どうする海子？(8)東屋

　海子は「こんな所で？」と不安げに言う。
　男は手をつなぎ直して「あっちへ……」と誘う。
　お互いの興奮を服を通してまどろっこしく確認して　昂った海子はもっと直接確認したい気持ちであったし　多分男も同じ……　もっと親密な行動をするのにふさわしい……
　人気の無い公園のさらに奥の寂しい東屋に移動した　東屋内部の椅子に座ると　外からは胸より下は見えない高さに壁が巡らされている　海子を椅子に座らせると男は膝をついて靴を脱がせる
　一瞬スンっと靴の匂いを嗅がれてしまった

　恥じらうまもなく「下だけ脱いで」と命じる
　自分で下着だけを脱ぐ　(あっ　下着汚さないように靴脱がせたんだ)
　男は無言で足を開かせると　口にはめていたマスクを海子に正確にあてがった
　「今度は僕の間接クンニだね」

　マスクの上から優しく弄られる　マスクで擦ったり　指で凹みに侵入したいかのように刺激される　海子は次第にんっんっと声を漏らし始めた　　
　でもなんでマスク越しに触るんだろう？
　男の興奮を確かめたい気もするけど　まずは男がしたがっている相当変わった行為に少し興味がわいてきた。　
　どうする海子？