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おチラシというもの
演奏会を開くにあたって
宣伝材料は欠かせません。
このインターネットの時代、
文字だけでも情報は伝わりますが
ぱっと目に映るビジュアルの印象というのは
文字よりも何か伝わるものがあるんじゃないかと
思っています。
私は絵を描くので
それを下地に手を加えていきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1644381399425-LU5e6njNrE.jpg?width=1200)
at aunoun parlour
これは初期のころの作品。
ペンで描いた、ナガミヒナゲシの花をモチーフに
色を反転させました。
そのころの日常のワンカットですね。
![](https://assets.st-note.com/img/1644381620254-ASRUdMv82T.jpg?width=1200)
「夏の往復書簡」
at 火灯し喫茶すずかげ
(お店は閉店されました)
こちらは、水彩画。
お店の窓辺の木漏れ日を表現したかったんです。
和紙に描いているので
その質感を残しつつ、デジタルで文字入れを。
具体的に伝えたい情報には
個性がない方が伝わりやすいと思うので
デジタルを用います。
![](https://assets.st-note.com/img/1644381937404-dBZAEJMDYN.jpg?width=1200)
「いつかBARできいた海と夜にまつわる話」
at 新世界のこされ島
![](https://assets.st-note.com/img/1644381997226-e9IJKRuMpw.jpg?width=1200)
「雲州堂で会いましょう」
at 雲州堂
この2枚は、しっかり情報を埋め込んだものですね。
どちらもスマートフォンのアプリで作成したので
フォントや文字のバランスなど
まだまだ甘く
もっとこだわりたかったところですが。
これも自分で描いた水彩画を利用しました。
はじめから全体像が見えているわけではなく
まず、絵を描いてみて
仕上がりからデザインを考えます。
共演者やお店の雰囲気を
一枚のおチラシに詰め込むわけです。
![](https://assets.st-note.com/img/1644382369288-Dsvg8tz2wT.jpg?width=1200)
「夢幻の手渡し」
at 雲州堂
こちらは見にくさ満開のおチラシです。
自分では気に入っているのですが
わからん!と言われてしまいますね(笑)
もちろん情報を伝えるためのものなので
その情報がわからなければ意味がないのですが
知りたければ、知ろうとするでしょう?
私はそうです。
そこでふるいに掛けてしまっているとしても
それでいいんです。
私にとって大事なのは印象です。
(もちろんこのおチラシを使うときは
文字情報も一緒に添えますしね。)
![](https://assets.st-note.com/img/1644382855675-uXGolNdcQG.jpg?width=1200)
Live On the Air [ Live 配信 ]
at 雲州堂
これは一番最近に作成しました。
なかなか思うように絵が描けなかったのですが
その絵の端っこを切り出してみると
あら、素敵。
いつも写真として取り込むので
そういうひらめきも生まれます。
余白のつかいどころですね。
どさくさに紛れて宣伝しますが
来る2月15日火曜日に
YouTube から生配信します!
(▽雲州堂Ch - YouTube)
この絵からどんな音楽が聴かれるのか、
そんな視点から覗いてもらえたら
それもおもしろいのではないかと。
たまたまこの記事を目にして
観てくれるひとがいたら
それは本当に嬉しいことです。
出会いましょう。
さいごに。
おチラシ、という言い方が
??の方もいらっしゃるかもしれませんね。
フライヤーとかよく言われますが。
私は「チラシ」という言葉が好きなんですね。
なんとなくおさまりがよくないので
「おチラシ」と言ってますが。
そこは気にしないでください。
このおチラシを印刷することは
ほとんどありません。
私自身が、
どこかから持って帰ったおチラシを処分するときに
心が少し痛むからです。
大学生時代はジャケ買いならぬ
チラシ巡行?!してましたけどね。
誰だか知らないけれど
なんかこのおチラシいいじゃない
って気に掛けてもらえるのは
とても素敵な出会いですよね。
そういうおチラシをつくっていきたいですね。
情報にあふれて
色んなものが流れてしまう時代だからこそ
何かの " 引っかかり " に
思いをはせたいものです。
シラハタショウコ