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【MLBトレード】クリスチャン・バスケスのHOU入り
HOUがBOSからクリスチャン・バスケス(残り半年)を獲得しました。BOSはエマニュエル・バルデス(残り6年)、ウィリヤー・アブレウ(残り6年)を獲得しました。
Going to the Red Sox in the Vazquez deal, per sources: Enmanuel Valdez and Wilyer Abreu.
— Alex Speier (@alexspeier) August 1, 2022
〇HOUサイド
HOUのデッドラインと言えば、マルドナード捕手獲得でしたが、今年になってようやく正捕手レベルの捕手を獲得しました。むしろ、今季はカストロの怪我後はマルドナード正捕手となってましたが、レギュラー失格の烙印を押された形です。
新たなプレーオフフォーマットでは、地区優勝3球団の中で最高勝率と次点が第1シードを不戦勝で迎えられるので、地区優勝するだけでなく勝率も重視しなければならない状況でした。既にHOUは中地区優勝チームと大差をつけているものの、プレーオフを勝ち抜くことも考慮すると、正捕手のアップグレードに成功した点は小さくないと思います。
〇BOSサイド
今季はコンテンダーとしてシーズンを迎えましたが、苦しい状況となり、レンタルプレーヤーを売る立場となりました。バスケスの半年で傘下TOP30を2人は妥当な結果と言えるでしょう。さらに2人の評価が今季に入ってさらに上がっているので、レンタルにしては大きな見返りだったとも言えます。
〇総評
HOUはプレーオフ勝ち抜きに向けてファーストに並んで弱いポジションだった捕手を改善できました。マンシーニ獲得に続く要領のいい立ち回りだと思います。BOSは今季を捨ててブリッジイヤーにするという方針に整合していますし、見返りも小さくなかったので互いにいいトレードだったと思います。
※画像はMLB公式