みなさんのおかげでした、めちゃイケ終了に感じること

3月にフジテレビを代表する2つの番組が幕を閉じました。

「みなさん」は30年、「めちゃイケ」は22年も続いた長寿番組です。

それぞれ番組スタートは1988年、1996年となります。

番組終了にあたり、Twitterなどでも寂しい等のコメントが多く見られました。

ただ、全盛期は共にフジテレビを牽引するモンスター番組だったかもしれませんが、最近は低視聴率や番組内容についての炎上など人気に陰りも見られました。

全盛期の頃から共に番組内容が物議を醸すことが多かった両番組ですが、その過激な内容が視聴者を魅了していたのは事実です。

しかし、近年の風潮は過激な内容を支持する層よりも抗議する層(BPO)が大きくなってしまいました。
それが番組終了の要因の1つであると思います。

両番組開始時期は微妙にずれますが、今の世の中の風潮とは間違いなく差がありました。

例えば、昨年石橋貴明が炎上した保毛田保毛尾はかつては全く問題ありませんでした。

簡単かつ単純に言えばこの2つの番組は時代の変化についていけなかったと言えます。

とんねるずの最終回は過去の映像を振り替えっていましたが、約10年前の矢島美容室以降の映像が全くありませんでした。
めちゃイケの最終回も過去の企画をもう一度行うなど仮に新メンバーが一人もいなくても成り立つ構成でした。

そういう意味では終了は仕方ないと思います。

時代の変化について、例えばスマホとガラケーどちらを購入するか聞かれたらスマホを選ぶ人が大半を占めるでしょう。
また、1980年代のトレーニングを積んだ選手と最先端のトレーニングを積んだ選手では後者が勝つでしょう。

上記のように多少論点はずれますが時代の変化についていかなければどこの世界でも生き残れません。

そういった意味でもみなさん、めちゃイケはそれぞれ時代を作り、リードしたが、その役目を終えたと言って良いかもしれません。

しかし、これからのバラエティーはどうなるのでしょうか?

例に挙げたガラケースマホに関しては、役目を終えたガラケーからスマホに人の通話やメールなど連絡手段を円滑に進めるツールとして引き継がれています。

スポーツでも例えば日本プロ野球では、戦後の川上哲治に始まり長島、王の時代、そして落合博満、その後にイチロー、松井その後にダルビッシュ、最近では大谷翔平と日本プロ野球の顔は脈々と時代を代表する選手に受け継がれています。

さて、バラエティーはどうなのでしょうか?

今回、みなさん、めちゃイケ共に最終回では過去の映像や過去を彷彿とさせるシーンもあり、やっぱりこっちの方が面白いというコメントがとても多かったと思います。
現在のバラエティーの主流は雛壇芸人を活用したトークであることが多いですが、過去のバラエティーよりも今のバラエティー(トーク番組)の方が良いとはあまり聞きません。

みなさん、めちゃイケ共に後継番組が発表されましたが、全く期待されていませんでした。
それも未知数な若手だからではなく、そこそこ歳をとった人間がMCの為、想定外のいい意味での爆発もおきにくいからだと思います。

テクノロジーやスポーツでは能力やクオリティがアップグレードされていますが、果たしてバラエティーはどうなのでしょうか?

みなさんの最終回でとんねるずからのメッセージ「バラエティーを滅ぼすなよ」というのは大袈裟ではなく、バラエティーが好きな人にとっては非常に危機感を持ってもいいメッセージなのかもしれません。

近年のテレビ業界で幅を利かせているBPOですが、BPOに賛成という人を見たことがなく、何のために誰のために毎回揚げ足を取るような抗議活動をしているのかわかりません。
いじめ助長と言いますがそれを言ったら他の番組もいくらでも当てはめることが出来ると思います。
例えば相撲中継だって力の強い物が弱いものを地面に叩きつけたから、学校でも大きい子が小さい子に対するいじめを助長する恐れがあると言えるでしょう。

テレビ関係者がBPOに忖度しないと番組が続けられなくなりつつある今、視聴者がBPOと戦わなければいけないのかもしれませんね。

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