Homeland シーズン1
全8シーズン(完結)
エピソード数:12
時間:50-60分程度(エピソード12は85分程度)
ジャンル:サスペンス・政治・諜報
時代設定:現代
放送年:2011年
舞台:アメリカ
視聴できる動画サービス:Netflix
評価: 8/ 10
概要:
CIAの局員キャリー・マティソンは、テロリストの脅威にさらされるアメリカを守るため、日夜奮闘しています。数多く存在するテロリストの中でも、彼女はイスラム過激派のテロ組織との戦いの中に身を置いており、物語は彼女がイラクからアメリカに戻ってきてしばらく経った時点から始まります。
感想など:
物語は、緊張感のある展開が連続します。一部物語の展開には気になる箇所もありましたが、全体としては楽しむことができました。一つの謎について引き延ばしている印象も特になく、すべての疑問に答えが明確に示されるわけではないものの、伏線も張られ、物語の展開におおむね納得がいく形に仕上げられているように感じました。物語の構成は、一話完結ではなく、シーズンごとに一区切りする形で、視聴する場合は時間を空けず、出来る限り一気にシーズンの終わりまで見てしまうことをおすすめします。
アクションシーンは少なく、主に諜報や調査を通して物語は進展します。
たまに暴力的、性的なシーンが出てきます。頻度は多いわけではないので、それほど気にする必要はないとは思いますが、苦手な方はご注意を。物語は、目標に向かって進んで行きつつも、その過程で展開が二転三転します。
諜報となると、だましたり、だまされたり、誰が味方で、誰が敵なのかを推測することも楽しみの1つですが、このドラマでもその要素は十分楽しむことができます。
経験があり、優秀な主人公ですが、若干先走りがちなところがあり、個人的に問題を抱えているようです。他の共に働くCIA局員もそれぞれに問題を抱えており、ドラマ内の様々な場面でそれらが描かれます。主人公については特徴のある人格設定がなされているため、共感はしにくいところがありますが、そのあたりの事情もいずれドラマ中で明らかにされるのかもしれません。
シーズン1は序章といったところで、一応の区切りはつきますが、さらなる危機と苦難が予想される形で終わりを迎えます。今のところNetflixでは全シーズンが視聴可能なので、先の展開の配信を待つ必要もないのがありがたいです。サスペンスは一気に見てしまわないと、ドラマの登場人物や設定を忘れてしまうことがあります。そうなるとドラマに対する熱意も冷め、そこで視聴を止めてしまう可能性も。
Netflixなどの動画配信サービスでは、各エピソードのあらすじが短いながらも書かれていますが、サスペンス系のドラマではその短い記述でもネタバレがよくあります。少しであっても先の展開を知りたくない方は、できる限り連続して視聴するか、エピソードの説明を見ないようにしましょう。
英語学習の教材として:
発音はわかりやすく、それほど早口で話すことはないため、聞き取りやすいと言えます。ドラマ中で使われる会話表現はよく耳にするものが大半で、
変わった表現はなかったように思います。政治や社会に関する語彙は用いられますが、それでも一般的な範囲内のもので、こういったジャンルに慣れておきたい方にとっては良い教材になりえます。
語句:
○Be my guest!:「どうぞご自由に、いいですよ」
※人から頼まれて承諾する表現
○intelligence:諜報機関
○CIA:Central Intelligence Agency
:「(アメリカの)中央情報局」