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巨大ヘッジファンドLTCM
みなさん、こんにちは。今回は金融工学の理論で破綻したLTCM(ショート・ターム・キャピタル・マネジメント)について書かせていただきます。2人のノーベル経済学者をはじめ、有名なトレーダー等を集めジョン・メリウェザーが1994年に創立されたファンドです。出資者は主に銀行です。高い利益を出しましたが、時代が進むにつれ、LTCMの金融工学の理論が金融市場に合わなくなっていきます。さらに余りにも過大なリスク運営をしたため、1998年6月には、ファンドが10%以上も下落、6月には負債と資本の比率は、31対1になっています。そして遂に破綻します。まさに1つの理論だけでは金融市場で稼ぐことは難しいです。
金融市場は時には金融理論だけでなく、心理学などにも影響を受けると思います。私は金融市場とは人の思惑や思考の集合体であると考えています。金融市場を知ることは、人を知ることであり、金融工学だけでは無いと思います。
引用
N i all Fe rguso n(2009)
THEASENTOFMONEYAFINANCIALHISTORYOFTHEWORLD (ニアール・ファーガソン 仙名紀(訳)(2009) マネーの進化史 早川書房)