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【MLBトレード】ジェイク・バーガーのMIA入り
MIAがCWSからジェイク・バーガー(残り5年半)を獲得しました。CWSはジェイク・エダー(残り6年)を獲得。
The Marlins have acquired INF Jake Burger from the Chicago White Sox in exchange for Minor League pitcher LHP Jake Eder.
— Miami Marlins (@Marlins) August 1, 2023
Welcome to Miami, Jake! #MakeItMiami pic.twitter.com/E9gJ0NazeD
〇ファーストインプレッション
驚きのトレードです。CWSは長期間保有できる選手はキープすると思っていました。とはいえ、野手育成に弱いMIA相手にMLBに近いスタータープロスペクトは理に適った動き。MIAもアラエズ獲得時のように得意のスターター育成を活かしたと思います。
〇MIAサイド
ジーン・セグラ(8/1にCLEへ放出)がサードとして低パフォーマンスだったこともあり、プレーオフ進出を目指すうえで補強が必須でした。バーガーはアプローチが粗く、好不調の波は大きいもの、パワーがあり、多くの長打を見込めます。継続的に30ホーマー以上を見込める打者に成長しうるでしょう。5年半キープできる点も大きいです。
MIAは先発投手の育成に長けている半面、野手の育成は苦手であることを自覚しているように見えます。パブロ・ロペスでルイス・アラエズを獲得した結果、セカンドはオールスターレベルの選手となりました。今回も同様の狙いがあると考えられますし、MIAは今後もコントローラブルな野手の獲得に同様の手法を用いそうです。
〇CWSサイド
バーガーを放出する計画はなかったものの、エダーを提示され、応諾したと考えられます。エダーはトミー・ジョン手術を受けた影響で2022年は全休。今年は球速の回復が遅れているものの、AAでソリッドな成績を残しています。スライダーがプラスピッチとされ、順調に行けばミドルスターターとして成長すると思います。
〇総評
バーガーの保有年数を考慮すると、ほぼプロスペクト同士の交換に近いものとなりました。互いの弱点を補い、かつ長期的に保有できるという意味では、今夏のトレードで両者が一番得したトレードとも言えるでしょう。MIAが今後も同様のトレードをするのか注目です。
※画像はMLB公式