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376豊住駅はいつできる?
ボクにとって嬉しいニュース。
― 国土交通省が7月15日(木)、今後の東京圏における地下鉄ネットワークのあり方について、交通政策審議会による答申を公表。有楽町線の延伸(豊洲~住吉)と白金高輪~品川間の地下鉄について、東京メトロが事業主体になるのが適切で、早く建設を進めるべき、との考えを明らかにしました。―
ボクが引っ越しをすると、交通網が便利になる。そのジンクスが今回も生きそうになった。
目黒区の東山に越したとき、地下鉄は日比谷線の中目黒まで25分ほど歩かなければならなかった。ところがほどなくして国道246号線地下に新玉川線が開通して、渋谷まで一駅、さらに半蔵門線に乗り入れて都心に一直線になった。
江東区の越中島に越したら、地下鉄東西線の門前仲町駅が最寄り駅。遠くはなかったが、とにかく混む。手にしたカバンが引っ張られてどこかに行ってしまいそう。ところがJRの京葉線(越中島駅)まで開通して、駅は間近になったし、朝晩も座れるようになった。
そして今は江東区の東陽町と住吉の中間点に住む。双方とも徒歩15分。その間に地下鉄ができる計画があるのだが、いっかな進展しなかった。それがようやく動き出す。有楽町線の豊洲から、東陽町を経て半蔵門線の住吉を結ぶ新線。そして東陽町と住吉の中間に駅(仮称豊住)が予定されている。目と鼻の先から乗れるようになる。完成はいつか。
ところで東京の地下鉄は東京メトロと都営地下鉄がある。その一元化はかねてからの課題だが、うまく進まない。その原因は、ボクが思うに、都営の非効率性。運賃が高いうえに経営赤字で累積損失が半端ではないようだ。民営化が予定されているメトロ側としては、赤字の都営に抱きつかれるのはかなわないということだろう。
そこで疑問。同じ区域を走る地下鉄同士で、なぜかくも経営効率が違うのか。こうした場合、簡単な方法は、よくない方に改善を求めることだと思う。
メトロが黒字であれば、都営も黒字化可能なはず。黒字を必達目標にして、達成できるまでボーナスを支給しない。そのくらいの覚悟で望めば、数年を経ずして黒字化するはずだ。かつて政府からの赤字補填があるため、赤字経営が常識化していた国鉄は。分割民営化で私鉄との競争が求められ、今では独立採算だ。改革しなかったら、今回のコロナでの乗客減で、政府の補填金はどこまで膨れ上がったことか。
都営地下鉄に黒字化を義務づける。そしてその達成後には次の目標を設定する。それはメトロと都営の料金面の統一だ。両者間の乗り換えで別途料金を取るなどもってのほかだ。これには両社のさらなる経営効率が必要だが、利用者からすれば当然の要求のはずだ。
写真の出典:https://trafficnews.jp/post/109014/2