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事業創造デザインプログラム Basic in横浜 開催レポート

こんにちは!SSDCデザイナーの平山です。

この記事では、2024年6月8日にみなとみらいのランドマークタワー NANA Lv.で開催された「事業創造デザインプログラム Basic in横浜」のレポートをお伝えします。

はじめに

一般社団法人 社会システムデザインセンター(SSDC)は、後援の横浜市経済局、NANA Lv.との連携により、「事業創造デザインプログラム Basic in横浜」を横浜未来機構との共催で開催いたしました。

↓事業創造デザインプログラムについて

↓横浜未来機構について

当日の様子は、SSDC公式Xでも投稿していますので、ぜひこちらも併せてご覧ください!

Basic プログラム概要

事業創造デザインプログラム Basic in横浜」は、社会や地域の課題解決をテーマに、事業創造の基本的流れ、フレームワーク、思考法を体験しながら学ぶプログラムです。

横浜にゆかりのあるイノベーターの皆様にお集まりいただき、社会や地域の課題を起点に新たなビジネスを発想しました!
13名の参加者の皆さまと、事業アイデアを創出するためにデザイン思考やジョブ理論などの手法を活用し、ユーザーが抱える課題の本質に迫っていきます。

プログラムの開催場所は、横浜ランドマークタワー7Fにある「NANA Lv.」にて開催いたしました。NANA Lv.は、横浜市立大学みなとみらいサテライトキャンパスやスタートアップ企業が入居する、産学連携イノベーション拠点です。

まず初めに、今回、ご後援をいただいた横浜市経済局より横浜市経済局ビジネスイノベーション部イノベーション推進課 雲丹亀様、共催の横浜未来機構より横浜未来機構事務局 福井様にご挨拶をいただきスタート。
横浜市のこれからのビジョン、本プログラム開催に対しての想いをお話いただきました!

イノベーションが生まれる要素として、
①場があること
②仲間がいること
③アウトプットや情報発信する場があることが大切である
と福井様よりシェアいただきました!

横浜未来機構事務局 福井様

そんな3要素が揃った横浜から新しいチャレンジを応援します!と雲丹亀様からも熱いエールをいただきました!

横浜市経済局ビジネスイノベーション部イノベーション推進課 雲丹亀様

ワークショップの内容

<ワークショップのアジェンダ>
1.事業創造の概要を理解する
2.デザイン思考のプロセスを概観する
3.解くべき問題を発散・収束する
4.ペルソナ・CustomerJourneyMapで課題当事者にフォーカスする
5.ジョブの視点で課題定義する
6.ソリューションアイデアを発想する/選定する
7. ソリューションアイデアを具体化する/発表する
8.振り返り/クロージング

プログラム前半:「困りごと」を選定する、深堀する

▼まずは、事前課題の振り返り
最初は、事業創造の概要を振り返ります。事業を作る上で、1番大切なことは、【困りごとを抱えている人】や【困りごとはどんなものか】を明確にすること。
受講いただく前に、事前課題の内容を振り返りながら、自分が取り組む課題を可視化していきます。

事前課題①:【困りごと】を洗い出す
自分が普段の生活で感じている「困りごと」や、 身の回りにある「困りごと」を見つけていきます。
「誰が」、「いつ」、「どんなときや場所」で困りごとを感じているか、困りごとリストを使いながら、洗い出していきます。
ワークの際には、「発散」と「収束」を意識的に使い分ける重要性をお伝えさせていただきました。

事前課題②:ペルソナを立てて、課題の状況を可視化
考えた困りごとは、「どのような状況」で、「どのような行動」をしてる時に感じるのか?をペルソナCustomer Journey Mapを使って可視化していきます!

ワークでは、自分が日常で感じているリアルな課題や感情が出てきて、 解くべき課題が明確になってきました。

▼ジョブ理論で課題定義をする
人が抱えている欲求(ジョブ)を切り口に、購買行動に至る背景を浮かび上がらせていきます。
あなたが最近買った商品は何でしょうか?
なぜその商品を買ったのでしょうか?

普段の自分の購買行動を思い出しながら、 不を感じている人はどんな欲求を抱いているのかを分析していきます!

ユーザーの本当の欲求を見つけるには、機能的な側面だけではなく、感情的、社会的な側面もしっかりと捉える必要があります。それをジョブ理論をもとにお伝えしました。

プログラム後半:ソリューションアイデアを発想し、コンセプトシートに落とし込む

▼ソリューションアイデアを考える
欲求(ジョブ)を抽出したあとは、それを解決するソリューションを考えていきます。
いきなり具体化する前に、ソリューションの中核にある提供価値(〇〇することができる)を洗い出し、その後アイデアを発散します。

▼ソリューションコンセプトシートに落とし込む
ここまで、課題を深掘り、課題を定義して、その課題に対してどのような対策が考えられるか?までをワークを通して考えてきました。

最後のワークでは、ソリューションのコンセプトを考えて、「誰の」「どのような課題を」「どのように解決するか」をまとめていきます!
課題解決のアイデアをソリューションコンセプトシートにまとめ、チームに分かれて発表とフィードバックを行いました。
参加者皆さまのリアルな困りごとに対して、様々なアイデアが生まれてきました。

ソリューションコンセプトの発表後、互いの気づきや今後に活かせそうなことをシェアし、次につながるアクションを考えて、本日のプログラムは終了!

今回は、横浜を拠点に活動し、事業創造デザインプログラムの卒業生でもある宇高さんに、ご自身が進めている事業、飲食店専門サブスク型コンサルティングサービスについてお話しいただきました。
宇高さんは、Basicの後続プログラムであるAdvancedを経て、これから事業化検証フェーズであるMasterに取り組もうとしています。

ご自身の事業アイデアを説明する宇高さん

プログラムが終了してからも、積極的に参加者同士で交流されており、新しい繋がりができる場所となりました。

最後は全員でYOKOHAMAの【Y】ポーズ!

プログラム参加者の声

今回の「事業創造デザインプログラムBasic in横浜」は、様々なバックグラウンドがある方に受講いただきました。
事後アンケートでは、以下のようなコメントをいただきました。
参加いただいたみなさん、ありがとうございました!!

▼学びや気づきの活用可能性
・講座を通じ、日頃活用しているデザイン開発手法やデザイン思考が、事業創造への一助となることを再確認しました。 デザインの考え方も事業創造に流用できそうだ、ではなく、デザインの考え方だからこそ事業創造に活用すべきだ、と胸を張って活動していくことが出来そうです。
・1人で悶々と考えてても前に進まないので、何かしらのフレームワークをおいて人と交わりながら深めていくほうが私にはあっていると改めて気付きました。
・一見すると事業とは関係なさそうな日常の不満からスタートしても、深掘りすればもっと根本的な欲求や不満を見つけられる、と実体験としてわかった。

▼ワークショップの感想
細分化して考える機会をいただき、組み立てる時のコツを教えていただいたと思います。もっと個人のアイディアについてたくさんの人から深堀できる時間があったら嬉しいなと思いました。
・事前課題で予備知識を持ちつつ、当日も丁寧に説明いただいて、3人グループでワークを実践して、短時間で事業コンセプトをまとめて発表までいけたのがすごいと思います。運営の皆さんの空気づくりも良くて、話しやすかったです。 シェアの時間が限られていたので、もう少し深く話ができたらと余韻が残るところも良かったのかもしれません。

重ねて、ご後援いただきました横浜市経済局 雲丹亀様、共催いただいた横浜未来機構 福井様、本当にありがとうございました!

SSDCの活動~事業創造デザインプログラム~


SSDCでは、AIをはじめとするテクノロジーを活用し、地域や社会の課題解決に繋がる事業を創りだすことを目的として「事業創造デザインプログラム」を運営しています。
2024年5月~7月にかけて、開港5都市(神戸・横浜・長崎・新潟・函館)にて「事業創造デザインプログラムBasic」を開催しております!


SSDCについて

SSDCは「人と社会の幸せな未来のために」を理念に、社会課題解決や夢の実現のための事業創出を目指して2019年に設立された一般社団法人です。


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