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チームでコミュニティー運営するときに大事にしている3つのポイント
こんにちは。コミュニティマネージャーのシュカです。
今日は「複数人のチームでコミュニティー運営するときに大事にしている3つのポイント」について書きたいと思います。
POOLOという1年間のコミュニティを5〜6人で運営した体験談です。
POOLO3期の募集はもうすぐ始まります。最新の情報が欲しい方はこちらからTABIPPOのLINEアカウントを登録しておいてください!
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POOLOの活動レポートはこちら
こんな人に読んでもらえると嬉しいです。
・コミュニティマネージャーに興味がある人
・副業メンバーが集まったチームマネジメントをどう行っているか知りたい人
・POOLOの裏側に興味がある人
ポイント①互いの強みと弱みの把握が肝心
まず第一に強み弱みを互いに知っているだけで運営はグッとしやすくなります。
自分の苦手なことを得意な人に任せ、逆に自分が得意なことは頼ってもらう。そうすることで互いに補いながら、かつ自分の強みを活かす喜びを持って働けるのです。
今回のPOOLO担当者は去年の夏に開講された「コミュニティーマネージャー養成講座」を受講したメンバー。そのため、互いの強みや弱みは把握した状態で運営に入ることができました。また、同じ養成講座なので、共通言語が多かったのも運営がしやすい1つの要因かと思います。
POOLOのコミュニティマネージャーはこのようなメンバーです。
・コミュニティーに表立って現れない人への細かなサポートをする人
・新しいイベント企画が得意な人
・コミュニティー全体を俯瞰的に見て論理的な思考で分析する人
・コミュニティーの流れを把握し、今後必要になってくる事柄の準備ができる人
・課題の本質を見極め言語化する人
それぞれの特性を活かし、チームで補完し合えるのは本当に心強かったです。
ちなみにわたしは「コミュニティ整備のブルドーザー」とチームメンバーに言っていただき気に入っています。
過剰なところを削り、足りないところを補足していく。そうして凸凹な道を整え、みんなが歩きやすいように整備する。
特に足りないところへのサポート、運営の安定感、ここは向上できたと思っています。
仕事をする前からその人のことを知っている。このようなことは今はまだ珍しいと思います。
わたしも普段は「はじめまして」の人と仕事することがほとんどです。これを読んでくださっているみなさんもそういう方が多いのではないでしょうか?
今担当している別のコミュティでは、「はじめまして」の人との仕事だったので、最初に強みと弱みを共有し合うようにしました。
ストレングスファインダーは実施している人が多いので、強み弱みの言語化もストレングスファインダーの言葉で表現されることが増えたなぁという印象ですし、もしやっていない方にはおすすめします。
「虫の眼」「鳥の眼」「魚の眼」
さらに私が意識しているのは「虫の眼」「鳥の眼」「魚の眼」。この3つの視点がチームに備わっているかどうかです。
あなたはどの「眼」で物事を視ていますか?
「虫の眼」だけでは近くにある細かいことは視れても、全体像や物事の流れが見えず、その場限りの行動しかできないでしょう。
理想はこの3つの視点を全員が持っていることですが、実際難しい。
わたしも「虫の眼」「鳥の眼」で視ることはあっても、「魚の眼」はかなり意識して、勉強して、書き出してようやく視ることができます。
チームでは違います。
ひとりが3つの視点を持たなくても、チーム全体で持つことができれば、行き届いたコミュニティ運営ができる。チームの良さはまさにここにあると思うのです。
ポイント②ビジョン・ゴールの共通認識
第二に、ビジョンと短期的ゴールの共通認識を持っている事です。
ビジョンは全体で目指す方向性。ここは1年を通じてブレません。
短期的ゴールは時期によって異なります。
山の頂上がビジョンとすると、短期的ゴールはその途中にある山小屋。
最初は山の麓のベースキャンプからスタートし、そして3合目、5合目、8合目というように短期的ゴールに向かって進んでいく。
一気に雲の上にある頂上だけを目指してもコミュニティがバラバラになり、全員で進んでいくことには無理があります。
コミュニティマネージャー同士が
「今は最初のベースキャンプ場だから、互いのことを知ることが大事だよね」
「ここから8合目までは険しい道だから全員で進むよりチーム毎に登っていこう」
このように時期によってコミュニティ運営方法は変わります。
POOLOでいうと、短期的ゴールは3ヶ月毎(1年のクオーター毎)に変えています。
◆ビジョン:次世代のグローバル人材が育つ
◆短期的ゴール
1quarter:自己開示・他者理解
2quarter:コミュニティ内の関係人数を増やす
3quarter:活発で積極的な外への発信を促進する
4quarter:POOLOでの経験を活かして外部に還元していく
ビジョンや短期的ゴールは、コミュニティーオーナーの意図が反映されています。わたしたちコミュニティマネージャーの仕事は、「コミュニティーオーナーの意図や意思を尊重し、そのゴールにメンバーが辿り着くためのサポートをすること」とも言えますね。
ポイント③ひとりの悩みをみんなで考え、解決する。
第三にひとりの課題をみんなで考え解決することです。
コミュニティは1人では解決できない事が多くあります。そのため、そういった課題や悩みをみんなで考え、一緒に解決することは非常に大事です。
これはコミュニティマネージャーだけでなく、どの仕事でも当てはまることではないでしょうか?
コミュニティーはひとりでは動かすことができません。
だからこそ悩みを打ち明けること、打ち明けられた悩みに向き合うこと、みんなで解決に取り組むことが重要になってきます。
POOLOでは「ゼミ」という選択式の講義があります。ゼミの課題点が上がった時、担当外の人が解決策を提示することもよくありました。
また全体に対する課題解決に関しては、課題を持ってきた人が必ずしもやるというわけではなく、得意な人・やりたい人が自主的に手を挙げて行っていたように思えます。そうやって自主的に強みを活かしていく人がチームをよくしてくれるのだなとも感じました。
わたしの相談事のほとんどは「この人がどういう人か教えて欲しい」というものです。というのもわたしは他の人より半年ほど遅く入ってきたので、他の人のほうがメンバーのことはよく知っているんですね。なので、そういう面はとても頼っていました。
「この人が引っ張ってくれる人だからこの人に声かけると良いよ」
「この人の周りにはあの子がいるからちょっと様子見て見守ってみたら?」
このようなアドバイスは、わたしにとっては非常に心強かったのです。
できなかったことと、これからやりたいこと
さて、大事にした3つのポイントについて書きましたが、実際にできなかったこともあります。
それをふまえて、これからやりたい事をご紹介します。
できなかったことは「コミュニティマネージャーの仕事」の定義づけです。
特にチームで行う時は非常に重要になってくるかと思います。
コミュニティマネージャーの仕事は主に6つに分けられます。
コミュニティマネージャーの主な仕事
Design – 構想と設計
Content – コンテンツの企画運営
Platform – プラットフォーム管理
Member – メンバー管理
Promotion – プロモーション
Advocate – 社内啓蒙
ここでは詳しく書きませんので、詳しく知りたい方はファンブックさんのサイトでとても分かりやすく書かれています。
コミュニティマネージャーの業務は、運営するコミュニティの種類や特徴によって変わってきます。そのため最初に「どの業務が大事になってくるのか」「どの業務をこのコミュニティでは求められているのか」の定義付けが必要です。
POOLO2期ではあまり定義付けがされていなかったように感じます。
実際、メンバーの中には本業の多忙さなどでコミット量の差が出てしまう時期がありました。
コミュニティマネージャーの業務が明確になっていれば、最低限の仕事の線引きができ、「ここは必ず自分がやることだ」「ここは任せていいところだ」の判断ができるのではないかと考えています。
今はPOOLO3期を構想中です。
このコミュニティでは、「コミュニティマネージャーのどの仕事が大事なのか」「どのような優先順位なのか」を明記できるようにします。
そしてコミュニティマネージャーにも余白がある設計にしたい。
最低限の業務をこなしつつ、コミュニティー上で日々変化する「必要なこと」に注力できるような仕組みにしたいと考えます。
とは言っても、コミュニティ運営は明記できない仕事も多々あるのでまだまだ頭を悩ませているのが現状ですが...笑
最後に
チームで働くというのはとてもおもしろいことだなと思うのです。
わたしは個人事業主として、ひとりで仕事をする時も多いのですが、「他人の良いところを近くで視れる」のはチームの強みだと感じています。
自分とは違うアプローチ方法、他人との接し方、多様な視点。
わたしにはないものを他人は持っている。そこから吸収し自分も真似してやってみる。それができるのはチームだからこそだと思います。
それはコミュニティマネージャーだけでなく、どの仕事においても当てはまることかもしれません。
大事なのは、自分とは違う他人の良いところを視れるかどうか
結局はここに行き着くのではないかと思います。
良いコミュニティーマネージャーの連携が、良いコミュニティーを作る。そう信じています。
さらにバージョンアップしたコミュニティーマネージャーチームを作り、そしてPOOLO3期をもっと良いコミュニティにしていきます。
コミュニティ創りに興味がある方は是非ご連絡いただけると嬉しいです。
Photo POOLO乗鞍サスティナブルキャンプ
POOLO3期の募集について
POOLO3期は、秋から募集開始し、新年からスタート予定です。ぜひ、POOLOに興味を持った人こちらから登録をしてもらい先行案内情報を待っていただけると嬉しいです。
興味ある方は下記URLをクリックください。Lineにて先行案内させていただきます。
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ーーーー下記POOLO紹介noteーーーー
コミュニティーオーナーみっちーのコミュニティ形成論
POOLOのコミュニティが紫陽花のようだった話
コミュニティマネージャーいとちんのnote
POOLO生による卒業noteマガジン