架空ホビアニを作る【4】主人公・前編
主人公のターン!!
はじめましての方は、はじめまして。そうでない方は(以下略)
伊地知でございます。
今回はキャラクター編の記念すべき第1回。トップバッターを務めますのは、我らが主人公ちゃん♀です。
※今回もかなり長めです。お気をつけ下さい。
主人公ちゃんについては前回、
と言うような性癖全開の設定を作りました。これを元にキャラクターのプロフィールを作っていきたいと思います。
気だるげ×七つの大罪といえば
悪魔を題材とした作品に、「気だるげ」をアイデンティティーとするキャラを登場させるとしたら……
当然、「怠惰」のアクマ使いになりますね。
これ以上ないベストマッチです。怠惰の悪魔を使役する気だるげ少女という肩書きだけで、ご飯三杯は余裕ですね。
カードゲームですので、いわゆるデッキ構築において、種族「怠惰」中心デッキのプレイヤーと言うことでしょうか。
……ええ、その辺りが全くもって無計画です。恐ろしい。
大事なもの
主人公にとって、最重要と言っても過言ではないもの……そう、名前です。
キャッチーさのある可愛い名前にしたいのですが、何分センスの欠片もないもので。イメージを膨らませつつ、いくつか候補を考えてきました。
性格…だるい、なまける、面倒くさい、居眠り
悪魔……ベルフェゴール、フェニックス、熊、ナマケモノ等。
名字
入間(いるま) 悪魔⇔人間
熊倉(くまくら) くま(アクマにも通ずる)
合歓木(ねむのき) 眠る
名前
バク =夢を食らう「バク」
くるみ =くるくる、思考の堂々巡り
ネム、ねむり =眠る
ほむら =炎=フェニックス
「ほむら」可愛い。安直ネーミング大好物なので、そのまんまのお名前が刺さりました。地味に「炎系主人公」となるのもポイントが高いです。邪道を行きつつ、王道要素も上手く組み込めます。
「ほむら」と「ホムラ」なら、平仮名の方が柔らかくて女の子らしさが出て良いですね。名前自体は中性的ですし。
あとは名字ですが……
ゲシュタルト崩壊が起きてきました。
「いるま ほむら」は語感が韻踏んでるっぽくて名前っぽくないな……
……ん?
熊倉 ほむら(くまくら ほむら)
くま・まくら (熊・枕)
めっっちゃキャラ感出せるじゃん~~!!
良~~~~!!
というわけで、熊倉ほむらに決定……したいところですが、名字の漢字表記をもう少し凝りたいですね。熊の字の画数が多めで、少々堅い印象を受けます。「熊」そのままってのも安直すぎる。
試行錯誤の結果、「久間倉」に決定しました。怠惰のアクマ使いらしいお名前が出来ました。
プロフィールと掘り下げ
主人公の名前も決定しましたので、細かい設定を決めていきましょう。
①名前 久間倉 ほむら(クマクラ ホムラ)
②年齢 10歳(小学5年)
③性別 女
④所属 逢魔が時小学校
⑤家族 【後述】
⑥一人称 ボク
⑦二人称 キミ、○○くん、○○さん
⑧口調 中性的
○性格 気だるげで何事にも無気力。いつも怠けてばかりだが、根は誰よりも友達想い。
○能力 大抵のことはやればできるが、普段はやる気が出ないので出来ない。能ある鷹はなんとやら。ここぞと言う時には機転が利く。
○好きなもの 居眠り、友達、ぬいぐるみ
○嫌いなもの 面倒事、悪い奴
○評価 授業もテストもマトモに受けず、居眠りばかりしている。そのため、落ちこぼれの烙印を押されている。
基本的な設定はこんなところでしょうか。
続いて、名前と同じくらいに重要な事項──口癖です。
安直キャラ付け、口癖は世界を救う
「口癖」あるいは「決め台詞」とホビアニは切手もきれない関係性ですよね。個人的には、プリキュアのイメージが強いです。シリーズ当初から口癖が重視されており、その系譜は現在まで続いております。
キャラクターの性格や価値観を短い台詞で象徴する、非常に重要な設定です。慎重に行きましょう。
ほむらちゃんは、上記の通り二面性が魅力のキャラです。普段の気だるげモードとピンチの時の本気モード。日常編とバトル編それぞれに口癖と決め台詞が欲しいですね。
「キョーミない」
面倒なことには首を突っ込まず、無関心で乗り切る。が、大抵首根っこを捕まれてずるずる連れていかれるのが定番。
使用例:「ソロバト?へぇ、キョーミないね」
「目覚めが悪い」
直前まで眠ってたのに、ふらっと立ち上がってこの台詞。ヒーローは遅れてやってくる、を地で行く主人公です。
使用例:「友達を見捨てるのは、ちょっぴり目覚めが悪いから」
「燃えてきた」⇔「燃えつきた」
バトル開始と終了の決め台詞です。最高に炎系主人公っぽい。バトルの時だけちゃんと通る声でハキハキ喋ります。
使用例:
普段こそやる気が皆無の癖に、いざとなったら「目覚めが悪い」と自分本意のふりをして、命懸けられる系主人公です。未完成の主人公ながら、既に久間倉ほむらの沼に溺れています。架空ホビアニの恐ろしいところですね。
家族設定は色々練れるぞ
ほむらちゃんの家族構成についてですが、
父、母、兄、祖父
として考えています。
長女のほむらちゃんは年の離れた兄とは離れ、祖父の家に住んでいます。おじいちゃんっ子なほむらちゃんが見たいので。
あと、父母は「研究員」です。これでほむらちゃんの高いIQに説得力が出ますね。忙しい人なので、めったに帰ってきません。
ほ"む"ら"ち"ゃん……!!(泣)
その上「おじいちゃんもいるしね」と付け足すフォローも忘れないのが久間倉ほむらと言う人間です。茶化さなくてもいいんだよ…。
おじいちゃんはいわゆる日常ギャグキャラですが、実は……という展開もありですね。シリアスもいけるし、メタ発言もできる万能場回しキャラになりそうです。突然意味もなく高等身マッチョになったり、修行させたり、と師匠キャラとしても良いかも。
こういうキャラデザのセンスないんですが、コロコロ大好きっ子として大好きなので、ちょくちょく出していきたいです。
カッコいい可愛いアクマも良いですが、下ネタやトンチキに走るネタ系アクマも描きたい。
キャラの掘り下げ(本題)
散々気だるげキャラの魅力を語ってきましたが、やはり筆者は真っ直ぐでひねくれていない主人公が好きです。その点、ほむらちゃんは元来そういう気質ですよね。根っこの部分は、
「誰よりも強くて優しい女の子」です。
誰かがピンチになった時には、自分をなげうってまで助けに行くヒーローです。……ただ、それがどうしてこうも面倒くさがりになってしまったのか。
筆者は基本的に、主人公には
重い十字架を背負い、度重なる困難に打ちのめされながら成長してほしい
タイプの人間です。
↓↓【ネタバレ注意】↓↓
久間倉ほむらの過去
いつも気だるげで、何事にも関心を示さない彼女だが、以前は誰よりも希望に満ち溢れていたことが明かされる。
研究員である彼女の両親は、とある機関でアクマについて研究をしていた。ある日、研究中に事故が起こり、アクマたちが脱走してしまう。
その日たまたま見学に来ていたほむらは、両親に襲いかかるアクマに果敢に立ち向かう。人語を解するそのアクマは、ほむらの「タマシイの炎」をいたく気に入る。
アクマはタマシイの炎を一部差し出せば、ほむらと両親だけは助けてやると持ちかけた。
ほむらは両親と研究員十数名の命と引き換えに契約し、自分自身の魂を差し出す。同時にアクマに関する記憶も奪われてしまう。
結果、彼女の魂に残ったのはわずかな炎だけだった。魂の炎のほとんどを失ったほむらは、無気力で無関心の「がらんどう」になってしまった。
久間倉ほむらの未来
ほ"む"ら"ち"ゃん……!!(二回目)
自己犠牲の果てに、自らの魂までも差し出してしまうとは……お前のような小学生がいるか!!案件です。(聖人君子的な意味で)
前半との温度差で風邪引いちゃいそうですね。ご自愛ください。
「タマシイの炎」はさっき思い付いた設定ですが、アクマは人間の魂を食らうというありがちなものです。
最後の一文、ココ重要です。テストに出ます。
そして、ほむらちゃんに残っている魂はほんのわずか。
あとはもうお分かりですね?
……鬼か?
名前も相まって某魔法少女アニメのようになってしまいましたが、このホビアニに凄惨な鬱展開はありません。
恐らく親友やライバルはこの事実を知り、大分苦しむでしょう。しかし、ほむらちゃんの心は強いので大丈夫ですし、このホビアニは必ず大団円で終わります。(早口)
自分で考えておいてしんどくなってきたところで、今回はひとまずおしまいです。次回、主人公編の後編はビジュアル編です。ほむらちゃんのキャラデザを決めていきましょう。
それでは、また次回。
おまけ【2話以降のOPナレーションテンプレを考えたよ】
マスコット「OPで寝るな~~!!」
こう言う掛け合いが好きなんじゃ……。
次回予告とかで良く見るやつ。メタ発言もある。
芸能パロとかじゃないんだけど、レコーディング現場で二人()並んで収録してるイメージが沸いてきてとても良い。
一生イチャイチャしてろ。
前回語り損ねたけど、マスコット×主人公も好きなんだぜ。節操なしだぜ。
この微笑ましさで寿命差エグそうなところも含めて。
カ~~ッ!二次創作してぇ~~!!
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