酷暑の夏コミを乗り切るために対策グッズを使った感想
最後の投稿が4年前になっていたのですが、何とか生きております。
タイトルの通りですが、今回の夏コミに参加して書きたいことができたので久々にキーボードを叩き始めました。
実際どのぐらい暑かったのか
同じ場所ではないのですが、コミケ会場の東京ビッグサイトから最寄りの気象庁の過去の気象情報(東京・北の丸公園)を確認したところ、各日で以下のような経過となっていました(参考までに、2022年~2023年の夏コミ時の観測値も記載しました)。
8月11日(日・1日目)
10時(開会直前):33.7℃
2023年:32.1℃、2022年:28.3℃
14時(最高気温):34.8℃
2023年:34.7℃、2022年:24.7℃
16時(閉会時間):33.6度
2023年:33.1℃、2022年:24.7℃
8月12日(月祝・2日目)
10時(開会直前):33.5℃
2023年:29.6℃、2022年:29.4℃
14時(最高気温):34.5℃
2023年:31.9℃、2022年:32.5℃
16時(閉会時間):32.6℃
2023年:26.4℃、2022年:32.4℃
2023年は2日目に小雨が降るような曇りの天気で、2022年は1日目に雨が降ったこともあり単純な比較は難しいところですが、いずれにせよ今年は2日とも快晴であったことから、ここ数年の間では最も厳しい環境下にあったことは間違いなさそうです(私も各回で参加していましたが、私個人の感覚とも合致しています)。
グッズ使用の感想
夏の最も暑い時期に参加することを想定して、今回は以下のようなグッズやアイテムを用意して参加しました。その時の感想を以下に記載します。
※以下は個人の感想です。皆様におかれましては、それぞれの事情をご考慮のうえ使用可否をご判断いただければと思います。
※なお、1日目はサークル出展(西ホール)、2日目は知人のサークル(東ホール)で売り子として参加していたので、以下は主に屋内で利用した際の感想となります。
ネッククーラー(ネッククールリング)
冷蔵庫や冷凍庫、製品によっては冷房の風を当てることでリング内の物質が凝固し、首周りを冷やすことができる優れものです。
今回は冷凍されているペットボトル飲料とネッククーラー2つを保冷バッグに入れて持ち込み、冷感が薄くなってきた段階で交換する形で運用しました。
装着後30分ほどは冷感があったのですが、1時間程度で中身の半分ほどが溶けてしまい、これだけで暑さを和らげるには厳しい環境でした(特に一番気温が高くなった14時ごろ)。
2つ持って行ったことで1~2時間ごとに交換できる(ひとまずの涼しさを得られる)ようにしたのは良かったと思います。
冷却パック
パックを強く叩いたり強く握ることでパック内の液体が入っているパッケージを割り、化学反応を起こすことで液体の温度を急速に下げ、冷感を得ることができる商品です(バッグに入れて持ち歩く衝撃程度ではパッケージは割れないので、携行性にも優れています)。
昼過ぎの時間帯に首元を冷やすために使用しましたが、商品の説明の通り短時間(商品によりますが最長でも30分程度)で効果が失われ始めるため、あくまで少しでも体を冷やすためと割り切りました。
やはりイベント全体の時間帯を賄うには厳しいですが、うだるような暑さを一瞬でも紛らわせることができたのは良かったです。
※使用開始直後はかなり冷たい状態となるため、タオル等で直接肌に触れないように注意する必要があります。
ミレー「ドライナミック メッシュ」
冷感グッズとはやや趣が異なりますが、このような暑さの中では大量の汗をかくのでアンダーウェアがびしょ濡れになり、不快感とともに不用意に体を冷やしてしまう原因になります。
今回はこの上に速乾ウェア(ユニクロのドライウェアなど)を重ね着して参加しました。暑さ自体をなんとかすることはできないのですが、ウェアに起因する不快感はかなり取り除けたと思います(いつもは汗をかきすぎてお腹の調子を崩すことが多いのですが、今回はそのようなことはありませんでした)。
このウェアはメッシュ構造かつ機能上肌と常に密着するもので、通常のシャツの着心地とはかなり異なるため、イベント前に着心地を確認しておくのが良いかと思います。
塩タブレット
言わずと知れた対策グッズ(食品)ですが、大量に汗をかく状況下にいたので、意識的に水分補給と合わせて摂取するようにしました。
暑さで朦朧とし始めた時に摂取すると少し気分が和らいだ気がしたので、今回のような暑さの中では特に有効だったのではないかと思います。
(番外編)靴下「ガッツマンソックス」
酷暑対策ではないのですが、コミケ等のイベント特有の問題として、長距離を徒歩で移動する必要があるため、靴擦れや足の痛みを生じることが多々あります。
今回はガッツマンソックス(5本指・レンジャー)を着用して歩き回っていましたが、足先の安定感が良くなった気がすると不快感の低減に役立ったように感じました。
このソックスはかなり頑丈なことから、着脱がややしにくい(時間がかかる)のと、分厚い製品のため通常の靴よりは1~2サイズ大きめのものを用意する必要があること、また靴下の締め付けが強いことで発疹が起きることがある(私はふくらはぎ周りに少しできました)ため、こちらもイベント前に着心地や使い方などを確認しておくのが良いと思います(より日常向けのタイプを選んでいただいても十分に対応できるかもしれません)。
感想とまとめ
このような厳しい環境になることは天気予報で事前にある程度できており、比較的気合を入れて準備してきたつもりでしたが、今回に関してはかなり厳しい環境下での参加となりました。
一般参加者の方々はさらに屋外で強い日差しの下で待機していたので、より厳しい状況だったのではないでしょうか。
来年の夏に参加する際は、空調服(冷却性能や持続時間、ファン等の音や周囲に排熱する点で考慮が必要かも)やより良い冷却グッズが出て来ればそちらも含めて検討してみたいと思います。
宣伝(夏コミ新刊について)
最後に、私が今回出展したサークルについて少し宣伝させてください。
今回の夏コミでは、私の音ゲー行脚や過去に企画きっぷを利用して旅行した時の話などをまとめた本「音ゲー行脚erの旅記録 ~7年間を振り返る~」を頒布いたしました。
こちらはメロンブックス様で委託しておりますので、興味があればそちらもご覧いただければ幸いです。
それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました!