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事業創造デザインプログラム2022 Advanced Day6 開催レポート


こんにちは。SSDCチーフデザイナーの北村です。

この記事では、2022年10月7日(金)に開催されたSSDC事業創造デザインプログラムDay6(プレゼンテーションの準備を行う)の開催レポートをお伝えします。

少しでも、当日の熱量をお伝えできれば幸いです!



はじめに

事業創造デザインプログラムとは、産・学・地域のイノベーターが、社会や地域の課題を解決するビジネスアイデアを構想し、実現するためのプログラム。
2019年から開催しており、2022年度で4年目です。

2022年度はEssential(体験セミナー)Basic(座学&基礎ワーク)を経てAdvanced(実践ワークショップ)へと進んできました。

2022年度のAdvancedでは、7-10月までの約3ヶ月をかけ、社会課題・地域課題解決のビジネスコンセプトをつくっていきます。

↓プログラムの開催案内はこちら



これまでのあらすじ

2022年度開催レポートまとめはこちらをご覧ください!



Advanced Day6 概要

そして迎えた10/7(金)Day6の目的は、以下のとおり。
・プレゼンテーションを磨きあげる
・最終報告に向けた準備

以下6チームが、オンラインで活動しました。


本日は最終報告会直前のリハーサル!!
各チームの発表概要とフィードバックを記載していきます。



HAPPY MONDAY

【ソリューションタイトル】
電話しちゃってごめんねを無くす「HAPPY相談室」(コールセンターマッチングアプリ)

【誰の?】
HSPで感受性が強く、周りに心配をかけたくないけれど、挑戦意欲のある若手社会人(OL)

【どんな課題?】
挑戦することによってストレスがかかっているけれど、周りに心配をかけたくないため、身近な人に相談できない

【解決策は?】
HAPPY相談室(コールセンターマッチングアプリ)をつくることで、つらいのに取り繕ってニコニコしてしまう人に対して感情をさらけ出せる場を提供する

【ソリューションコンセプト概要図】

【ビジネスモデル概要】

【フィードバックコメント一部抜粋】
・最後の箇所、ペルソナをHSPの人から変えるということでしょうか?相談のジャンルを絞ることで、ペインではなくゲインにフォーカスしたものにできるのかなとは感じます。
・子どもへの貢献:循環させていくイメージを絵にできているとよい
・「HSPって知ってますか?」から入っていくと良いかも
・VR&動物って視点はユニークだなと感じました・疑問・ユーザーは現状対策に何か不満を感じていましたか?
・基本VRがメインなのでしょうか?任意オプションなら解決策の画像を差し替えたほうがいい気がしました。VRサービスと認識してしまいました。



Meika

【ソリューションタイトル】
旅するMeika

【誰の?どんな課題?】
銘菓を食べたい人
・旅行先でよく銘菓を買っていたが、コロナ禍で気軽に出かけられない
・外出も減りお菓子の時間が日常の癒しだが新しい銘菓を発掘できない

銘菓メーカー
・コロナ禍で銘菓の売上が激減している
・販売チャネルを増やしたいがマーケティングのスキル不足やコストをかけることが難しい

【解決策は?】
・銘菓サブスクで、地方ごとに特色のある銘菓パックを提供する
・それにより銘菓を発掘し食べたい人と、銘菓を食べてほしい銘菓メーカーをつなぐ

【ソリューションコンセプト概要図】

【ビジネスモデル概要】

【フィードバックコメント一部抜粋】
・ユーザーの声と同様に、メーカーの声の分類もあると説得力が増すのでは。
・銘菓を作っている会社は、調達・生産・マーケティング・販売・サポートを実施している製造業者だが、 銘菓会社へのインタビューをとおして調達・生産に関する不はあったか?
・「旅するMeika」が、なぜその名前なのか、どんなペルソナに届けたいのかが明確になるとサービスの解像度が増す。
・ユーザーはコロナ前は知らない銘菓を発掘できていたのか? 
・顧客に基づいたお菓子データとあるが、Meikaサブスクが本人の嗜好に合わせて何か提案をしてくれるのか?
・お土産文化を盛り上げたいと感じたきっかけとかはあるか?原体験とセットで訴えられるとより訴求力が増すと感じる。



移住促進

【ソリューションタイトル】
移住促進データナビ

【誰の?どんな課題?】
①地方自治体の
・定量的なデータを提示できない
・移住希望者の属性情報が掴めていない(集計/分析)

②移住系情報プラットフォーマーの
・データ不足(RESASでは足りない)

③地方移住相談窓口などの
・詳細なシミュレーションが提示できない

【解決策は?】
①②③:
シミュレーション結果やニーズを簡単に見られる

①②:
移住希望者の属性情報が掴めることによる販促

【ソリューションコンセプト概要図】

【ビジネスモデル概要】

【フィードバックコメント一部抜粋】
・なぜこのデータナビになったのか?の背景を伝えるとより良いかも。
・地方自治体とサービス事業者は具体的に何に困っていて、それが解決するのであれば金銭的にいくらくらい支払うことができるのか、実際のインタビューヒヤリングとして説明があると良いと思う。
・TAM/SAM/SOM→各ステークホルダーのうち、どこを狙っていくのかが分かると良い。
・データの活用やコンサルにより、さらなる利用料をとれるかもしれない。



金融リテラシー

【ソリューションタイトル】
一緒に建てる金融計画「金画示(きんかくじ)」

【誰の?】
若者(主に20代前半~半ば)

【どんな課題?】
お金について考えるきっかけがあり、お金の勉強や具体的な行動を起こすが、モチベーションの維持が難しく、金融リテラシーの向上が図れていないという課題。

【解決策は?】
◆ソリューション
自分の目標やライフプランや考え方にマッチした
金融リテラシーの向上を図ることの出来るサービス。
◆中核的な価値
・各個人にマッチしたものを提供できること
・各個人が必要とする金融知識を提供できること
→モチベーションの維持が難しい原因にコミットした解決策

【ソリューションコンセプト概要図】

【ビジネスモデル概要】

【フィードバックコメント一部抜粋】
・差別化のところ、「ユーザーコミットが低い」サービスが多く生まれているのにはどんな理由があるんでしょう?コミットが低いからこそ、ハードル低く始められている?だとしたら、ユーザーコミットが高い金画寺と、見込みペルソナは合致するのでしょうか?が気になりました。
・金画寺の簡易収支計画について、金融教育サービスの立案をしているこのチームが収支計画を出していないと、それだけで「あれれ…」となってしまいます!あと2週間あるので、ざっとでもぜひ収支計画を!!
・現在ユーザーは自分に合っている金融リテラシーコンテンツを選べない。他のコンテンツと異なり、ユーザーが「金画示」選ぶ理由ってなんでしょうか? 
・シュミレーション用のデータってどうやって事前に入手するのでしょうか?統計処理などで予測モデルを組むのでしょうか?
・強化ポイント:ユーザーコミット高の説得力が少し弱い気がしました。  競合の既存サービスだとなぜ続けることができないのか、金閣寺だとなぜ続けられるのかをもう少し伝えられると良いなと思います。



カーボンニュートラル

【ソリューションタイトル】
「楽しさ」と「共感」で未来へ繋げるCN社会創り 
※CN:carbon neutral

【誰の?どんな課題?】
①住民の
脱炭素を自分事ととらえていない、何をしてよいかわからず活動が行われない

②自治体職員の
住民に対して効果的に啓蒙するにはどうすればよいか、モチベーションをくすぐれるか

【解決策は?】
・住民に対してお題を出し、チーム戦により楽しく活動を創出
・活動にインセンティブも付与
・削減効果を可視化

【ソリューションコンセプト概要図】

【ビジネスモデル概要】

【フィードバックコメント一部抜粋】
・今後のスケジュールを具体的に計画している部分は活動していきたい想いを感じました。画面イメージを具体的に検討しているの部分も同様です
・現在、自治体の人はCN0の活動を進めるために何をしているのでしょうか?
・例えばどんなお題がでるのでしょうか?小学生がこたえられるのか?疑問に感じました
・トラクションの部分が具体的な自治体の人の声なのは説得力が高くてよいなと思いました。ただ「面白い」で止まっているのが少しもったいないと思いました。強く興味関心を持たれている自治体とかいらっしゃいましたらそちらの声を強調して伝えられるといいなと思いました。



姿勢評価

【ソリューションタイトル】
健康のための姿勢評価アプリ(仮)

【誰の?】
デスクワークの会社員
・年齢:20代~40代
・性別:男女
・説明:姿勢をぼんやり良くしたいと思っているが、姿勢が悪くても困らないから行動に移せておらず。気付くと悪い姿勢で仕事をしてしまっている。

【どんな課題?】
①正しい姿勢はしんどい。
②正しい姿勢を意識する機会が少ない。

【解決策は?】
Webカメラを用いた姿勢を観察評価できるアプリ
①正しい姿勢をするやりがい/楽しさを提供する。
②正しい姿勢を意識させる機会を増やす。

【ソリューションコンセプト概要図】

【ビジネスモデル概要】

【フィードバックコメント一部抜粋】
・骨格検出のスライドは具体的に検討している部分が伝わってよいなと感じました
・自主的に正していくという視点はユニークだなと感じました。(ただ実現難易度も高いなと感じました)
・健康器具はコストがかかる。と思っているユーザーに、接骨院とか健康器具のクーポンがモチベーションになるのか疑問に感じました?
・正面だけのカメラでよい姿勢ってわかるものなのでしょうか?
・骨格診断の部分はAIのオリジナルモデルを開発するのでしょうか?その場合、データなどはどのように入手するのか?
・姿勢データはどこに貯めるのでしょうか?自社クラウドでしょうか?基本ユーザーごとに毎日一日分の動画データが送られてくるが無期限保存をしてコストは大丈夫でしょうか?

Day7にむけて

7月末から始まったプログラムもついに次回が最終報告会です。

残りの期間をどのように過ごすか。まだまだ沢山やれることはあります。
社会に対して新たな価値を生み出していく、という想いをもって最後まで後悔がないよう駆け抜けてください!

10/21(金)のDay7では、これまでに検討を重ねて頂いた事業アイデアをもとに想いを聴き手の皆様に対して伝えていただきます。

最終報告会にどのような展開が待っているのでしょうか…
続きは、Day7レポートをお楽しみに!!

受講生、企画運営メンバーのみなさんで、最後に集合写真!!
いよいよ泣いても笑ってもあと1回。
次回、最終報告会です!!

(10/28追記)Day7 最終報告会レポートはこちらからお読みいただけます!


参考:各日程レポート

各日程のレポートはこちらに。


7/29(金)Day0
公立はこだて未来大学 理事長・学長、SSDC理事の片桐恭弘先生による特別講演「社会課題から発想する」のあと、23名の受講生から9名が計16テーマを起案プレゼンテーション
後日、6チームが成立し、始動しました。


8/5(金) Day1
自己/他者を知りチームをつくる」「課題を深掘する」を目的に、俳優・声優・プロコーチ桐本拓哉さんによる相互理解のための特別講義を行ったあと、課題設定のためのワークを行いました。


8/20(土)Day2
各チームで課題の深堀、課題解決策アイデア発想のあと、ソリューションコンセプトの全体共有を行いました。その後、Day1に引き続き俳優・声優・プロコーチ 桐本拓哉さんより特別講義「チームのビジョンをつくるために」を実施いただきました。


9/2(金)Day3
テクマトリックス株式会社 代表取締役社長 由利孝さんより「新しいことを始める時に」というテーマで特別講演頂いたのち、チーム間で初期MVPのシェア&相互フィードバックを行い、アイデアを磨き合いました。


9/16(金)Day4
事業アイデアの中核となる「誰の」「どんな課題を」「どのように解決するか」「なぜあなたが」を各チーム発表。理事・アドバイザー・会員・自治体など聞き手の方から多角的なフィードバックを得ました。


9/30(金)Day5
持続可能なビジネスとしてどのように成り立つのか?
「ビジネスモデル」を各チームが発表。各チームのファシリテーターから多角的なフィードバックを得ました。



↓その他、SSDCの活動記事はこちらからご覧ください


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