転職が不安なあなたへ　～社会人2年目なのに2度も転職しちゃった僕の考え方～

2020年6月27日 02:27

僕は社会人2年目だけど2度転職している。という話は別の記事で書いた。
今回は、社会人2年目なのに2度も転職しちゃった僕の考え方について書こう。
転職ってたくさん悩みがあるよね。

この記事を書く目的

この記事を読む前に注意してもらいたいことがある。
今回僕が書きたいのは、
「転職と副業のかけ算」「転職の思考法」といった、人気本の内容とは全く異なる。業界の将来性が〜とか、職種の専門性が〜みたいな話はできない。こんな風に転職すればうまくいくよ、みたいなノウハウを伝えるわけでもない。というかそんなノウハウ持ってない。そこまで考えて転職できる人はどこでもうまくやっていけるだろう。

僕がこの記事を書く目的はひとつだけ。
「会社も仕事も嫌いだけど、転職は不安だから働き続けるしかない」
みたいな新卒一括採用の波に飲まれた人達に
「そんなに考えなくてもなんとかなるよ」
というメッセージを伝えることだ。
だから、気楽に読んでもらいたい。

新社会人だけど転職したい人

社会人1年目で転職する人は珍しい。
社会人2年目で2度転職する人はもっと珍しい。
少なくとも僕の周りにはいない。聞いたこともない。
0.1%もいないんじゃないかな？

けれど、社会人1年目で転職したい人、社会人2年目で転職したい人はたくさんいる。もしかしたらあなたもそうなのかもしれない。

そういう人が転職しない理由はだいたいこうだ。
「とりあえず3年は続けようと思って〜」
「新卒で入った会社だから～」
やりたいことも分からないまま、就活が始まったから就活して、就職した人たちだろう。

僕も世間で就活が始まったから就活して就職した、みたいな人間だ。
だからその気持ちはよく分かる。

そんな僕がよく聞かれるのが
「転職するの怖くなかったの？」
「なんでそんな早く決断できたの？」
ということ。
こんな質問について僕なりに答えたい。

何かを決める時に起こる勘違い

ここから少し真面目な話をする。
僕は行動経済学が好きだ。
意思決定をするときには行動経済学が僕に勇気をくれる。
では、どんな風に勇気をくれるのか？

あなたは後悔回避という言葉をご存知だろうか？
知ってる人はもうこの記事を読まなくていいと思う。
知らない人のために少し説明する。

人間が何かを決めるとき、脳はいろんな勘違いをする。
その勘違いのひとつが後悔回避だ。

例えば、あなたがAかBかで迷っていたとする。

悩んでいるときのあなた
「Aを選んだらBを選ばなかったことを後悔するかも、でもBを選んだら・・・」

〜数日後〜

Aを選んだあなた
「今日の晩ご飯そばにしようかな、うどんにしようかな」

Bを選んだあなた
「今日の晩ご飯そばにしようかな、うどんにしようかな」

お分かり頂けただろうか、
どっちを選ぼうが大して後悔しないのだ。
けれど、人間の脳は「後悔しないように」と悩むようにできているのだから仕方がない。
だからこそ、脳が勘違いを起こすことを知っておくことが大切だ。

あと２つ知っておいた方がいいことがある。

・人間は変化より現状維持を好む

・人間は利益よりも損失に強く反応する
（例）勝てば120円もらえるが、負けたら100円失うギャンブルは参加しない

脳がこんな勘違いを起こすということが分かったなら、この続きを読んで欲しい。

不安でも転職する僕の考え方

社会人2年目なのに2度も転職してる僕だけど、適当に仕事をしているわけではない。もちろん仕事を飛んだりはしないし（2社目はブラック過ぎて飛ぶ人間が何人か出ていた）、転職の意思を伝えてから4ヶ月も働き続けたこともある。
メンタルが強いわけではないので、とてつもない不安に襲われる。
「このまま我慢しようかな」とか「転職は怖いな」とか考える。

それでも僕は転職を決断する。
なぜなら、脳が勘違いしていることを知っているからだ。
転職をしてもしなくても大して後悔することはないのだ。
僕は後悔するのは何も選ばなかったときだと思っている。

だから僕は決断をして行動する。
うまくいかなくてもかまわない。
実際に2社目はとてつもないブラックだった。
「1社目の方が良かったやん！」と思ったりもした。親にも言われた。
けれど、自分で選んだから後悔はしなかった。
「次どうするか」を考えるだけだ。