事業創造デザインプログラム Basic in長崎 開催レポート
こんにちは!SSDCデザイナーの平山です。
この記事では、2024年5月29日に長崎市のダイアゴナルラン長崎で開催された「事業創造デザインプログラム Basic in長崎」のレポートをお伝えします。
はじめに
一般社団法人 社会システムデザインセンター(SSDC)は、後援の長崎市、ダイアゴナルラン長崎様との連携により、「事業創造デザインプログラム Basic in長崎」を開催いたしました。
↓事業創造デザインプログラムについて
Basic プログラム概要
「事業創造デザインプログラム Basic in長崎」は、社会や地域の課題解決をテーマに、事業創造の基本的流れ、フレームワーク、思考法を体験しながら学ぶプログラムです。
長崎市にゆかりのある社会人・学生と、社会や地域の課題を起点に新たなビジネスを発想しました!
6名の参加者の皆さまと、事業アイデアを創出するためにデザイン思考やジョブ理論などの手法を活用し、ユーザーが抱える課題の本質に迫っていきます。
プログラムの開催場所は、十八親和銀行様が運営しているベンチャー支援の前線基地「DIAGONAL RUN NAGASAKI」。長崎と全国各地、そしてヒト・企業(技術)・アイデア・情報が交わり、枠組みを超えた「仕組み(エコシステム)」によるビジネス機会を創出する拠点です。
DIAGONAL RUN NAGASAKI のInstagramでは、長崎県内で開催されるスタートアップ関連のイベント情報やDIAGONAL RUN NAGASAKIで開催されるイベント情報が確認できます✨
まず初めに、今回、ご後援をいただいた長崎市、会場であるDIAGONAL RUN NAGASAKIを運営しておられる十八親和銀行の方からご挨拶をいただきスタートしました。
■長崎市 経済産業部 新産業推進課 林様
■長崎市 経済産業部 新産業推進課 創業支援係 長野様
■株式会社十八親和銀行 地域振興部 山下様
■株式会社十八親和銀行 地域振興部 田川 様
長崎市の抱える課題、地域課題解決の視点をそれぞれレクチャー頂きました。また、長崎市が目指すこれからのビジョン、本ワークショップ開催に対しての想いをお話いただきました!
ワークショップの内容
<ワークショップのアジェンダ>
1.事業創造の概要を理解する
2.デザイン思考のプロセスを概観する
3.解くべき問題を発散・収束する
4.ペルソナ・CustomerJourneyMapで課題当事者にフォーカスする
5.ジョブの視点で課題定義する
6.ソリューションアイデアを発想する/選定する
7. ソリューションアイデアを具体化する/発表する
8.振り返り/クロージング
プログラム前半:「困りごと」を選定する、深堀する
▼まずは、事前課題の振り返り
受講いただく前に、事前課題の内容を振り返りながら、自分が取り組む課題を可視化していきます。
事前課題①:【困りごと】を洗い出す
自分が普段の生活で感じている「困りごと」や、 身の回りにある「困りごと」を見つけていきます。「誰が」、「いつ」、「どんなときや場所」で困りごとを感じているか、困りごとリストを使いながら、洗い出していただきました。
事前課題②:ペルソナを立てて、課題の状況を可視化
考えた困りごとは、「どのような状況」で、「どのような行動」をしてる時に感じるのか?をペルソナやCustomer Journey Mapを使って可視化していきます!Customer Journey Mapを使うことで、リアルな課題や感情が出てきて、 解くべき課題を明確にしていきました。
振り返りとして、事業づくりをしていく上で大切なこと、ペルソナを設定するメリットなどを講義形式で振り返りを行いました。
その後、各チーム内で自分が考えてきた「困りごと」とペルソナやCustomerJourneyMapをシェア。
▼ジョブ理論で課題定義をする
「人はなぜ、商品やサービスを買うのか?」シンプルな問いですが、参加者の皆さんも興味津々。
普段の自分の購買行動を思い出しながら、 不を感じている人はどんな欲求を抱いているのかを分析していきます!
ユーザーの本当の欲求を見つけるには、機能的な側面だけではなく、感情的、社会的な側面もしっかりと捉える必要があります。それをジョブ理論をもとにお伝えしました。
プログラム後半:ソリューションアイデアを発想し、コンセプトシートに落とし込む
▼ソリューションアイデアを考える
ここまで深堀をしてきた課題に対して、どのようなソリューションが対策として考えられるかを発想していきます!
ソリューションの価値やアイデアはどうやって作っていくのか?を考えながら、課題を解決するアイデアを発散していきます。
▼ソリューションコンセプトシートに落とし込む
ここまで、課題を深掘り、課題を定義して、その課題に対してどのような対策が考えられるか?までをワークを通して考えてきました。
最後のワークでは、ソリューションのコンセプトを考えて、「誰の」「どのような課題を」「どのように解決するか」をまとめていきます!
課題解決のアイデアをソリューションコンセプトシートにまとめ、ひとりひとりの発表に対して全体でフィードバック。
参加者皆さまのリアルな困りごとに対して、様々なアイデアが生まれてきました。
プレゼン後、互いの気づきや今後に活かせそうなことをシェアし、次につながるアクションを考えてプログラムは終了!
プログラム参加者の声
今回の「事業創造デザインプログラムBasic in長崎」は、社会人の方をはじめ、学生の方、幅広い属性の方に受講いただきました。
事後アンケートでは、以下のようなコメントをいただきました。
参加されたみなさん、ありがとうございました!!
重ねて、後援をいただきました長崎市経済産業部 林様 長野様、今回の場を提供してくださった十八親和銀行地域振興部 山下様 田川様、本当にありがとうございました!
SSDCの活動~事業創造デザインプログラム~
SSDCでは、AIをはじめとするテクノロジーを活用し、地域や社会の課題解決に繋がる事業を創りだすことを目的として「事業創造デザインプログラム」を運営しています。
2024年5月~7月にかけて、開港5都市(神戸・横浜・長崎・新潟・函館)にて「事業創造デザインプログラムBasic」を開催しております!
SSDCについて
SSDCは「人と社会の幸せな未来のために」を理念に、社会課題解決や夢の実現のための事業創出を目指して2019年に設立された一般社団法人です。