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ハイエナという動物について語ってみる

どうも自習の森のタヌキです。今回は僕が好きな動物紹介の第二弾として、ハイエナについて語りたいと思います。

ハイエナってどんな動物?

ハイエナと聞くと、どのような動物を思い浮かべるでしょうか?

おそらく皆、ずる賢く死肉を漁る、嫌な動物を思い浮かべると思います。そしてそれらはディズニー映画ライオンキングに登場するこいつらのイメージではないでしょうか。

実際にどうかというと、ほぼイヌみたいにかわいい見た目です。人の笑い声のような愛くるしい鳴き声でコミュニケーションを取り、10~15匹ほどの群れを形成して暮らします。

ライオンやトラなどの大型肉食動物が狩った獲物の死肉を漁るイメージも間違いです。

走るとすぐ疲れるロートルなライオンやトラとは違い、ハイエナは時速60kmで2時間以上走り続ける脅威のスタミナがあり、彼らの狩り成功率はライオンやトラよりもはるかに高いです。

ただし身体はライオンやトラと比べて小さく、直接戦っても勝てません。そのためハイエナが獲物の狩りに成功すると、ライオンやトラが獲物を横取りしにやってきます。ハイエナは彼らには勝てないので、横取りされた獲物の栄養価が高い部分を食べ尽くされることを待って見ているしかなく、ライオンやトラが食べ終わった後に残った部分を食べます。

悲しいことに、その姿が逆にライオンやトラが仕留めた獲物の残飯を卑しく漁っていると勘違いされています。

そしてディズニー映画で意地汚い動物に描かれた結果、可愛いワンコみたいな見た目なのに、誰からも愛されない残念な今のハイエナのイメージに至ります。

ハイエナの擬陰茎

ハイエナの可哀そうな部分を最初に書きましたが、とはいえハイエナ自体は変な動物ではあります。

ハイエナのメスには他動物には無い「擬陰茎」という部位があり、ほぼオスとメスの外見上の区別が付きません。

実際に中世までハイエナは両性具有だと考えられていたため、中世のキリスト教では神を信じているかどうか曖昧な人間をハイエナに例えて描かれたり表現されたりしていました。

そしてこのオス・メスの区別はハイエナ自身もあまりついていません。

そのためハイエナの群れでは相手がオスだろうとメスだろうが関係なく交尾を始めるため、ハイエナの群れの貞操観念はカオス極まりない状態になっています。

そのような背景があるため、ハイエナを飼っている動物園ではこんな珍事件が発生します。

ネタとしてニュースに取り上げられてましたが、そりゃ外見の区別が付かずに仲良く交尾してたら普通のハイエナ夫婦だと思いますよね。

結論:ハイエナは可愛い

本当は頑張って自力で狩りしているのに、ディズニー映画のせいで意地汚いイメージを持たれたり、LGBT-Qの最先端を行くような変わった動物ですが、ハイエナは可愛いです。

非常に社会性が高く、人懐っこく、そして人の笑い声みたいな鳴き声はとても可愛いです。
Why Do Hyenas Laugh? (youtube.com)

日本でも一部の動物園で会えるので是非、会いに行ってみてください。

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