし、マッツも今季中に復帰予定です。ローテのデプスは相当深くなったのではないでしょうか?
〇総評
同じFAまで残り1年半同士でここ2年の実績も同じくらいの選手同士ですが、弱点を補った度合いとしてはSTLの方が大きかった印象です。ただ、NYYは来季開幕からセベリーノがいて、FAでスターターを補強する公算も大きいと思われるのでモンゴメリーの居所はなかったと思いますし、CF守備機会の半分を担っているジャッジもFAなので、ロスターマネジメントしては妥当だと思います。