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Ave Mujica 8話 フルアーマー海鈴が面白かった

海鈴がまさか物語を動かしてきたのが意外でしたけど、それ以外にもいろいろな組み合わせの絡みの面白い回でしたね。

海鈴と立希、祥子と睦、みなみちゃんとにゃむち、
モーティスと睦、海鈴とお母さん、海鈴とにゃむち、
最後は、モーティスと海鈴で終わり。
それぞれの組み合わせで、深堀や設定開示があって面白いね。

海鈴と立希

前回のヒキの「私とも元鞘に戻りませんか」も本気だったのね。にべなく断られてましたが。
それでもやる気になって?「Ave Mujica、やりなおすつもりです」からの
「そりゃ、ふられるでしょ、海鈴、信用できないし」のカウンターが最高。
やはりこの二人の関係性は、カップル感もあるし、お顔のよい二人だけにツーショットが楽しい。

祥子と睦

ここでまさかのCRYCHICをやり直したい「睦ちゃん」と、Ave Mujicaがないと消えてしまう「モーティス」の対比。
そこに、「睦のためならなんでもする」モードの祥子の泥沼三角関係。というか、睦ちゃんの怪物性の開示がすごいっすな。他の睦シリーズは、すべて死んでしまったのか。
でも、睦ちゃんは「ギターを歌わせられない」ので、結局これはどう解決するんだろ。前回のCRYCHICさよなら公演では、ギターは歌ってたの?
そこまで作りこまれたセリフじゃない気がするけど、気になるフューチャー。

みなみちゃんとにゃむち

さすが沢城みゆきの迫力と味わいでしたなー。
世間では毒親という評価もあるけど、怪物を前にした表現者なので、親がどうだとかって関係性じゃないんじゃないかなー。
「一緒にバンドやったくらいで逃げちゃうんなら、残念だけど、この世界には向いてないんじゃない」
これがにゃむち復活のキーワードかな。睦ちゃんと向き合うことで、逃げちゃう自分と向き合う系の話。

モーティスと睦

「私が消えちゃったら、睦ちゃんが困るでしょ、だからAve Mujicaやって」
これがモーティスの動機ですかね。
モーティスは、睦の廃棄口という役割がある。そして他の睦たちのように消えたくはないという願いがある。でもその願いは、祥子から見れば、それは睦が苦しみ続けることを望むことになるから受け入れられない。
「睦ちゃんは、いつも自分のことばっか」「自分の見たいものしか見てないじゃない」「私のこともちゃんと見てよ」「お話を聞いてよ」
というモーティスの叫びは、誰のモノマネなのか。睦の本心とかなんですかね。

海鈴とお母さん

にゃむちに続いてお母さんネタ。だいぶふっくらした方だから、海鈴はあのキッチリ目のファッションに、カロリーメイトとプロテイン生活なんかな。
焼きそばと目玉焼きくらいの情報しか提示しかなかったから、あんまりキャラクターの掘り下げって感じじゃなかったね。
今回は、いろんな組み合わせの絡みを見せるっていうテーマで、内容はSOSOってことかしら。

海鈴とにゃむち

そしてフルアーマー海鈴からの、にゃむちとの絡み。これは面白かった。

「今まで絶対責任取ろうとしなかったのに」
「しきるわりには、責任者祥子に取らせるしゃべりかたしかしてなかったもんねー」

っていうのがこれまでの海鈴。一応原因となる過去のトラウマが開示されたけども、まぁ考察されてた感じのないようでしたね。
そりゃバンドを30も掛け持ちってつまり一つ所にいれないってことだものね。

「豊川さんと若葉さんが他のバンドをやってるのを見たら」が、海鈴がAve Mujicaを復活したい理由なんだろうけど、イマイチ弱いよね。
面白い側面とか、いろんな人との絡みを見せて積み上げてるけど、内面はだいぶ記号的。
やっぱり本作の狂言回し的ポジションって位置づけなのかな。
壊れたAve Mujicaを最初に戻そうとする役割。

モーティスと海鈴

で、ギターの弾けないモーティスに、ギターを仕込む、察するに睦のギターを再現させようとする、みたいな行動。だから信用されないのにw

ともあれ、7話で祥子と睦の問題は解決したか!みたいに思ってたけど、大きく物語を動かしてきて面白い回だった。
次回予告に、過去の衣装をあさる初華がいたので、いよいよ最後の闇が開示されるのか!?
巷には、「睦ちゃん」ラスボスもあるし、なかなか予断を許しませんね。

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