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架空ホビアニを作る【17】社長・前編

ホビーアニメ……略してホビアニ。
玩具の販売促進を目的とした低年齢層向けアニメの総称である。
これは、強めの幻覚をキメた一人のヲタクが、架空のホビアニを作り出すまでの物語。

2期ラスボスについて考えよう

伊地知です。相も変わらず仕事と趣味に追われる日々です。繁忙期もですが、RPGを始めたせいですね。睡眠時間をゴリゴリ削ってます。架空ホビアニ作るか、世界救うか、どちらかにしたほうが良いと思います。

さて、今回は「社長」編です。本作「ソロモンバトル!!」のメインホビーであるTCG「ソロモンバトル」の発売元である会社の社長となります。

【1】の記事から書いていたのですが、「社長」キャラは絶対に欲しいと思っていました。気合いを入れて作っていきましょう。

①名前
②年齢  20歳
③性別  男
④所属  ✕✕コーポレーション
⑤家族  【後述】
⑥一人称 私
⑦二人称 貴様、○○(名字呼び捨て)
⑧口調  厳格で偉そう

○性格 
非常に冷淡で、他人を見下している節がある。絶対的な自信を持っており、プライドが傷付くことが許せない。

○能力
常に冷静新着で、何でもできる敏腕社長。ソロモンバトルの腕も並みのプレイヤーでは束になっても叶わないほど。

こちらの社長、2期のラスボスとなります。彼の目的はずばり「グリモアの不思議な力」です。何でも願いが叶う力を手に入れ、社長は何を願うのか?はストーリーの大きな鍵です。

その途中、主人公達と対立することは言わずもがなですね。
「自信家」で「プライドが高い」性格。
社長と言う肩書き。
2期ラスボスのポジションに君臨する彼には、

傲慢のアクマ使い

となってもらいましょう。

モチーフと属性

前回の記事でさらっと書いていましたが、七つの大罪における属性について、ふんわりと決めています。

傲慢は「雷」ですね。

ちなみに……この属性については、七つの大罪の種族にそれぞれ紐付くのではなく、あくまで「使い手のデッキ構成」だと思っています。

例えばほむらちゃんは「怠惰のアクマ使い」で、炎属性ですが、「怠惰」のアクマ全てが炎の属性と言うわけではありません。
その方が多種多様なカードが作れて面白そうですしね。

かつ、傲慢の動物は「ライオン」。百獣の王となる動物ですし、「社長」とも相性良いですね。とりあえず、このモチーフをもとに名前を決めて行きましょう。

まずもって、例のルールに則って決めていきましょう。名字は動物、名前は属性。ライオンを和語にすると、「獅子」ですね。名前としての響きも良くて、とても好きです。

「シシ」の音が入った名字と言えば、

獅子王
宍戸
志々雄

とかが漫画では鉄板です。「獅子王」は安直すぎるのと、「獅子王社長」と敬称付きで呼ぶと、「王」と「社長」の敬称がダブってしまうので気になりますね……。あと、「志々雄」はどうも存在しない名字のようです。

と言うわけで、社長の名字は「宍戸」に決定。響きも小気味良くて呼びやすい。

「雷」の言い換え
サンダー、いかづち、迅雷、霹靂

かつ、名前の表記は仮名で統一したいので、音の響きだけで「雷」だとわかるようにしたい。あと、普通じゃないどっちかというと古風で異質な名前にしたい。

と言うような二日ほど迷い悩んだ挙げ句、「ライジュウ」(=雷獣)としました。「百獣の王」や「ライオン」も彷彿とさせる響きでいいですね。

宍戸ライジュウ

強キャラ感。漢字の方がそれっぽい気がしますが、ゴチャッとなるのが嫌なのでここは統一しましょう。ちなみに、「名前が全て仮名」は表記の問題で、メイントリオの名前も一応漢字は決まってます。

久間倉 焔
神瀬 海斗
大狼 伴

社長登場

こちらの社長と、2期のメインストーリーについて考えていきましょう。

【13】の記事でざっくりと構築したストーリーですが、2期に関して決まっているのは以下の通りです。

1期での闇堕ちしたカイトとの戦いを経て、他のアクマ使いが登場するのもこのシーズンですね。

ちなみに怠惰、嫉妬、憤怒、傲慢のアクマ使いが決まったので、残りは強欲、暴食、色欲です。登場時期や立ち位置についても考えていかないとですね~。

あとは、ほむらちゃんのソウル(旧名称:タマシイに炎)についても明かされます。

ソウル
人間やアクマが持つ魂の具現化。アクマはこれが好んで食らい、動力源となる。その炎が燃え尽きてしまうと、精神が死んでしまう。
ソロモンリングでアクマを召喚する際には、使用者のソウルを微量ずつ消費する。

とある事故で、ほむらの両親、他の研究者たちが命の危機に晒される。アクマがソウルを一部差し出せば、ほむらと両親だけは助けてやると持ちかけた。ほむらは全員を助けると引き換えに契約し、自分自身の魂を差し出す。
同時にアクマに関する記憶も奪われてしまう。
結果、ソウルのほとんどを失ったほむらは、無気力で無関心の「がらんどう」になってしまった。

ソウルと共にアクマの記憶を失ってしまったほむら。同時にアクマと深い関わりがあった、家族についても記憶が薄れてしまっている、なんて設定も良いですね。

ほむら「思い出は、たくさん、あるはずなのに……」

唯一アクマとの繋がりが薄かった祖父については覚えているものの、父母や兄についてはほとんど思い出せない。記憶の混濁について、医師からは「事故によるショック」と診断されていた、と明かされます。

人の心とかないんか?

アクマカードを販売する「宍戸コーポレーション」にソロモンリングやアクマ使いが絡んでいると推測し、情報収集を始めるほむら。
そんなほむらの前に諸悪の根源(?)宍戸社長自らが現れ……

社長「貴様のソロモンリング、回収させてもらう」

ってな感じで、ソロモンリングを奪われたほむらちゃんが奮闘するエピソードが続いたり。いつも飄々としてどんなピンチでも切り抜けてきた主人公が、ズタボロになりながらもみんなを守ろうと何度でも立ち上がる姿が見たい。

そんなほむら達に対し、社長もまた思うところがあるようです。それでも成し遂げたい彼の願いとは……。

社長の正体

宍戸コーポレーションとの戦いを通じ、「宍戸ライジュウ」という人間を知っていくほむら。彼に人の心を踏みにじる悪意よりも、正義を見いだしていきます。そして、核心に迫る。社長を裏で操っていた存在です。
ここは鉄板の「秘書(側近)が黒幕」で行きましょう。

そして……。

「教えてやろう、久間倉ほむら。宍戸ライジュウは……お前の兄だ」

「え……?」

え~~~~~!!??衝撃の展開。

「社長=ほむらちゃんの兄」設定はずっっっと考えていて、絶対にいつかやりたかったとこでした。

留学のため、家族とは離れて暮らしていたライジュウ少年(本名:久間倉ライジュウ)。妹のほむらがアクマにソウルを奪われたと知り、元の彼女を取り戻すためにアクマ使いとなります。

宍戸コーポレーションは、そもそもがアクマカード回収にために作られた企業。アクマカードそっくりの模造品を作り、ゲームとして商品展開。公式大会を開催し、強いカードを持つ者を探しだす。というシンプルで利に敵っているようで敵っていない作戦は、おそらく黒幕の入れ知恵です。

名前を変え、海外にいると嘘をついて、家族を巻き込まないようにしてアクマカードを回収する。ほむらは家族の記憶を一部無くしているので、対面しても兄だとは気づけない。

そうして奮闘していたところにソロモンリングを手に入れてアクマ使いとなったほむらが現れる。当然彼女を遠ざけようとするわけです。

ほむら「全部、ボクの……ため?」

社長~~~!!!

彼の願いとは自分を助けることだと知ったほむら。そして、兄としてほむらの前に現れ、ここぞのピンチを救う。

ずっと対立し続けていた二人が「兄妹」に戻った瞬間。

兄は妹のためにずっと一人で戦ってきたので、当然正体がバレても「危険な戦いには巻き込めない」と告げるわけですが……。

ほむら「ボクも、昔の自分を取り戻したい。でも、それは……ボク自身が叶えないといけない」

兄妹そろってヒーローだし家族想いの良い子たちなんです……。

3期の活躍

2期ラストで黒幕を撃破し、ようやく一緒に暮らせる……と喜ぶほむらちゃんでしたが、ライジュウは行方をくらまします。
3期に入って新章開幕と同時に、新キャラ登場。強敵に苦戦を強いられるほむらたちの前に現れた助っ人。

「私は……ライオン仮面だ!!」

はい。ホビアニに欠かせない仮面キャラです。
その正体は……言わずもがなですが、ほむらちゃん(主人公)だけは気づいていないというのも鉄板です。
普段は聡い子が身内に対してだけセンサーがガバガバだったりするの好き。
素顔を隠して協力関係になることで、聞けなかった気持ちが聞けたり。
兄への気持ちを素直に吐露するほむらちゃん見てえ~~!!

クール系のキャラが覆面姿になるとギャグもがっつりやれるの良いよね。顔が見えないから?

さて、前編はここまで。
後編では社長のキャラデザを決めていきたいですね。
ありがとうございました。


おまけ【あと少し】

「1か月間1日1枚絵を仕上げてうpする」チャレンジ中。Xにて頑張って投稿続けております。よろしければフォローお願いします。

現在の進行状況……

22日目 暗い海の底

リメイクというか

23日目 逃亡劇

ほむらの下半身消失マジック

24日目 背負うもの

色数絞るのが難しい

25日目 正装バチっと

グリザイユ画法難しい

26日目 SOLOMON RING

カートゥーン風

27日目 「なんか、ちぢんだ」「!?」

この塗り方好きかも

28日目 バン姐

かっけーっす姐さん!!


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