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Brooklyn Nine-Nine シーズン6

現在7シーズン(継続)
エピソード数:18
時間:20分強
ジャンル:コメディ・警察
時代設定:現代
放送年:2019年
舞台:アメリカ・ニューヨーク州・ニューヨーク市
視聴できる動画サービス:Netflix
評価:9 / 10

概要:
ニューヨーク市警・99分署を舞台に、そこに所属する刑事たちの日常と活躍を描いたシットコム。シットコムとは、シチュエーション・コメディの略で、登場人物や舞台が基本的に固定で展開されるコメディのことを基本的に表します。

登場人物は、レギュラーとなる人だけで10人弱と少し多めですが、そこから増えたり減ったりすることはほとんどなく、少し慣れれば、個々の登場人物がかなり特徴のあることもあって、名前と顔が一致しないということはないはずです。一部の登場人物は、シーズンが進むと若干性格や設定が変わったと感じることもありますが、それもしばらくすれば慣れてくると思います。たぶん。

お調子者の刑事ジェイク・ペラルタを中心に99分署の癖のある刑事たちが
騒動を起こしつつも、ニューヨークの治安を守るため、奮闘します。物語は基本的に1話完結で、次々と出来事が起こり、テンポよく進んでいきます。

感想など:
物語の展開は、現実的であるよりも、ドラマ的盛り上がりや面白さを重視ているようで、登場人物はみんな、かなり特徴のある性格で、物語も意外な展開を見せます。このシーズンでもその路線は変わりませんが、前シーズンよりもテンションが高くなっているような気がしました。

レギュラーメンバーはほとんど固定ですが、少し多いこともあり、メンバー間の関係も物語の進行とともに変わり、深まり、ねじれて、人間関係はかなり複雑になっていきます。時間をあけてドラマを見ると、過去のエピソードでの設定を忘れていることもあるかもしれません。かといって、過去のエピソードをそのたびに挿入するとドラマのテンポが悪くなり、それも問題になります。そのうち、ドラマ内で過去のエピソードとリンクされるようになるかもしれません。

ドラマの物語の進展の仕方は、エピソードによって若干異なり、1つの出来事を中心に展開することもあれば、複数の出来事が同時進行で展開することあります。毎回何らかの形でメインの登場人物は出てくるため、お気に入りの登場人物が出ないエピソードというのはあまりないはず。

ドラマで描かれる事件は、比較的本格的なものもあれば、コメディ色の強い奇妙なものもあります。事件はニューヨークを舞台としていることもあって、殺人だけでなく、窃盗、放火、麻薬関連と多様です。といっても、コメディなので残虐な場面はありません。また、ドラマ中の事件は、基本的にそのエピソード内で解決することもあって、事件そのものが複雑な展開を見せることは基本的にないものの、たまにスリリングな展開があり、飽きさせない工夫が見られます。

コメディは、場合によっては放送されたときに流行していることを積極的に取り入れるので、放送されてからあまり時間を置かずに見た方が良いかもしれません。また、映画ネタや下ネタが多用されています。映画ネタは、自分が映画に詳しくないため、要求される映画の知識がどの程度のものなのかはわかりません。わからなくても特に支障はありませんでした。下ネタは、視覚的に露骨な場面はほとんどなく、不快に感じることはあまりないように思えますが、会話の中には頻繁に出てくるため、下ネタが苦手な人はご注意を。

ドラマのノリについていけるかどうかで、面白いと感じるかどうか決まります。好き嫌いがはっきり分かれる種類のドラマだと思います。

英語学習の教材として:
登場人物の話す速さは、ドラマの物語の進行に合わせてか、少し早めで、慣れていないと聞き取れないかもしれません。また、ジョークをかなりの頻度で挟み、会話も本筋から離れることが多く、言葉遊び的なものもあり、次にどんな内容がくるか予想しにくいところがあります。したがって、聞き取れなかった部分を会話の流れから推測するのは難しいと言えます。ジョークは、後で調べようにも、数が多いので、すべてを確認しようとすると大変な労力になると思います。わからないジョークは聞き流して、気にしないようにしましょう。

語句:
NYPD:New York City Police Department:「ニューヨーク市警」
世界でも最も有名な警察組織の1つ。知っていて当然、というくらいに様々なドラマや映画、小説で見かけます。departmentは「部門、部、課、局」といった組織の中の1つの区分を表します。

Potate, potato. 「ポテイト、ポタト」
Tomato, Tomato. 「トメイト、トマト」
Potato, tomato. ※上記2つの表現の混合
:「大した違いはない、どちらでもよい」
アメリカ英語とイギリス英語とで発音が若干異なることに由来すると思われます。発音は違っても、同じものであるということで、「大した違いはない」という意味で用いられます。

Who cares?:「だれも気にしないよ、そんなことどうでもいいだろう」
The point is ~:「重要なのは~だ、要するに~だ」
(Ride) shotgun:「(車の)助手席に乗る」

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