Witcher4に登場するかもしれないGwentカード達を妄想してみる
こんにちはGwentオフィシャルパートナーのREDRUMです。
年末にWitcher4のトレーラーが公開され、開発者がWitcher4へのGwent登場について言及するなど、限界集落グウェント村はGwentの開発が終了してから一番の盛り上がりを見せています(当社比)。
Witcher4発売を機にGwentが再び開発再開!とかいう夢を見てるわけじゃないけど、どうやらWitcher4にGwentが登場する可能性はかなり高そうです。Gwentのいちファンとしてとても嬉しいです。
そんな今一番熱いカードゲームGwentのゲーム内にはWitcher1~3のゲーム内には登場しなかったカードも多数登場します。中には原作小説にさえ登場していないカード達も。GwentやシングルプレイRPG『奪われし玉座』やローグライク版Gwent『ローグメイジ』のゲーム内に登場するカードやテキストはWitcherの世界観を補完したり、拡張したりしているのです。
そこで、これらのGwentに登場しているカード達の中でWitcher4にも登場するかも?というカードをいくつか挙げていこうと思い筆をとりました。
アルズール関連
大魔術師アルズール。「ウィッチャー」という存在を作った張本人。Witcher4ではウィッチャーの起源に迫るクエストがあったら面白そう。
カードの下に書いてあるのはフレーバーテキストです。
ヴィー
言わずと知れた大魔術師アルズールが召喚(生成?)した怪物。ただのデカいムカデ?
ヴィーはテメリアの都市マリボーを半壊させたと言われている。アルズール自身はヴィーの撃退に失敗し死亡。ヴィーはマリボーを離れリバーデルの森で眠りについていた。しかし、魔術評議会がその眠りを妨げた。大魔術師最後の創造物であるヴィーの研究のために接触。しかし評議会の使者は全滅、ヴィーはその後ドル・ドゥ・ロッケに向かったとの噂がある。
Witcher4でアルズールでも倒せなかったヴィーの討伐をシリが達成するところが是非みたい!
Gwent内でも登場時は環境を蹂躙し、瞬く間にトールパニッシュ(高打点破壊カード)が採用されていないデッキを滅ぼした。
ドル・ドゥ・ロッケ
ヴィーが行き着いたと言われている怪物の巣窟の地名。Gwent内のシーズンツリーでドル・ドゥ・ロッケについての記述があるが、ドル・ドゥ・ロッケ内は捕食者が多過ぎて怪物同士での殺し合い、共食いが起こっているらしい。実はWitcher4のトレーラーが発表されたとき、シリが向かった洞窟を見て「ドル・ドゥ・ロッケか!?」と興奮したGwentプレイヤーは多いと言われている。(開発者のトレーラー説明動画で別の場所であることが明らかになっている)
シリがここを訪れるクエストもあるかも?
クラム王
ローグライク版Gwent『ローグメイジ』が初出のモンスター。オーガの国の王様らしい。トロール等のオーガ種はウィッチャー3の中では言葉は通じるけど頭の悪い生き物としてコミカルに描かれていた。Gwentでトロールについて言及したフレーバーテキストで興味深いものがある。
「トロールは小さな脳みそと大きな胃袋を持っている。非常に危険な組み合わせだ」《洞穴トロール》
こんな小洒落たフレーバーテキストを読むことができるのもGwentの魅力のひとつ。翻訳してくださったCDPRジャパンカントリーマネージャー本間さんほんとうにありがとう。
Witcher4ではそんなオーガ種の治める国に行くことができるかも。
アルズール
人々を怪物から守るという信念の元、怪物を狩る者「ウィッチャー」を創り出した大魔術師。最後は自身で召喚(生成?)したヴィーによって殺されてしまう。
アルズールに関してはGwentや『ローグメイジ』に豊富なテキストが残されているので気になる人は是非チェックしてみて欲しい。
アルズールが「ウィッチャー」を作り出そうとした理由など、詳細に記載されている。
マドック
アルズールのウィッチャー創出の人体実験で生き残った最初のウィッチャーの一人。Gwentのシーズンパス内の書物で記述されており、アルズールによってマリボルの街に召喚されたヴィーを止めるため現地に向かう・・・という描写で物語は終わっている。恐らくヴィーに殺害されていると思われるが、Witcher4ではWitcher3にあったような各流派の装備を探すようなクエストでマドックの痕跡を追ってみたい。
ちなみにGwentでのマドックは爆弾カテゴリカードを使用するとデッキや墓地から幾度となく復活しダメージを与えてくる不快感の強いカードである(個人の見解です)
黒太陽関連
レンフリ
まず黒太陽の呪いがなんなのかということですが、ざっくり説明すると、昔々、エルティボールドという魔術師が古文書を読み解き、「黒太陽」=「日食」の間に生まれた60人の少女が世界を終わらせるという予言を行いました。エルティボールドはこれを未然に防ぐため60人の少女を探す大規模な捜索を行い、古文書の警告に従い少女達を殺害を試みたのです。この呪われた少女達は魔法に耐性があると言われています。
レンフリも黒太陽の呪いを受けていると言われた女性で、エルティボールドの予言の信望者ストレゴボルという魔術師に追いかけられている元王女。ちなみにNetflix第一話で描かれています。レンフリはゲラルトによって殺害され、この事件によってゲラルトは「ブラビケンの殺し屋」という汚名を得ることになりました。
Gwent内でその太ももに魅了されるプレイヤーが多数存在。カード自体もかなり強力で専用構築を必要とするカード。Netflix第一話のようにレンフリの手下共とともに現れ、第一線で使用されているカードとなっている。
館の暗い秘密
黒太陽関連だと思われる謎の洋館。WIKIとかWitcherの過去作とか原作調べたけど出典が見当たらないので恐らくグウェント産のCDPRオリジナル。
リリトのお告げ
黒太陽の呪われた娘たちによって召喚されるという神?悪魔?
いつか現世に戻り世界を破滅されるらしい。エルティボールドやストレゴボルはリリトの出現を防ぐために黒太陽の呪われた娘を捜索し殺害していたようです。Witcher4で黒太陽関連のクエストをプレイしてみたい。
永遠の日食
永遠の日食教団。黒太陽関連ではないかもしれなけど、これもWitcherシリーズからの出典がないカードで、教団の規模や目的など一切不明。フレーバーテキストや「日食」という言葉から、恐らくニルフガード帝国の崩壊を目論む教団だと個人的には想像しています。ニルフガードの国教が”大いなる太陽に栄光あれ”でお馴染みの大太陽教会、それを打ち倒そうとするカルト教団なのかな?と。
(以下、Witcher3のネタバレ注意)
Witcher4のシリがどんな立場でいるのかわからないが、(元?)皇帝エムヒル・ヴァル・エムレイスの実の娘である事実は変わらないので、シリとニルフガード帝国との関わりは深い。Witcher4でニルフガード帝国とシリの関係にも注目したい。
あと、Witcher4でニルフガード帝国の首都〈黄金の塔の街〉に行けるだろうか?そびえ立つ黄金の塔を見てみたい。
その他の出典不明カード
私が調べた限り、Witcherシリーズや原作からの出典がないカード達。
ロック・フィアインの謎
中国の九寨溝のようなめちゃくちゃキレイなロケーションの出典不明カード。噂ではTRPGが出典らしいが真偽は不明。めちゃくちゃきれいな風景なのでWitcher4で行ってみたい。ただし、訪れてしまうともれなくナイアド(古代種ドリアード)に処されそう。ナイアド種で名前が判明しているのはアークウェンという笑顔のドリアード。Witcher4への登場あるか?
ひっかき卿
こちらもおそらく出典のないカード。何故か爵位を与えられている愛らしい猫。Witcher4ではGhost of Tsushimaよろしく猫を撫でるアクションが追加されるかな?(そして眼球を失う)
Gwent内では全然かわいくない。猫のようにピョンピョンジャンプを繰り返しその都度戦力値が増加していく。対応策を持っていないと詰みかねない凶悪なカード。
ヴィンセント・ヴァン・ムーアレヘム
謎に満ちたニルフガード帝国の貴族ヴァン・ムーアレヘム一族。実は吸血鬼であり、夜な夜な仮面舞踏会を開いては獲物を探しているらしい。
この一家に関しての文献としては、拡張パック『オフィルの商人』のシーズンツリー内の巻物でしか言及されていないと思われる。
ヴァン・ムーアレヘム一族として名前が判明しているのは、当主のヴィンセント、その妻オフェリー(仮面舞踏会カード内テキストにて)、息子のフィリップである。
剣歯虎
拡張パック『ウィッチャーの流儀』で追加された野獣。姿が消える特殊能力があり、Witcher4でシリを苦しめるかもしれない。その他Gwentには、ダイアベアやヴァイパー、アーク・グリフィンなど登場して欲しい野獣多数。
サンドル・デ・バッカラ
フレーバーテキストに記載のある土地とは恐らくバッカラのことだと推測される。バッカラとはニルフガード帝国の南部に位置し、毎年30隻ものフリゲート艦が作られている造船業が盛んな都市らしい。
サンドルはカードに描かれているアラキスの卵を敵国の食料に紛れ込ませ、敵を疑心暗鬼に陥らせるという非道な作戦の立案者。
汚い。流石ニルフガード汚い。
Witcher4では公爵領バッカラの陰謀を巡るクエストをプレイしてみたい。
ルーヒン
Gwentには当初、シングルプレイモードをゲーム内に追加しようという計画があったとか。そこで登場する予定だったカードがルーヒンであるという噂がある。Gwentの画集である『Gwent Art of The Witcher Card Game』には「グウェントのために創作された怪物である」との記述があるので間違いないだろう。画集にはルーヒンの説明として以下のように書かれている「かつてマリオアの森では数多のエルフの血が流れた。現在、そこには古の悪魔が棲み着いている。長年封印されていたが、罪なき人間に取り憑き、枷を外して森の支配者となった。」
その他、デラン、ファリバーなども同様にGwentのために創作されたカードらしい。ルーヒンはGwent専用にするにはもったいないほどビジュが強く、Witcherのダークな雰囲気が溢れたモンスターなのでぜひWitcher4への登場を期待したい。
おまけ
ゴウンター・オーディム
個人的Witcher4に登場して欲しい人物第1位!
ゴウンター・オーディム、またの名を鏡の達人。Gwentでのカテゴリとしては悪魔となっているが、英語名Gaunter O'Dimmの頭文字を取るとGOD=神となるのは有名な話。面白半分で人間の人生を弄んでいるような一面もあるが、歴史の転換点となりうる人物を唆していることがGwentで明らかになっている。それが以下の場面。
簒奪者を唆すゴウンター・オーディム
このカードは《簒奪者:士官》(右側)なのだが、左側にゴウンター・オーディムが描かれている。簒奪者とはヴァル・エムレイス家にクーデターを起こし、時の皇帝ファーガス・ヴァル・エムレイス(エムヒルの父)を殺害し、皇帝に即位した人物である。ゴウンター・オーディムは簒奪者が野心を抱いていることを見抜き唆したのだろう。
「かの者は常に望む通りのものを与える。それが問題だ 」
ジャック・ド・アルダースバーグの隣に立つゴウンター・オーディムらしき男
私は未プレイですがWitcher1に登場するジャック・ド・アルダースバーグにもゴウンター・オーディムが影響を与えていたという噂がある。上のカードに描かれた子どもがジャックなのだが、その横に映るブーツはゴウンター・オーディムではないかと考察されている。
Witcherシリーズには欠かせない人物であるゴウンター・オーディム。
Witcher4にもシリとの接触があるか気になるところ。
ちなみにGwent内での能力は「相手に破滅を与える」というもの。
終わりに
Witcher4の発売前にいつか書きたいと思っていたこの記事。年末にトレーラーが公開されたことで火がついて一気に書き上げることができました。今回紹介したカード以外にもGwentには「Witcher4で登場したら面白そう!」ってカードはたくさんあるので、実際にGwentをプレイして探してみるのも面白いと思う。
グウェントは2023年10月に公式での開発が終了し現在はカードのバランス調整がユーザーに委ねられて運営が続けられている(グウェントフィニティ)。公式での開発は終了したけど未だ十分遊ぶことができるゲームです。
「Witcher3のゲーム内ミニゲームやβ版はハマってたんだけど・・・」って方がよいくいるけど、今のGwentもめちゃくちゃ楽しいので是非1度は触ってみて欲しいと思ってる。そしてなんと無料で遊べちまうんだ!!
こんな最高のカードゲームGwentの一番の魅力がプレイヤーの実力が出るゲームデザインであること。
「No RNG in Gwent」
「グウェントに運要素はない」
Gwentを紹介する時に使われる言葉ですが、Gwentにはカードゲーマーが悩まされる運要素がありません!(誇大広告)
(今回の記事の趣旨から外れるので詳しくは書きませんが、「Gwentに運要素はない」という言葉の真意は、自分のプレイングによって運の介在する要素を極限まで下げ勝利を目指せ。といった意味であると私は理解しています。)
そんな自分のプレイヤーとしての実力が反映される噛めば噛むほど味が出るゲームであるGwent。なななんと今でも無料で遊べちまうんだ!!
ユーザー数もマッチングにほとんど時間がかからないのでかなり残っていると思われるし、プレイしていればゲーム資産は自ずと貯まるので課金なしでも戦えるデッキは作ることができる。今からでも全然楽しめます!
私のTwitchチャンネル(SSDD_REDRUM - Twitch)ではGwentを主に配信しています。ウィッチャーファンやビギナーのかた、グウェントに興味があれば気軽に配信に遊びに来てください。
Witcher4発売までにWitcherの世界観を知る助けにもなるので是非みんなでGwentを遊びましょう!