私が、noteに簡単な詰将棋の投稿を続ける理由 ~創作とは~

私は今、noteに簡単な詰将棋の問題を出題、説明する投稿をしているんですが、それはなぜかと言うと、簡単な詰将棋にこそ、現代に大きく横たわる問題を解決できるのではないかという思いが強いからなんです。どういうことかと言うと、例えば 学校での問題、先生が足りていない。なかなかなり手がいない。この問題 1つを見てみても、一番問題なのは何かと言うと、それは子供たちの思っていることがどんどん多様化し、また好き勝手なことを色々言える状況で、その夢を実現するための手助けとして先生の仕事があるとすれば、子供たちがきちんと物を考えられる状況であればいいのですが、どうもあまり考えなくて、それを実現するということをやらされるとしたら、先生はとても大変なことになるわけです。そして、それが現実にあるということのように思うのです。学校の先生はきちんと指導できるようにということでいろいろ教える方法を考えたり研修を受けたりしているんだけれども、子供たちの方がそもそもの考える基礎力がないとすれば、それはとても大変なわけです。なのに実際にその基礎力をつけるためのことをあまりせずに好きなことをやればいいんだということがどうもあるように感じます。
保育園や幼稚園においてもいろんなことを楽しむ、いろんな好きなことをやる、そういうことが基本となっているように思えてなりません。大事なことは実は自分の頭で考えるということだと私は思うのですが、そういうことができていない状況があるようにどうしても思えるのです。自分で考えるということができるようになればいいのですが、そういうことをさせていない。自分で考えるということにもやはりトレーニングは必要です。考えるとはどういうことなのか、深く考えるとはどういうことなのか、そういうことを知らず知らずのうちにできるようになっていく。現実的にそれができるようになっていくと考えるということができるようになります。私の尊敬する先生に林成之先生がいらっしゃいますが、林先生は繰り返し考えることによって理性も感性も育つというようなことをおっしゃられています。それは子供にとっても大人にとっても どの年齢にとっても繰り返し考えるということがとても大切だということだと私は読んでいます。これが、とても大切なことと考えると、繰り返し深く考えるということがとても大切なことのように私には思えます。
例えば 日本で日本において イノベーションが起こりにくいのはなぜでしょうか。私はどうも 日本は、仕事においても安定志向が非常に強いからではないかなと思っています。しかし一方で 私は 超有名なとても魅力を感じさせるスポーツ選手がいたら、その人がその世界で活躍しようとしたこと自体に私は素晴らしさを感じます。もしかしたら、その世界で、そのスポーツで成功しないかもしれないという不安があると、どうしても安定的なものを求めてしまいますが、その世界で結果を出してくれることによって周りの人たちがその人から勇気をもらったり、感動したりということがあります。そういうことはとても大切なことなのではないでしょうか。
ですから、いかに自分の持っている能力を高めて、結果を出せるようにできるかということにスポットを当ててそれを成功させるようなことができるようにすることが大切であって、もちろん それは個人が行うことですから個人の考えによって行われますので安定を求めてもいいし、他人がどうのこうのということはできないのですが、しかし、より成功率が高くなるような周りの存在があって、本人が実現する可能性が高くなることはより良いことではないでしょうか。そのためには、周りも本人も考える力を持っているということがとても大切なのではないでしょうか。
今大活躍している 大谷翔平選手、また 将棋棋士の藤井聡太さんなどを見ると思うことがあります。彼らから何か 学べることはないのだろうかということです。彼らから学べることというのが先ほどから私が言っている林成之先生の考え方を実行してそして実現したように私には思えます。どういうことかと言うと、例えば、藤井聡太さんは、子供の頃から自分でものを考えることが好きだったようですし、将棋においても詰将棋などを考えるということを行っていることで 勝利の基礎を作っているように思います。繰り返し深く考えるということが大切なように思います。
大谷翔平選手について書かれた佐々木享氏の「道ひらく、海わたる~大谷翔平の素顔(佐々木亨著・扶桑社文庫)」から、特に私が注目したのは大谷翔平選手が野球を始めた時にお父さんが野球ノートを書くようにと指導したことです。この野球ノートを書くことをたいせつにしたおかげで、大谷翔平選手は子供の頃からどうすればより良い選手になれるのか、練習を振り返ったり、また新しい練習計画を立てたりするという自分の頭で考えるということをやってきたのです。このことが、今の大谷翔平選手の基礎が作られたのではないかという風に私には思うのです。もちろん、体格など遺伝などもいっぱいあります。他のこともいっぱいあるでしょう。けれど、考えるということは、とても重要な要素だったのではと私は感じるのです。結局自分の頭で考えるということができているのかどうかそれがものすごく重要なように私は思うのです。
ひるがえって、私が詰将棋を、それも1手詰めといった簡単な詰将棋から始めて、note書いているのか。それは、このような優秀な子供たちが生まれればいいなと、それが社会に大きな影響を与えるのではないのか、そしてまた何か新しいイノベーションを起こそうとした時に周りの人も考えることができて、そのイノベーションを起こすことができればより良い社会になっていくんではないか、個人もそして社会もより良くなっていくんじゃないかという風に思っているからです。結局今回の創作大賞というものですけれども、私が思っているのは個人がよりよく成長する個人を創作するということであり、また社会をあるいは世界を創作していくということでもある。このたったちっぽけな簡単すぎる詰将棋の問題を解いて考える力をつけてほしいから投稿しているということが、そういう意図を持って行われているのだということをここに宣言しておきたいなと私は思っています。小さな一歩が、本当に小さな一歩が、世の中を変えていくのかもしれないと思っています。そういう意味でもしも この私の行っていることが、多くの人に知れ渡り また それに賛同してくださる方が生まれ、そして個人も世の中も変わっていく、創作していく、その1つとして成立したならば、それは、創作大賞に大きく評価されても良いのではないかと、勝手に思っている次第でございます。

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