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週末雑感(2025.2週)
一週間の出来事やら気になったことのメモ
◆『06S DJ AKi BIRTHDAY BASH!!』 @WOMB on 4th Jan 2025
日本ドラムンベースシーンを牽引するDJ AKiの55歳の誕生日パーティー&DELTA HEAVYの来日ギグということで盛り上がりました。座組はYASUKIスタートで2番手にYellockと出し惜しみなしのオープンから全力で遊べといわんばかりの構成。VJはMOGRAでもおなじみの矢向さん、ライティングオペレーターはMORIYAさんと最強の布陣。
AKiさんの新年一発目のトラックは「Nuvertal,The Cure - In My Head」。最近は初手からハードにいかずにマニアックで奇怪な音やグルーヴで遊びのあるスタートから入って、AKiさん自身がニコニコ楽しんでビルドアップしてくことが多いですね。そのあとProlixやCircadian、Futureboundのハード路線で音を固めてから「Fisher - Atomosphere(Dirtyphonics boot)」2024年は核心部でつかっていた秘蔵のお宝ブートを前半で惜しみなくかけてフロアのハートをつかむ。V10ミキサーを熟知してるということもあって、ブレイクのオフビート時の演出は聞いてくれといわんばかりだし、4つ打ちでグルーヴの味変があってもフロアの足が止まらないのは魔術としかいいようがない。
終盤は皆が大好きなアンセムやクラブの夜を彩るエモーショナルな流れに。予定調和ではあるのだけど06Sというパーティーの骨格として大事なこと。ここ1年AKiさんが終盤でかけてる『tunnnel vision - Tonight』は隠れた名曲だと思う。
それにしても、たらふく飲みすぎて新年早々からベロンベロンの酒クズモードでした。
◆三浦半島ドライブ
06Sで気まぐれでVIPルームをとってみて過ごしていたのだけど、そこでTwitchのドラムンベースコミュニティーメンバーであるYanaseさんにお会いすることがきでた。Yanaseさんは横須賀のヒレかつ専門店『やなせ支店』の跡取りということでドライブがてら横須賀にいってみることにした。
三浦半島へは、はるか30年前くらい昔、子供の頃に親父に連れられて久里浜で美味いクジラのたたきを食べた思い出が残る地である。いざ自分で車でいくとなると川越から圏央道でひたすら南下して2時間かかって大変だった。ちょうど登山で山梨県へアプローチするくらいはかかることになる。
そしてやなせ支店でいただいたのが三崎港直送「マグロ丼」。たしかな切り口でカットされた厚切りのマグロが噛むと柔らかくて美味しい!ワサビは本わさびで後からツーンとくることなく爽やかな風味を添えてくれる。トンカツ屋に行ってマグロ丼を食すという変化球な行動をとるのは何故なのか自問自答しながらヤナセさんを後にした。
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やなせさんはファッション業界でデザイナーやVMDを手掛けていたそうで、NOTEも面白いので是非読んでみてください。
三浦半島について何もリサーチしないまま車を走らせ、油壺マリンパーク跡地というとこに行きつく。戦国時代初期に三浦道寸が北条早雲を相手に3年もの籠城戦をした新井城の跡地でもあり、近くには道寸の供養塔があって今でも地元のひとたちが花を手向けている。
三浦同寸の辞世の句は盛者必衰・諸行無常な武士の人生観が出たインパクトのあるものなので、なんとなく記憶に残っていた。北条早雲を主人公として描いたゆうきまさみの漫画「新九郎奔る」で三浦道寸との戦いも描かれることになると面白いなと願いつつ家路につくことにした。
討つものも討たれるものもかわらけよ 砕けて後はもとの土くれ
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【cluster】RECO's Shop【cluster アクセサリー3つ付けられるー記念イベント】
日本発のメタバース「cluster」のこちらのイベントでDJさせていただきました。主催のRECOさんはclusterで活躍するクリエイターで、煌びやかで綺麗なライティングや装飾が施されたメタバースワールドやアクセサリーを多数プロデュースして手掛けて活躍されています。
RECOさんとは2022年のRECOアバター集会を皮切りにDJとして参加させて頂いて、周年祭等の節目節目のイベントでも呼んでもらっています。clusterの中でも屈指の人気ワールドのイベントなのでいつも光栄にありがたく思っています。
この日は沖縄のトラックメーカーOMKTさんもイベントDJで参加されたので、沖縄のヒーローである護得久栄昇の「愛さ栄昇節」をかけさせてもらいました。聴きどころは「ちゃめ~」の掛け声と「沖縄には著作権はないよ~」という爆弾発言な歌詞。
◆BLACK COFFEE AT WOMB TOKYO
アフロハウス界のレジェンドBlack Coffeeの来日公演に行ってきました。自分はここ4年間でWOMBに通ったりメタバースでDJしたりするようになってから、アフロハウスにも触れる機会があり、BlackCoffeeのMixにはまったのがチケット購入の動機でした。WOMBでアナウンスが流れてからスケジュールも考えずに前売り券を速攻買いました。結局のところこの判断が功を奏して寒空の中の行列に並び続けるという苦行はせずに済みました。当日券を求めた行列は夜中の1時過ぎまで解消されませんでした。(いや~凄まじい!)。客層のほうは他イベントの時よりもアフリカ系の方が多くて、Black Coffeeの搭乗前からサークルを作って陽気にダンスを楽しむ姿がフロアのヴァイヴスをあげていました。
演出のセッティングに関しては、DJブースの高さがフロアの目線に近かったので最前線の方にいてもBlack Coffeeの姿を見るのはなかなかに難しい状況でした。そして、今回はVJによる演出が無くライティング演出のみだったのですが、もしVJがあったならばスクリーンの方ばかりに注意が向いてしまったかもしれませんね。音に集中できたということで結果オーライでした。
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WOMBのサウンドシステムで聞くアフロビートは心地よく響いて中毒性マックスでした。Black Coffeeはロングセットの記録保持者だけあってグルーヴが折り目なく続いていて飽きが来ない!彼の有名曲やアンセムで盛り上がるのはもちろん、要所要所でビッグビートのフィルインをぶっこんでオーディエンスがハンズアップさせてくのが匠。チルさせるところはアフロハウス独特のダークで哀愁のある音色がロマンティックでありました。
そんなこんなでクローズの4時半過ぎまでWOMBのメインフロアの入口までオーディエンスがパックしてお客さんが引かない状態でした!ここまで満員御礼状態のWOMBを見るのは初めてです。これは、8年ぶりの来日という要因の他に、翌日に行われたシンガポールのBlack Coffeeのチケット代の半額というのもあるでしょうね。この円安時代、日本人にとって8000円のチケットは高いけれどインバウンドの方にとっては8000円でBlack CoffeeのDJを聞けるのは激安なのでしょう。