
事業創造デザインプログラム2024 Advanced スプリント1(7/27,8/9) 開催レポート
こんにちは。SSDC企画運営メンバーの新井です。
この記事では、2024年7月27日(土)および8月9日(金)に開催されたSSDC事業創造デザインプログラム2024 Advanced スプリント1(Day1,Day2)の開催レポートをお伝えしていきます。
少しでも、当日の熱量を感じていただけますと幸いです!
【この記事はこんな方におすすめ】
社会や地域をより良いものに変える事業を創造したい方
新しいことを自ら考えるのが好きで、それをカタチにしたい方
地域に根ざした具体的な課題をお持ちの方
はじめに
事業創造デザインプログラムとは、産・学・地域のイノベーターが、社会や地域の課題を解決するビジネスアイデアを構想し、実現するためのプログラム。
SSDC主催で2019年から開催しており、今年で6年目を迎えるプログラムです。
2024年度のAdvancedでは、7-11月までの約4ヶ月間をかけ、受講生たちは社会課題・地域課題解決のビジネスコンセプトの構築に取り組んでいく予定となっています。

2024年度事業創造デザインプログラムに関する詳細については、SSDCホームページにある特設サイトをご覧ください!
これまでのあらすじ
7/12(金) プレイベント
北は北海道から南は九州まで、全国各地から参加した受講生のみなさんの顔合わせとプログラム全体のガイダンスを実施しました。特別講演として、SSDC代表理事で、産業技術総合研究所人工知能研究センター研究センター長の片桐恭弘先生から、「社会課題から発想する」というタイトルで、受講生の参加意識を鼓舞する内容での話題提供が行われました。
Advanced スプリント1の概要
スプリント1の主な目的は、事業アイデアの初期モデルで掲げた課題仮説の検証になります。課題仮説の検証を目的とする「CPF(カスタマー・プロブレム・フィット)」を、顧客へのインタビューを通して、顧客や課題は本当に実在するのかを検証していきます。
Advanced Day1の目的
2024年7月27日(土)Day1では、以下の目的でプログラムが行われました。この日はリアル会場での開催となりました。
相互理解
事業アイデアの共有/相互フィードバック
スプリント1の計画

Advanced Day1の流れ
受講生同士をチームで支え合うオンラインコミュニティ(バーチャルチーム)が組成されたあと、相互理解のための自己概念ワーク、および自身の「Will Can Need」の理解を深めるワークを行いました。さらに事業アイデアの初期モデルを共有し合い、相互にフィードバックを行うことによって、バーチャルチーム内で受講生同士がお互いを助け合いつつ、事業アイデアに磨きをかける仲間としての関係性を高めていきました。そして最後のワークでは、スタートアップで評価の高いピッチ動画を視聴し、ピッチの要点や伝え方のイメージを形成しました。





Day1終了後はリアル会場で懇親会も開催され、受講生や理事アドバイザーメンバーを含めた関係者内でのネットワーキングを通し親睦を深め合いました。

Advanced Day2の目的
2024年8月9日(金)Day2では、以下の目的でオンラインプログラムが行われました。
· 事業アイデアの共有/相互フィードバック
· 事業立ち上げに必要な心構えを習得する
· スプリント1の計画を再検討

Advanced Day2の流れ
5つのバーチャルチームに分かれ、前半では最新の事業アイデア、相互フィードバックを行いました。後半では全体での特別講義が開催され、バーチャルチームをシャッフルし事業アイデア共有、相互フィードバックを終え、スプリント1のアクション整理を行いました。
特別講義「地を這う事業開発」(SSDC理事栄藤稔先生)
SSDC理事で大阪大学先導的学際研究機構教授の栄藤稔先生から、「地を這う事業開発」というタイトルで特別講義が行われました。産業、学術、研究開発を含めた多様なバッググラウンドを経ての経験談、イノベーション(発明+ビジネスモデル)が必要となる背景や、適切な問題規模を捉えることの重要性など、多岐に渡るお話をいただきました。これから事業創造に取り組む受講生にとって、新たな気づきや刺激を得られる有益なインプットの時間となりました。


特別講義の後、バーチャルチームをシャッフルし、事業アイデアの共有と相互フィードバックを通じて、事業アイデアのブラッシュアップを行いました。


振り返り
スプリント1では、受講生から以下のような振り返りがありました。
・CPFインタビュー結果を踏まえ、想定ユーザーの課題にささるサービスを考えていく。
・ペルソナの設定に今でも苦労をしているが、何とか思考を停止せずに考え続けることができた。
・多様な意見を聞けるように、インタビューの協力を身近な方から接点のない方まで幅広くお願いしていく。
スプリント2に向けて
スプリント2では、課題と解決策の適合性を確認する「PSF(プロブレム・ソリューション・フィット)」をアップデートし、それをもとにピッチ資料の初期バージョンを作成することになります。
今後のAdvancedの様子もレポートしていきますので、引き続き開催報告もお楽しみに!
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