紅茶はコーヒーよりも簡単?ティーバックとリーフティーの手軽な使い方
紅茶はお湯の量や温度、そして蒸らす時間など決まりごとがたくさんあってハードルが高い、と思われている方も多いのではないでしょうか。
もちろん、どんな食べ物にも美味しい調理法や旬があるように、紅茶にも美味しい飲み方があります。
しかし、一度作ってみると以外にも手軽で、手順を覚えやすいことにびっくりするでしょう。
今まで紅茶は面倒くさそうだからと敬遠して、コーヒーばかり飲んでいた人のために、簡単な紅茶の入れ方を紹介します。
ティーバッグとリーフティーの2つの方法を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
紅茶は自宅で簡単に入れられる!初心者さんでも失敗なし
紅茶は自宅でも簡単に入れられます。
実際、入れ方によって味が変動しやすいというデメリットがあるのは事実。
紅茶の茶葉の量や蒸らし時間を間違えると、渋みが強すぎて飲むのもきついほどです。
しかし、ちょっとしたコツを覚えれば、習慣化しやすいほど手軽に作れるのです。
特に今までコーヒーを飲んでいた方やお湯に溶かしてできるスティックタイプの紅茶を飲んでいた方は、ティーバッグやリーフティーと聞くと少し敬遠するかもしれません。
もちろん、仕事中や食後の1杯であれば、すぐにできるに越したことはありません。
ただ、家にある茶葉を使えば、お店で飲む紅茶と同じクオリティのものが飲めるのに、試さないのはもったいないです。
まずは、皆さんが取り入れやすいティーバッグの使い方からみていきましょう。
本場の香りを作り出す!ティーバッグの入れ方に注目
必要なものは、ティーバッグ・マグカップ・タイマー(携帯など)だけです。
「インスタント感が強い」と思われている方も多いと思いますが、全くそんなことはありません。
ティーバッグでも香り高い紅茶を出せます。
もしも安っぽい味だと感じるのであれば、それは入れ方を間違えているからなのです。
お湯の中でティーバッグを動かしていませんか?
1つのティーバッグで2杯分出していませんか?
美味しく出すためのポイントを抑えるというよりは、“間違った入れ方をしない”ことに注意すれば、格段と味も風味も変わります。
① まず、沸騰させたお湯をマグカップに少し入れて、マグカップ全体を温めます。
② マグカップの中のお湯は捨てて、再度8分目までお湯を注いでからティーバッグを入れます。
③ ゆっくり1~2分待ちます。
④ マグカップのふちに軽く当てながらティーバッグを取り出します。
ティーバッグによって蒸らし時間が変わることもありますが、まずは目安としてマグカップの8分目程度、そして1~2分蒸らしてください。
紅茶が難しいと感じる方は「茶葉によって抽出方法が変わるので、覚えられず面倒だと感じる」とよく言います。
紅茶を趣味としている人であれば別ですが、日常生活で手軽に飲みたい人は、茶葉によって飲み方を指定されるのは少しめんどくさいと感じてしまうでしょう。
しかし、早く飲みたいからといって焦って抽出せずに、上記の方法を用いて作れば、どんばティーバッグの紅茶も美味しくできあがります。
商品によっては、リーフティーよりもティーバッグのほうが割高になることがあります。
道具が自宅にあればティーバッグ同様、リーフティーでも手軽に作れますよ。
家にあるものを使えばリーフティーで手軽に紅茶が作れる!
多くの人は、ティーバッグよりもリーフティーのほうがハードルが高いと感じているでしょう。
もちろん2つを比べると、揃える道具も違い、茶葉の量を計るという作業も加わります。
そして、必ずしも毎回同じ味に仕上がるとは言い切れないのも事実です。
しかし、思っている以上に、ポットに出して紅茶を飲むスタイルは習慣化しやすいのです。
常にポットとカップ、紅茶をまとめて近くに置いていれば、お湯を沸かしている間に道具をセットできます。
決まった紅茶の茶葉があれば、茶葉の量も抽出時間も毎回同じなので混乱することもありません。
おしゃれなポットやカップであれば気分は上がりますが、割ったら嫌だからという理由で使う際に慎重になりすぎてしまいます。
優雅なひと時よりも“ちょっと休憩”というイメージで、そんなに高くないけどお気に入りのポットとカップを用意すれば準備万端です。
ティーポットはお湯の量と蒸らし時間だけ注意すればもう安心!
ティーポットを使って紅茶を出す場合、もちろんある程度のルールを守らなければ美味しい紅茶はできあがりません。
茶葉の購入店やネットで入れ方を確認するのもいいですが、あまりこだわり過ぎず気楽に作るのも大事なポイントです。
ただ、茶葉の大きさによって入れ方が若干異なるので注意が必要です。
CTCと呼ばれる茶葉が小さく丸まっているタイプは、すぐに味が出るので蒸らしすぎてはいけません。
反対に、OPと呼ばれる茶葉が大きめのタイプは、抽出に少し時間がかかります。
茶葉のサイズは同じ品種でも味や風味が全く異なるので、好みやミルクティーとして飲むかどうかなどを考えて選ぶといいでしょう。
① ポットとカップにお湯を少し入れて全体を温める。
② その間に茶葉と計量器を準備しておく。
③ お湯を捨てたらポットに茶葉をティースプーン2杯入れる。
④ その後に350mlのお湯を計って注ぐ。
⑤ OPタイプであれば5~6分、CTCタイプであれば1~2分程度蒸らす。
⑥ ポットの紅茶を軽くかき混ぜて完成。
350mlは少し多く感じるかもしれませんが、茶葉の美味しさを引き出すためにはある程度のお湯の量が必要です。
それに、紅茶と一緒にデザートがあれば一気に飲み干してしまうでしょう。
リーフティーは、とにかくお湯と茶葉の量を計量器ではかれば大丈夫です。
少しめんどくさいと感じても、常に計量器を使いやすい場所に置いていれば簡単に取り出せますし、紅茶を作るたびに味が大きく変動することもありまません。
また、茶葉は蒸らせば蒸らすほど渋みが出ます。
ゆっくり飲みたい方は、紅茶をこしながら再度違うティーポットに移すと、時間が経っても味が変化しないのでいいですよ。
ティーバックとリーフティーはコツを掴めば簡単
ティーバックはエグミを出さないように注意し、リーフティーはお湯の量と蒸らし時間だけ注意すれば手軽に美味しい紅茶を作れます。
少しお値段のするカップやポットは割れないように棚の奥にしまいがちなので、使い慣れているものを使うのも、紅茶を習慣化するための1つの手です。
ぜひ、“ちょっと休憩”のお供に、今回紹介した紅茶の入れ方を参考にして飲んでみてください。