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外務省なんか要らないじゃん

 テレビ、新聞で報道されたのかどうか。とても重要だと思うので議事録を要約抜粋しておこう。
 衆院外務員会(2024年5月10日)での上川外相と松原仁議員とのやり取り。
議員:韓国の一部国会議員が、これみよがしにわが国固有の領土である竹島に上陸した。重大な主権侵害である。こうした者が日本にやってくる(例えば銀座でステーキを食べたいという理由)としよう。当然ビザ発行はできないはずだし、ノコノコやってきたら出入国管理法違反で逮捕しないと主権行使に遺漏があることになる。外務大臣の所見を問う。
上川外相:竹島はわが国固有の領土である。国の領土、領海、領空はどんなことがあっても守り抜く決意である。その観点に立って、議員が指摘の方法も含め、なにができるか真剣に検討していきたい。

 議論はここで時間切れ。大臣の検討がどうなるか、いつまでに結論が出るか。ただし単純論理的に考えて、「自分は竹島に上陸して日本政府の弱腰を世界にアピールした人間だが、この自分を日本は何事もなく受け入れるフニャチン国家であることを実証するために、日本の外務省に旅行計画を出し、観光案内などの便宜を要請するつもりである」と世界のマスコミで大々的に発表したら日本外務省はどうするつもりだろう。
 アピール効果を狙っての当然想定される事態である。

 先般の中国の呉大使による「日本人を火の海に放り込む」発言でもそうだった。1年前にも同じ発言があり、日本政府は厳重抗議したとのことだったが、厚顔にも平気で繰り返した。これでも何も具体的方策(追放=ペルソナ・ノングラータ)すらしないのでは、日本政府の抗議は鴻毛の羽ほどの意味もないことになる。

 このように言うと相手を刺激するなと注意を受けることになるが、世界では何もしない方が珍しい。


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